●『HALLOWEEN 77 THE PALLADIUM、NYC』その1
取りが整わないことには物事を始めにくいが、少しはそれが出来たのでまず始めることにする。今回の2種のザッパの新譜、まずは3枚組CDをざっと簡単に説明した。



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そのカタログ番号が「110K」になっていて、その「K」の意味するところがわからないと先日書いたが、それが先ほどわかった。ようやくアマゾンから届いたダンボールを開けて中身を取り出した。取り出すまではひょっとすればUSBスティックが入っていないこともあるかと多少心配したが、もしそうであればアマゾンはどう信用してくれるかと、そんな心配もした。そういうことがないように届けばすぐに中身を確認すればいいのに、筆者は割合それをしない。昔母校から講演依頼され、その謝礼を帰り際にいただいたのに、中身を数か月ほど確認せず、そのまま金封をジャケットの内ポケットに入れたままにしていた。金に関心がないのかもしれないが、そう言えば預金通帳に記載するのは必要に迫られて年に2,3回で、残高に興味がない。それほど残高が多いのかといえば全く逆で、筆者の年齢ではホームレスに近い額しか持っていない。それでも金の心配をほとんどせずに生きているのであるから、普通の人からすれば鈍感というかアホなのだろう。金をたくさん貯めるには通帳を神棚に置き、毎日のように残高を確認すればいいと、TVで誰かが言っていたが、下品な顔をしていた。話を戻すと、「K」の意味はやはりわからないが、同じ日に届いたハロウィーン77のボックス・セットは、箱の蓋の底にカタログ番号の吹き出しがあって、そこに「110」とある。つまり、2種の新譜のうち、ボックス・セットが正規で、Kつきはサブということになりそうだ。サブなら「S」だが、「K」は何だろう。思いつかない。
d0053294_00115111.jpg これを書きながらUSBスティックを3階のデスク・トップ・パソコンに差し込むと、ほとんど自動的にファイルが立ち上がった。だが、音楽以外のライナー・ノーツなどの画像ファイルが表示されない。何度かあれこれ試したが駄目だ。それに収録される6つのステージは、まず最初のステージの分だけが表示され、勝手に始まった。また曲目の表示もないので、CD-Rに焼く方法がわからない。いつもと勝手が大いに違う。そうこうしながらもUSBスティックは0.3秒間隔ほどで赤く点滅し、それが消える故障があればどうしようなどと早くも考えている。また、パソコンではなく、ステレオで聴くにはCD-Rに焼くしかないが、昨日書いたように手持ちのそれがないので、しばらくはパソコンで聴く。6つのコンサートの収録ということは、LPに換算すれば20枚程度になるが、それで1万3000円なら安いと考えるしかない。音のよくない海賊盤でもLP1枚で30年前に3000円はしていたので、音楽の価格は年々下がって来ている。それはミュージシャンにとっては収入減だが、ザッパは膨大な録音を残したので、遺族はしばらくはそれで食って行くことが出来る。それにしても77年のハロウィーン・コンサートをすべて完全に録音していたというザッパも凄い。当時はみなそうであったのかどうか知らないが、録音したものが金になることをロック時代の音楽家はよく自覚した。その点はジャズ・ミュージシャンと大きく違うだろう。だが、ザッパがライヴで全部録音したのは、2,3時間のステージの間に演奏ミスもあれば予想外の名演もあって、後で取捨選択してレコードを作ることが目的であったからだ。もちろんライヴはライヴで稼ぎのネタになったので、いわば一石二鳥だ。おまけに77年はトーマス・ノルデッグがステージなどの映像を記録し始めたので、ビデオ商品もザッパは視野に入れていた。それは77年から始まったことではなく、70年代初頭からあったことだが、フィルムではなく、ビデオが小型化され、撮影がより便利になっていたことの影響が大きいのではないか。そして、『自伝』の最後の方でザッパが書いたように、アルバム・ジャケットという紙に印刷したものなどはインターネット全盛の時代が来れば、データとしてパソコン画面表示されせることで済むと考え、時代の先を見越していたが、それがようやく今回のボックス・セットで実現したことになる。ただし、『BABY SNAKES』のDVDの音源のみをダウンロードで購入出来るように、カタログ番号をつけてザッパ・ファミリーは販売したことがあるので、そのいわば下準備商品のうえに今回の6ステージ一挙収録の110番の公式アルバムが発売された。そして、今後はこれが少しずつ主流になりそうな気配もあり、そうなればザッパのテープ収蔵庫の音源や映像すべてがUSBスティックで販売され、いつかはUSB500本セットの500万円の限定商品が発売されるかもしれない。冗談ではなく、本当にそうなるのではないか。
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 さて、ザッパ仮面だが、先日の1日に思うところがあって、家内と神戸に出て、KIITOという神戸港にある古めかしいビルに郷土玩具の展示を見に行った。写真をたくさん撮って来たので、いつか感想を書くことがあるかもしれないが、今日は1枚だけ載せる。最初の写真がそれだ。会場の最後のコーナーに、セルロイドの子どもようの、また主に縁日で売られていた仮面が20個ほど壁面に飾られていた。どれもかなり小さく、大人がつければ顔がはみ出るだろう。子ども用なのであたりまえのことだが、今も売られこうしたキャラクター仮面は、ひといくらくらいするのだろう。500円程度と想像するが、すると今回のザッパ仮面もその程度だろう。こうした仮面はたぶんアメリカから発祥したもので、最初はベティさんやポパイ、あるいはミッキー・マウスといったアメリカのキャラクターが主ではなかったか。一方、日本ではそれとは別に張子のおかめとひょっとこがあり、アメリカのキャラクター仮面が輸入されると、ただちにその下請けとなって、輸出用と国内消費用に量産したのではないだろうか。国内消費はたとえば鞍馬天狗が丹下左膳などの時代劇の主人公や、やがては怪傑ハリマオや鉄人28号といった子どもがよく知るキャラクターが採用されたであろう。つまり、こうした安物の仮面を時代を追って見ると、何が流行したかがよくわかる。それほどに仮面は普遍性があるが、仮面専門で収集する人でも、セルロイドの子ども用は美術的価値がないと半ば馬鹿にするのではないか。だが、50年ほども経つと、時代性がより露になって、懐かしい感じが面白なる。会場で筆者は仮面コーナーで2枚だけ写真を撮ったが、今日の最初は確かそのコーナーの中央で、今から40年ほど前のものではないかと思う。そして撮影しながら、ザッパ仮面をそこに組み込んでみようと考え、その作業を先ほど終えた。こうして並べると、ほとんど違和感がなく、ザッパ仮面をもっと量産し、縁日で売るのがいいのではないかと思う。小さな子どもたちが「あの髭のおじさんの仮面、何となく怖い。あれは何?」などと両親に訊くだろう。すると親は戸惑いながら、「怖いおじさんの仮面で、あんなものを買っては駄目だよ。人さらいの代表だよ」などと、ザッパのことを知らずに適当に言うだろう。そのため、仮面は全く売れず、すぐに廃棄され、それを逃れたわずかな枚数が、実は今回の新譜のボックス・セットに収まった。それが1万円以上もするのであるから、子どもが怖いと思ったのは実に正しいことであった。ところで、このザッパ仮面は大人用であるが、ザッパの顔は細いので、筆者がはめると頬がきっとはみ出る。明日はそれを試して写真を撮るつもりだが、もうひとつ気になっていたのは、ザッパの顔は細こととは別に鼻がとても高いことだ。それをこうした仮面で再現するのは難しいのかどうか知らないが、かなり低く作られている。これが大いに不満だが、実際のザッパのように高くすると、それこそ子どもは見て泣き出すだろう。そうそう、このボックス・セットは限定5000で、筆者のは4499と刻印されている。「死々苦々」と語呂合わせが出来て、おお怖っ!
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by uuuzen | 2017-11-03 23:58 | ●新・嵐山だより(特別編)


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