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2008年09月27日●第 58 話
マニマンはオニビシを育てて失敗した一斗缶をそのまま裏庭に放置しています。つぶして処分するのはもったいないので、いつか不要な書類を燃やすことに使うつもりです。そうした紙類は知らず知らずのうちにたまるものですが、古紙回収に出すと誰かに見られる恐れがありますし、シュレッダーはありません。ですが、狭い庭で燃やすと、煙が近所迷惑ですから、マニマンはなかなか実行する気分になれないのです。とはいえ、マニマンの裏庭の向こうの畑では毎日焚き火をし、風向きによってその煙がマニマンの家の洗濯物に付着して、ママーニを不機嫌にさせます。ですから、マニマンも少しぐらいは一斗缶で何かを燃やして仕返しをしてもいいと考えますが、狭い庭ですから自分で煙にむせぶでしょう。ところで、ムーギョ・モンガ近くのとある材木屋では、丸い一斗缶をふたつ並べて何かを燃やします。その場面にはめったに出会えませんが、先日マニマンは通りがかりに勢いよく上がる炎を目撃しました。周りには誰もいませんでしたが、煙が出ても誰も困らない場所で、何かに燃え移る心配もないのでした。
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