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●温泉禪寺と温泉神社
井ノリピーのニュースがまだ盛んだ。清純派であったというので、ギャップが大きく、なおさら騒ぐのだろう。有名人は社会に及ぼす影響が大で、社会の模範になるような行動をすべきというわけだ。



ワイド・ショーと言うのが正しいのかどうか知らないが、よく見る朝のTV番組で、ホスト役の中年男性が、ノリピーの事件にコメントして、「芸能人がみな一緒だと思われればたまったもんじゃない」と吐き捨てるように言っていた。そう言えば、その後和田アキ子も断固制裁を受けるべきといった発言をしていたが、芸能界というところが、いかに正義者ぶった冷酷な人間が多いかがよくわかる。そして、不祥事で自滅して行く者がいることに内心喜んでいる。そう思っていると、先日は美川憲一が自分も昔は大麻で逮捕された経験があるので、ノリピーがやって来るのであれば助言を惜しまないと発言していた。それはなかなか勇気ある態度で、美川のファンでも何でもないが、かなり見直した。ノリピーが芸能界をやめて何が出来るのかという美川の一種の心配は、ごくまともな意見だ。実際これからの彼女を想像すると、そのように思っている人は多いだろうが、そのかたわらで、また簡単に芸能界に復帰して一般庶民には夢物語のような大金を稼いでもらっては面白くないというやっかみも同じほど存在するだろう。それはそれとして、芸能界が特種な世界であることは誰でも知っているし、そんな世界の御意見番みたいな顔をした和田アキ子が、いかにあたりまえで正義から出た言葉とはいえ、身から出た錆で弱り目になっているノリピーを叩くという、その心の狭さが、何だかとても寒々しい。正論ではあるかもしれないが、格好悪い発言だ。確かに法律で禁止されている覚醒剤を何年も前から使用していたというのはショッキングな話だが、芸能界では一般人以上にそういうこともあるだろうと思っているのが一般人ではないだろうか。見つかったことが運が悪かっただけと言いたいのではない。やったことは全く悪いが、法治国家であり、それはそれで償いは充分出来るし、一般人ならばそうだ。それを人気者であるからという理由だけで徹底的に蔑み、ざまあみろという見方や追い討ちをかけるのは、過剰反応というものだ。麻薬は使う者よりも、それを売る人間をもっと厳罰にすべきと思うが、今の法律はそうなっているのだろうか。
 覚醒剤は、昔は国が作って兵隊や労働者に飲ませていたという。戦後はヒロポンとか言って薬局でも一時売っていて、確かミヤコ蝶々もそれを飲んで舞台に立ったことがあったとTVで発言していた。国家が許可したものならば何でもよくて、そうでないものは駄目というのは法治国家なら当然のことだが、それ以前に人間的かどうかということがあるだろう。法治国家はしばしばそんな人間性を全く無視したことをやる。覚醒剤を率先して使っていたかつての国家は放置国家と呼ぶべきだろう。ヒロポンがどういう理由で発売禁止になったか知らないが、人体に悪影響を及ぼすということがわかったのか。だが、しばしば人体に悪影響を及ぼすものが国家は発売を許可する。今までにあった薬害や公害、最近ではアスベストの問題がある。一部では最初から危ないとわかっているのに、つい便利だからと短期的な効果効用を過大評価し、害の懸念は無視される。経済的効率とは聞こえがいいが、単に考えが貧しいだけの放置国家だ。話は変わるが年金問題もそうだ。筆者は5年分ほどがごっそりと抜けた通知が2度来たが、それ以上は調べられないらしい。つまり5年分の支払いがネコババされた。こんなデタラメ、言い替えれば泥棒が公然と許されるのであれば、何かことを起こして人々を罪に問うことが国家に許されるか。ノリピーに話を戻すと、筆者は歌も全く知らず、演技も見たことがない。だが、中国で人気があるということはよく知っていて、清楚な感じがしてそれなりに好感は持っていた。清楚な女性が、あるいはそう見えるだけの女性が精神が弱いために、駄目男に溺れ、つられて覚醒剤にもはまってしまうのは悲しい話だが、そういうことはいつの世の中でもあるだろうし、また弱い夫と一緒になって溺れるという姿は、女性のひとつの本質を見て、筆者はさほど嫌いではない。見つかればどうしよう、あるいはもうやめなければ駄目だといった思いにかられながらも、なおはまって行くところに薬物の恐ろしさがあるが、全くの隙のない、あるいは隙を軽蔑した四角四面の、男のすることより法律を大事にするという女よりかは、はるかにノリピーのような弱い女に男はかわいさを感じて惚れるものだ。とはいえ、ノリピーの旦那はあまりにもだらしない。ノリピーがどういう社会復帰、芸能界復帰になるのか知らないが、瀬戸内寂聴の本を拘置所で読んでいるというから、尼さんにでもなれば、美人ということでまた新たなファンが出来て、同じような女性を救う方に回ることが出来るのではないだろうか。ただし、本人にそういう覚悟があるかどうかだが。

●温泉禪寺と温泉神社_d0053294_22134721.jpg  2008年10月25日●第 86 話

●温泉禪寺と温泉神社_d0053294_91522100.jpgバイサオーは黄檗宗の禅僧でした。250年前のバイサオーの時代には、黄檗の偉いお坊さんは山をいくつも越えて温泉地によく行ったものでした。電車も自動車もない時代なのに、温泉の効用がよほど信じられていたのです。

●温泉禪寺と温泉神社_d0053294_22015881.jpg ●バイサオーちなみっ記 9

●温泉禪寺と温泉神社_d0053294_9164731.jpg去年の3月下旬のことですが、マニマンはマミー・ママンの喜寿の祝いで親戚一同と一緒に1泊の温泉旅行に行きました。到着したのがまだ明るいうちであったので、マニマンはひとりホテルから出て山の下にある古い温泉街を散歩しました。桜ももうちらほら咲いていました。古い禅寺や神社など見て回って、また来た道を戻りました……と書いたのは、「マニマンの思い出しっ記 5」の冒頭でした。今日はその禅寺と神社のことを書いておきます。禅寺は「温泉禪寺」とあったことにマニマンはびっくりしました。そして、その本堂右手の石段をどんどん登って行くと、今度は「温泉神社」があってまたびっくりしました。バイサオーはその温泉地を訪れませんでしたが、マニマンはバイサオーの代わりに、バイサオーになった気分で神と仏が仲よく温泉に浸かっている自分の光る姿を想像しました。
by uuuzen | 2009-09-08 09:19 | ○お に お に っ 記 4
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