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●アルバム『BUFFALO』発売
如ザッパの新譜が発売された。エイプリル・フールの日なので、冗談かとも思うが、あえてそう思わせる面白い手口ということだ。今朝の大西さんのメールによると、80年10月25日のライヴで2枚組、タイトルは『バッファロー(Buffalo)』で、これはニューヨーク州西端の都市で、このアルバムの収録地だ。




曲目と演奏メンバーは次のとおり。
DISC 1:
01. Chunga’s Revenge 8:34
02. You Are What You Is 4:12
03. Mudd Club 3:02
04. The Meek Shall Inherit Nothing 3:21
05. Cosmik Debris 3:50
06. Keep It Greasy 2:58
07. Tinsel Town Rebellion 4:19
08. Buffalo Drowning Witch 2:44
09. Honey, Don’t You Want A Man Like Me? 4:36
10. Pick Me, I’m Clean 10:15
11. Dead Girls Of London 3:02
12. Shall We Take Ourselves Seriously? 1:36
13. City Of Tiny Lites 9:58
DISC 2:
01. Easy Meat 9:26
02. Ain’t Got No Heart 2:00
03. The Torture Never Stops 23:36
04. Broken Hearts Are For Assholes 3:39
05. I’m So Cute 1:38
06. Andy 8:14
07. Joe’s Garage 2:12
08. Dancing Fool 3:36
09. The “Real World” Thematic Extrapolations 8:53
10. Stick It Out 5:36
11. I Don’t Wanna Get Drafted 2:48
12. Bobby Brown 2:42
13. Ms Pinky 3:48

FZ: Lead Guitar & Vocals
Steve Vai: Stunt Guitar & Background Vocals
Ray White: Vocals & Rhythm Guitar
Ike Willis: Vocals & Rhythm Guitar
Tommy Mars: Keyboards & Vocals
Bob Harris: Keyboards, Trumpet & High Vocals
Arthur Barrow:* Bass & Vocals
Vinnie Colaiuta: Drums, Vocals

Music, Performance, Band & Recordings by Frank Zappa
Audience by Buffalo, New York

●アルバム『BUFFALO』発売_d0053294_9375258.jpgOfficial Release #80
Released: April Fool's Day 2007
Label: Vaulternative Records
Catalog Number: VR 2007-1
Produced by Frank Zappa


海賊盤も含め、80年のライヴはすでにさまざまに紹介されているし、演奏曲も2曲を除いてよく知っているものばかりで、ほとんどその曲のために買うことになりそうだ。28ドルだが、日本に送ってもらうことになれば倍近い価格になり、7000円ほどになるだろうか。

●2001年10月1日(月)昼 その1
終日曇天。一昨日気がついたが、いつの間にか彼岸花が見えない。わが家の裏庭にはコオロギや鈴虫が昼間からよく泣いていて、秋盛んだ。筆者は80年代初頭には別のところに住んでいたが、やはり裏庭があって、そこにはドクダミが全面に繁茂していて、野良猫が住み着いていた。子猫がたくさん生まれて、それらが一斉に糞尿をするものだから、臭いことこのうえなしで、よく水をいっぱい入れたバケツを子猫目がけてぶちまけてやったが、それが命中したためしはない。水をぶちまける時、猫は両手両足を水平に伸ばして跳躍するのだが、その姿が美しくも面白く、それを見たいばかりにそんなことをしばしばしたのであった。猫にすれば恐怖だったろうか。いやいや筆者の鈍感な仕種を嘲笑するかのように、跳躍から着地すると、悠々とこちらを睨みながら去るのでもない様子であった。嵐山に越してから、家の玄関上部に鳩のつがいが集まって巣作りを始めたのを見て、また糞に困らせられた。追い払ってもまたやって来る。出入りするたびに糞がぽとりでは困るし、鳩が家で巣を作るのは好ましくないとかを耳にしたので、徹底して追い払うことにした。しかし水を撒くことはできない。自分が濡れてしまう。そこでニンニクの皮を剥いて輪切りにしたものを竹串に指して、それを鳩が止まるところにガム・テープで貼った。するとぴたりと鳩は寄りつかなくなった。西洋の童話で魔女避けにニンニクを使うというのがあったが、厄祓いにニンニクが効果的なのは事実とわかった。それでも不安で、ついでに種苗業者のカタログで見つけた猫の形をした鉄製の鳥避けを2個買って、1個をそのすぐ際に吊るした。つまり表札のすぐ横で、まるでわが家の看板のようにだ。この猫は白黒のぶちで、両眼には透明なガラス玉が嵌まっている。今では全く珍しくないが、83年は発売されたばかりであった。遠目にはその猫は本物と見えるが、実際それと全く同じ色と模様の近所の飼い猫はしばしばわが家の玄関前にやって来ては、すぐ横のアジサイの枝に登って、どうにかその猫に接近したがっていることがしばしばで、その様子があまりに面白くて、鉄猫を見る本物猫の写真を撮ることにも成功した。その鉄猫だけを飾るのも能がないので、ベニヤ板でザッパの「バーキング・パンプキン」レーベルのロゴのパロディとして茶色のハロウィーン・カボチャを作り、ついでに吹き出しをふたつ作って、それらを両面テープで貼りつけて、より賑やかにした。子どもじみた行為ではあるが、今もそのままにしてあり、ごくたまに見知らぬ人が玄関前までやって来てはしげしげと眺める。本当はネオン・サインをつけたいのだが、夜に何かの店と間違って人が集まって来ては困ると抗議するので、そこまではしていない。ふたつの吹き出しには「O!」と「Pachica」と書いてあるのだが、これは息子がまだ1歳にならない頃につけた愛称だ。「おっぱいほしいか?」とあやしているうちに、「オパチカ」に縮まった。これをさらに「オ!」と「パチカ」に分けたのだが、「パチカ」から「八千香(やちか)」を導きだし、息子がもし結婚して女の子が生まれたならば、一か八かそう名づけてはどうかと提案している。
 話が思わぬところに来てしまった。彼岸花が見えなくなったと同時に、いつも嵐山の駅を降りた瞬間、あたり一面にキンモクセイの香りが甘く漂っていることを書くつもりであったのだが、その香りについて書こうと思っていて、結局八千香に行き着いたのだから、深層心理が働いたのだろう。人間は自分で思っているより以上に、意識しない本能によって動かされていると思う。また夢に近いことを書くが、眠りたいのに意識が冴えている時に、よく脳裏に文章が洪水のように次々と溢れ出て来る。それは筆者が自分で書こうと思っても書けない文章で、どうやら昔読んだ専門書や新聞も含めたさまざまな文章がそのまま再現しているようで、遠い昔に一度読んだだけなのに記憶から消去されず、それがなぜ今頃になって勝手に蘇るのか不思議がっている。しかし意味ある内容が2、3行続くと、それが別の本に転移して、全体としてはとても意味は通じない、半ば出鱈目の文章なのだ。しかし自分で書いた覚えのないもので、しかも名文であり、意識の中では、ああこれらのすべての文章をそのまま瞬時に何かに書き留めておきたいなあと残念がっている。しかし、そうしている間にもとても意識が追いつかないほど大量の文章が脳裏に浮かんでは過ぎ去って行く。これは夢の中の出来事ではなく、半ば覚醒している間の思考と記憶の想起が混ざったものだろう。夢をなぜ見るのかはいろいろと説があるが、起きている時に見たり感じたりしたことを整理して、記憶すべきものとそうでないものとを選別する作業とする意見もある。しかしどうもそうは思えない。完全に忘却してしまった記憶などないのではないか。忘れたと思っているだけで、本当は脳細胞のどこかに小さく折りたたまれて宿っている気がする。それは何重もの扉の向こうにあるようでいて、実はそうでもなく、新しい記憶同様に、同じような蓄積場所に同じように収まっている。これは本棚を考えればよい。そこには古いのも新しいのも同じようにいつも取り出せるように並んではいても、よく手にする本と、もう二度と開くことのない本がある。ところがそうした本もたまたま何かのつごうで開かれることがある。先日筆者が本棚の一部が壊れかかっているので本を降ろしたところ、10年近く開かなかった本の存在を改めて確認したようなことだ。その気がないのに記憶が蘇ることはそれは同じようなことではないだろうか。

by uuuzen | 2007-04-04 09:46 | ○『大論2の本当の物語』
●『日本一のホラ吹き男』 >> << ●ミラー・シアターでの現代音楽...

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