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2008年10月11日●第 72 話
マニマンは今日は猛烈に活動しました。電車に2時間乗って何年ぶりかで遠くの図書館に行き、さらに電車に乗ってもうひとつの図書館にも行き、そしてまた電車に乗って最後に美術館に行き、そこでは閉館時間まで30分だけ見ることが出来ました。マニマンは大満足ですが、時間内に全部の用事をこなすために、おそらく目が血走っていたことでしょう。それを見てただならない気配を感じて、図書館の司書たちは協力的だったのかもしれません。マニマンは気持ちよく対応してくれたふたつの図書館の人々に内心感謝しました。美術館を出た時、ちょうど日が西に傾いて、樹木の中に入りかけていましたが、空はとても大きく、まだ明るかったので、マニマンはゆうゆうゆう大な気分になれました。目の前を見ると、6月下旬に『おにおにっ記』に書いたテンノジゴッタが左右に2個、目にとまりました。そして空を見上げると、沈み行く太陽を取り囲む鱗雲がいっぱいで、ほれぼれするような美しさでした。テンノジゴッタは、太陽よりもその鱗雲が形づくる大きな空魚の目玉が落ちて来たものに思えました。
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