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2008年09月23日●第 54 話
知らない道を歩いて次々と目の前に現われる景色は、不安と興味が混ざって、とても新鮮に見えます。でも、マニマンの毎日の散歩コースにはもうそういう道はありません。マニマンはたまには♪知らない街を歩いてみたい♪どこか遠くへ行きたい……と思うのですが、そういう機会は思い切りが肝心です。待っていても向こうからやって来ることはありません。※ ●マニマンの思い出すっ記 9 去年の梅花咲く頃のこと、人と会う用事があって、マニマンはよく知る街のまだ見知らぬ方角に向かって歩きました。用を済ました帰り道は、違う道を行くことにしました。方向音痴のマニマンですが、その時は方角がよくわかっていて、迷う心配はなかったのです。15分ほど歩くと、駅に続く商店街が見えました。その入口まで来た時、そこが三叉路であることに気づきました。分岐点に建つ家の2階には大きな丸い時計がかかっていて、正午5分前を指していました。立て看板があったので立ち止まって読むと、侍時代の昔、復讐ドラマが繰り広げられた場所とのことです。三叉路の右手は見知らぬ道でしたが、マニマンは左手の商店街に入ることに決めて駅に向かいました。
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