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2008年10月24日●第 85 話
(1)マニマンとママーニは美術館から10分ほど歩いてバス停に着きました。時刻表を見ると、運のいいことに5分後にやって来ます。マニマンもママーニもそのバス停からバスに乗るのは初めてです。ベンチの背後にはレトロなビルが2、3並んでいました。(2)やって来たバスはほぼ満員でしたが、どんどん人が乗っては下り、やがて席が空きました。見慣れない風景をバスの中から眺めるのは楽しいものです。日はすぐに暮れ、やがて終点に着きました。下りたのはマニマンとママーニだけです。すっかり夜で、美術館に向かう人はいません。マニマンとママーニは小走りで美術館に着き、エレベーターに飛び込みました。(3)その天井には偏平無数白抜きゴッタ、つまり2次元の満月、もっと簡単にいえば水玉子ッタが行儀よく溜まごっていました。マニマンは写真を撮ろうしましたが、すぐに目的の階に着きました。小1時間ほどで展示を見た後、エレベーターに戻り、カバン代わりの透明ビニール袋からデジカメを取り出して水玉子ッタが左右対称になるように写しました。美術館の外に出ると、団地ビルの灯かりが見えました。
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