2008年10月22日●第　８３　話

（１）偏平３団子ッタを撮影している間にママーニはどんどん先に歩いて行きました。マニマンのやっている駄骨事にいちいちつき合うのは大変だからです。マニマンが面白いと思うものを、さほどママーニはそう思いません。でもそうだからいいのです。みんな思いが違うので、いろんなものが同居出来ます。（２）偏平３団子ッタを撮影した後、歩き出したマニマンは、２０歩ほどで右手に大きな空き地に着き、その奥を見ると、１キロほど先のビルの屋上に宝珠型の彫刻のようなものがあることに気づきました。首を前方に向け直すと、ママーニは５０メートルほど先で不動明王です。マニマンはカメラをスムーズにズームにし、宝珠を中心にビルを撮影しました。（３）すぐに歩き始め、２月中旬にビルの屋上に見たジャンボ・ヨドゴッタではないかなと思い、場所が少し違うことを合点しました。それに、宝珠は頭がビリケン型で、ゴッタのようにまん丸ではないです。でも、宝珠は燃えているので頭が尖がっているのであって、本当はゴッタなのです。マニマンは話をゴッタ混ぜにしながら、ママーニの目の前にたどり着きました。