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2008年10月02日●第 63 話
ちょうど1か月前、マニマンはTVで知りました。バイサオーが250年ほど前に訪れた場所で小さなお祭りがあったのです。マニマンはそこには2年前の春にコマニと一緒に行きましたが、そんなにたくさんの人が訪れて車を停める場所があったのか心配になりました。おそらく麓の村から30分ほどの距離を全員徒歩徒歩と歩いたのでしょう。※ ●バイサオーちなみっ記 2 マニマンとコマニは車を降りました。行き止まりのため、それ以上車は進めないのです。目の前の霞む山を見わたしながら、歩道がなく、獣でない限り、山に分け入ることが出来ないことを知りました。マニマンは思いました。昔々バイサオーはマニマンらが登って来た同じ山道を歩き、同じ場所で同じことを考えたはずです。すると、マニマンは自分がバイサオーになった気がするのでした。川の源の湧き水といった感じの、水量の少ない小川沿いに、小さな古い鳥居があります。早速その前まで行って、鳥居にはめ込まれた額の文字を見ました。「大瀧大明神」と書いてあります。バイサオーがこの地にやって来たのは、この有名な滝を見ることがひとつの目的だったのです。
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