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●冬残りの山
会があって、全く予期していなかったのに5か月ぶりに東京へ行くことになった。つい一昨日決まったばかりだ。



その時までに気になっていることを全部やってしまえればいいのだが、それは無理であろう。気になっていることのひとつは、4、5日前からひどい鼻炎になったことだ。花粉症とやらで、今年は中国からの黄砂もあって、4人にひとりが花粉症にかかるとTVが言っていた。その4人にひとりとなったようだ。クジ運はとても悪いのに、こういうことには縁がある。鼻炎は毎年かかるんどえはなく、これまでの春では2度ほどしか記憶がない。一度かかると2、3年は免疫が出来ると勝手に思っていたがそうでもないらしく、今年は初めて目も花粉症にかかり、真っ赤な目をして始終こすり続けている。1日でティッシュの1箱を遣うほど鼻水がたらーりだが、クシャミもひどく、出始めると面白いことに7、8回は連続して大きなのが出る。この鼻炎かつ花粉症は、先日来の風邪が治ったと思った途端に始った。思い至ることがある。スーパー温泉に行った時、サウナで火照った体を冷やすため、露天の水風呂に長く浸かってブルルと悪寒がしたのだ。その夜は小雨がずっと降っていて、露天もかなり寒かった。つまり、せっかく治った風邪がぶり戻し、今度は咳ではなく、鼻炎花粉症になってしまった。自分でよく原因がわかっているが病院には行かない。それで家内が使ってあまっている風邪薬を2日ほど飲んだが、多少ましになったかなという程度で、今度は鼻詰りになって、それを無理にチーンとやると、耳奥がバリバリと響いて鼓膜辺りに痛みが走った。これではかえってひどくなった。鏡を覗き込んでびっくりしたのは、目の周りをよく擦り続けるので、皮膚がまるで象のように皺くちゃで色もうす黒くなっている。それに、顔全体がガサガサになっていて、擦ると粉を吹きそうだ。乾燥しているのではなく、体調がすっかり減退しているからだろう。こんなに老いてはいなかったぞと鏡を見ながら思うのだが、いや、待てよ、自分の年齢からしてたかが花粉症や鼻炎ごときでこんな体調になるのは、やはり老いている証拠であり、正味そのまま、これが正しい姿なのだと納得もしてみる。だが、東京行きまでにはもう少しどうにか元の調子に戻りたいと思う。これが気になっていることの最たると言えば、何だか話も人間も小さいが、何事も体調が一番だ。体調がよいと気分がよく、そうなるとたいていのことは苦なくしてはかどる。
 さて、3月29日の日曜日の夕方5時から、東京お茶の水のレコード店ディスク・ユニオンで対談することになった。対談相手はカーネーションというバンドの直枝政広氏で、筆者はその音楽を聴いたことがないので、対談日までににわかに知識を吸収することになるが、話の内容はザッパ没後のアルバムを10点選んで1時間という条件だ。人前で話す機会がほぼ皆無の筆者であるうえ、相手が音楽のプロということで、話がうまくかみ合うのかどうか心配だが、話の成り行きで決まった。このトーク・イヴェントはザッパの息子DWEEZILが4月上旬に1年数か月ぶりにZappa Plays Zappaの2度目の来日公演をすることに関しての一種の前祝いで、実はそうした前祝いの催しは、前回の来日の際に計画されていながら実現しなかった。それが今回は場所や内容など数か月前から関係者が可能性を探って漕ぎ着けた。ザッパに関する分厚い本を2冊書いた筆者は何となくザッパ評論の代表者に見られているが、依頼された仕事を可能な限り張り切ってこなしただけのことで、自分では全くそのような意識はない。筆者より詳しいザッパ・ファンはきっと何人もいるに違いない。筆者は単に素人の一愛好家に過ぎず、またいつもその姿勢でいたいと思っているが、筆者の意見によってザッパのCDの売れ行きが左右されるという責任感を、ある程度は自覚しておく必要も感じている。そして、それが時に妙なちょうちん持ちにならないとも限らず、その板挟みで自分の思いを常に率直に披露出来るかどうかは二河白道的な、つまり綱わたり的な立場に常にあるとも言える。何をおおげさと言われるかもしれないが、自分はこう思うという主張を人前にさらすことが、自分だけに関係することならいいが、そんなことはなかなかあり得ず、特に商業行為に関係した対象に触れる時、そしてそれが単に金儲け優先とは思えない場合は、作者の思いの核となる部分に多少でも触れることを発言したいと思う。それは筆者もまた物づくりを職業としている人間であって、やはり人からはきめこまかく作品を見てほしいという思いがあるからだが、それ以前に文字を連ねて人前にさらす行為は、広い意味で作品化行為であって、それはいわば神聖な行為と考えるからだ。ブログの匿名の書き込みによく見られるように、暴言を平気で書く、あるいはブログでなくてもいいが、とにかく言葉遣いの礼儀ということをほとんど考えない悲しい人がいるのは、ネット社会が人間社会そのままを反映してあたりまえだが、玉も石もすぐ隣り合わせで混ぜこぜになっているネット世界で、ジャリ石に染まらず少しでも玉でありたいと思う時、それは結局こうして連ねる文字以外に表現手段はなく、自省自戒を忘れないということを座右の銘にしておかねばとは思う。29日夜は東京で1泊することになるが、ザッパ・ファンは当夜のトーク・イヴェントにお出かけください。下記は対談イベントの正式の告知テキストの内容です。
奇才、故フランク・ザッパの息子、ドゥイージル・ザッパが父の曲を演奏するプロジェクト、ZAPPA PLAYS ZAPPA。昨年行われた日本公演の大絶賛を受け、2009年4月の再来日公演がついに決定! その期待感をさらにあおるべく、日本を代表するザッパ・フリーク二人(初顔合わせ!)によるトークショーを開催。フランク・ザッパ没後にリリースされた発掘音源アルバムの中から、何を聴くべきかをとことんディープに語り合います。当日は数量限定で、ザッパ・フリークをうならせるオリジナル特典を配布予定!

ZAPPA PLAYS ZAPPA
再来日公演記念トークショー

大山甲日(『大ザッパ論』)vs直枝政広(カーネーション)
ザッパ最新ディスクガイドジョッキー
日時:3.29(日)17:00~
参加費無料
場所:ディスクユニオンお茶の水駅前店(JRお茶の水駅・聖橋口前)
〒101-0062 千代田区神田駿河台4-3新お茶の水ビル2F(サンクレール2F)
info:03-3295-1461

◎プロフィール
大山甲日(おおやま・こうじつ)
1951年生まれ。京都在住の染織家にして、世界で最も濃密なフランク・ザッパ研究書『大ザッパ論』1&2(工作舎)の著者。日本盤ザッパ紙ジャケット・コレクションの全解説も手掛ける。現在、江戸時代の奇想画家・伊藤若冲の研究書を執筆中。

直枝政広(なおえ・まさひろ)
1959年生まれ。昨年結成25周年を迎えたカーネーションのvocal&guitar。レコードジャンキーとしての博覧強記ぶりは著書『宇宙の柳、たましいの下着』(boid)でも発揮。4月15日にはカーネーションのマキシ・シングル『ジェイソン』(Cosmic Sea Records)をリリース。


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ZAPPA PLAYS ZAPPA feat. Dweezil Zappa / Ray White

大阪公演
4.6 (月) Namba HATCH
OPEN 18:30  START 19:30
7,500YEN (adv.drink fee charged@door)
(全席指定)


●冬残りの山_d0053294_13353345.jpg  2008年03月04日●第 137 話

●冬残りの山_d0053294_0292543.jpgその昔、コマニはひなまつりが誕生予定日でした。そのため、てっきり女の子だと思っていました。ところが、1日遅れで誕生し、しかも男の子でした。そのコマニがひとり住まいをしてもう1年になります。めったに帰って来ません。元気な証拠です。そんなことを思いながら、今日マニマンはコマニが住む県に行きました。とある会館に用事があったのですが、コマニの寮まではそこから小1時間はかかるので、コマニには連絡しませんでした。人に会う前、会館の階上の展望台に上りました。3年前にマニマンはコマニの運転で、ママーニも連れてその展望台から眺めたことを思い出しました。目の前には大きな湖のパノラマの光景が広がっています。もうすっかり春の気配です。右手遠くにコマニの会社がその麓にある山が見えました。視線を左に移すと、もっと遠くに雪を被った山が見えました。山のてっぺんにはまだ冬が残っています。その山に一度コマニの運転で行きたいと思ったことがあります。今もそうですが、実現するでしょうか。マニマンはスケッチブックを取り出し、その山を写生しました。
by uuuzen | 2009-03-06 00:29 | ○お に お に っ 記 3
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