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2008年10月20日●第 81 話
マニマンは2年前の今頃、体調がよくなく、夢の中でバイサオーに会ってお茶を飲んだりしたものです。バイサオーは、マニマンがいつも骨折りばかりしているので、「駄骨」という号を授けようと語ったことも思い出します。※ ●バイサオーちなみっ記 8 バイサオーの菱がよく育つ佐賀の地で長年過ごした後、京都に来て道端で茶を売りました。それがあまりに風変わりな行為であったので、250年経った今でもマニマンの夢にまで出て来るのです。マニマンはそんなバイサオーを神農さまの生まれ変わりかと思い、頭から2本の角を生やした顔を想像したりもしますが、考えてみれば野に人手が加わるのが「農」で、バイサオーはその反対に自然の「野」のヒトでした。つまり、「農」とは不自然なことです。ところで、マニマンは電車に乗ってよく行く図書館の螺旋階段沿いの薄暗い壁際に、昔から真っ黒な彫刻があることを知っています。先日近寄ってその作品名の札を確認すると、「野神」とあって、また頭から角が生えていることに気づきました。その時マニマンの耳奥にバイサオーの「駄骨」という声が響きわたり、マニマンは「ノーノーノー」と呟きました。
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