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2007年11月22日●第 34 話
今年の紅葉はかなり美しいという予想でしたが、マニマンはそう思えません。4年前だったでしょうか、マニマンは生まれて初めて紅葉がこんなにきれいなものかと知った秋が来ました。その時の記憶とどうしても比べてしまいます。マニマンの地元は有名な紅葉の名所がありますが、マニマンはそこをほとんど散歩せず、むしろ紅葉はほかの場所に行って確認します。そんな紅葉の名所ではないですが、先日調べ物があったマニマンはバスを乗り継いで遠くの図書館に行きました。バス停から徒歩徒歩と10分ほど歩く必要があり、その真っ直ぐな道の並木はそこそこ紅葉していました。たいして美しくないのですが、遠くまではっきりと見通せる様子がムンクの絵のようにさびしくて、途中で立ち止まって写真を撮りました。地面にはたくさんの落ち葉があって、何枚か拾って帰ろうかと思いましたが、どれも黄土色や茶色をしていて、鮮やかな赤や黄にならずにそのまま散ってしまったものです。まとまって落ちているところを踏むとガサリと音がしました。
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