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2008年09月29日●第 60 話
マニマンの近所では毎年秋になると、うす青と濃い青色の2個の丸がつなぎ眼のように連なった、そして耳飾りのよう見える形をした実が出来て、地面にたくさん落下します。まだ通る人に踏みつけにされていない実は、濃い青色でまるでブルー・ベリーです。それで、マニマンは食べられるのではないかと考えました。葉の形からしてどうやら槙のようです。マニマンは今年こそ正体を突き止めようと考え、早速分厚い植物図鑑で調べました。すると、30秒で名前がわかりました。やはり槙の仲間で、イヌマキと呼ぶのです。それに、濃い青の実は子どもがおやつによく食べたそうです。次にマニマンはネットで調べて、その実でジャムが出来るかどうかを調べました。甘くも酸っぱくもないので、ジャムには適さないようですし、成功した人はいないようでしたが、マニマンは実験することに決め、早速その木の下に行ってたくさん拾いました。食べられるのは濃い青の部分だけです。イヌマキは鳥に2個つながりをいっぺんに食べさせ、食べられないうす青部分を吐き出させて、新天地で発芽するのです。
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