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2008年04月17日●第 181 話
マニマンの裏庭には南向きですが、大きな木があるので、地面に咲く小さな花には光があまり射しません。そのためにも雑草はまめに抜き、風の通りがいいように伸び過ぎた枝もよくはらう必要があります。※ ●マニマンの思い出せっ記 10 マニマンの裏庭は台所とガラス戸で隔てられています。ママーニが勤めているため、マニマンは毎日昼食をひとりで台所でとります。そうした時、ごくたまに光の具合でガラス戸に庭の植木の影が出来ます。それを見るのがマニマンは大好きです。でも2階で寝ている時にも似たことがあります。朝日が100メートルほど先の家の屋根にあるソーラー・システムに反射してマニマンを眩しくさせることがよくあるのです。そんな時、マニマンはいやいやながらむっくりと起きます。窓ガラスとレースのカーテンを透かして、陽射しがギラリと光る様子にマニマンは閉口して、それで庭に大きくなる木を植えたのでしたが、枝の隙間を縫って日は射します。でもそれはどんなに苦しい時でも光があることを示しているようで、マニマンは本当は台所のガラス戸に映る植木の影と同じように好きなのです。
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