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2008年10月13日●第 74 話
夏から秋への季節の移り変わりは、日暮れの訪れが早まることからわかります。それよりもっとはっきりとわかるのは、花や果実です。特に稲はぐんぐん伸びて穂をつけ、色は緑から金茶色に変化します。先日まであった田は1日ですっかり刈り取られ、今はもう別の作物が植えられようとしています。家もそうです。毎日どこかで古い家が壊され、新しい家が建ちます。ニンゲンもそうです。生まれる者あれば死ぬ者あり。そう書いてすぐにマニマンは、小さな子ども相手にする遊びの「いないいないバー」を思い出しました。いると思っているとすぐにいなくなり、いないと思っていると現われます。そう思えば死ぬことは全く自然なことで、生まれることと同じなのです。つまり、死んだ人は今も生きていて、今いる人はすでに死んでいます。今これを書くマニマンは生きていますが、マニマンが生きていようが死んでいようが、これを読む人はマニマンが生きていることを感じるのです。そう思うマニマンは、自在に昔に飛び、昔の人の考えたことを吟味することが出来ます。そしてマニマンはまたバイサオーと話をしたく思うのでした。
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