●『WHO THE F*@% IS FRANK ZAPPA ?』アレックスのメール61
質の音であるのはあたりまえとして、ヘッドフォンでは音楽を聴く気になれない。先ほどTVで60万円のヘッドフォンを紹介していたが、世の中は金持ちと貧乏人の差がますます開いて行くようだ。



ヘッドフォンに60万を出す人は自分専用の部屋を持っているであろうし、そこでステレオを大音量でかければいいものを、ヘッドフォンで音楽を聴く趣味が筆者にはわからない。そう言えば、先日風風の湯のサウナ室で面白い話を聞いた。最近よく話すようになったMさんは朝6時に渡月橋辺りを散策するという。筆者はそんな早朝に起きることは年に一度もないくらいで、朝の散歩は今後も縁がないと思っているが、そういう筆者は世の中では少数派らしい。Mさんに、「そんな早朝では人はまばらでしょう?」と訊くと、「いや、それがじいばあでいっぱいですよ。人のことは言ってられませんがね」との返事で、高齢者が元気に散歩や体操をしているそうだ。それで、お互いに顔馴染みになる人がいるが、挨拶だけの間柄で、それもどうかと思う時があるという。そして、挨拶をしたくない人は、ヘッドフォンをかけて音楽を聴きながら歩いているとのことで、ヘッドフォンの意外とも思える用途があることを知った。高齢者が早朝にひとりでどんな音楽を聴きながら歩いているのか、筆者は関心がないが、音楽は家の中で聴くもので、歩いている最中にまで聴きたいとは思わない。早朝なら自然のいろんな音が耳に入って来るはずで、それを聴く方が健康にはいい気がする。ただし、人さまざまで、音楽をどのような状況でどのように聴くことも自由だ。Mさんは朝6時頃の渡月橋の上はとても涼しいと言ったが、そのことを筆者は先ほど思い出し、家内と一緒に夜の散歩に出かけ、渡月橋の中央に立って真っ暗な嵐山を見た。とても涼しい風が吹いていて、天気がよければこれから毎晩来ようと言い合った。朝の6時は無理でも夜の9時なら平気だ。またそのくらいの時間になると、渡月橋を歩く人は5分に2,3人で、身なりを気にすることもない。それはそうと、家の中は、たとえばこれを書いている3階は34度の気温で、最も涼しい1階の北側でも31度はある。筆者は夏生まれなので、暑さには割合平気で、クーラーなしでも過ごせるが、家内は筆者よりよく動くこともあって、1日に3回下着を着替えるという。それに寝る時はさすがクーラーをつけるが、1時間程度のタイマーが切れた後は窓を開けて風を通す。そのクーラーや夜風で筆者は風邪を引きかけるほどで、先週からは毛糸の腹巻をするようになった。また腹の調子が10日ほど前からおかしく、家内が去年のメモ帳を調べると、全く同じ時期に筆者は腹を下している。夏の暑さがあまり苦にならないと思っていながら、体は苦労しているようだ。それで、やがて熱中症になっても気づかないようになるのだろう。
 前述のMさんは、熱中症は昔は日射病と言ったと筆者に話したが、そう言えば日射病という言葉を聞かなくなった。熱中症は何となく紛らわしい。筆者は物事に熱中する方で、これまでいろんなものに熱中し、いわば熱中症を患って来た。そのひとつがザッパの音楽だが、若い世代が聴くようになっていて、これからもザッパ熱中症患者は続出するだろう。筆者は熱心に海賊盤まで集めて聴く方ではなく、熱中の度合いはどの程度なのかと自問するが、ザッパの熱中症患者は、たいていは自分が世界で一番のファンで、それについては誰にも引けを取らないと思いがちになる。そこまで重症になると、傍目には憐れというほかないが、熱中する対象がない人生よりかはいいのかしれない。生まれ来たからには、何かに熱中して生きる方が楽しい。そういう熱中の対象のないさびしい人が自殺するのではないか。あるいは死ぬことに熱中してしまう。どうせいつか死ぬのであるから、自分で死ぬことはないだろう。死ぬ時は自然に死ぬのであって、それまではいろんなものに熱中した方がよい。話が元に戻るが、筆者の場合、ザッパに熱中した時期は今も続いているとは言い難いかもしれない。ザッパが死んでからは熱中度がかなり減った。それは仕方のないことだ。未発表音源が続々と発掘され、それなりに熱中し続けているが、新鮮さに驚くといったことが少なくなって来ている。そうそう、最近ネットでジョージ・クリントンとザッパが一緒に写った写真を見たが、それは驚いた。ふたりがいつ出会ったのか知らないが、その写真が本物であるとすれば、ふたりは挨拶程度はしたはずで、その内容がどういうものであったかとても0興味がある。その写真のザッパの顔は70年代半ばに見えたが、クリントンは80年代以降ではないだろうか。つまり、合成写真の思いが拭えないが、合成であるとすれば、それをした人の考えがまた面白い。クリントンは黒人ミュージシャンのザッパと言ってよいところがあり、ふたりを結びつけたい思いはよくわかるからだ。それはともかく、ネット社会になってFAKEがやりやすくなったのか、先日は1975年にジョン・レノンがニューヨークのダコタ・アパートで私的に録音した「バンド・オン・ザ・ラン」の音源をYOUTUBEで聴いた。最初の1曲はおやっと思ったが、後は聴くに耐えないもので、ジョンの声とはまるで別物であることに嫌悪感を抱いた。ヨーコが認知症になり、そういうFAKEテープの真偽に関して云々出来ないことをいいことに、ひどいことをする輩がいる。愉快犯と言えばそれまでだが、人を嘘で騙そうとする行為は醜い。そのつながりで思い出した。今日はまたザッパの2枚組LP『アブソルートリー・フリー』の予約受付が日本のアマゾンで始まっていないかと思って検索すると、それはまだで、別のLPが予約受付していた。すぐに予約ボタンをクリックしようと思ったが、初めて見るアルバ名であるので、検索した。すると海賊盤であることがわかった。これもひどい話ではないか。アマゾンではそういう商品がたくさん売られているが、せめてオフィシャルとそうでないものとが容易に区別出来るようにすべきではないか。
 さて、今日は1か月ぶりにアレックスからメールが届いた。さして変化がなく、写真は1点もない。相変わらず最後のバッチ(batch)の仕事に従事しているが、今日はまずアレックスの作業を手伝っている男性をYOUTUBEでひとり紹介し、次にザッパの1980年のヨーロッパ・ツアーでの短い映像を4つ見られるようにしている。男性はJ・ワーナーという男性で、音楽などの才能を持った人物ではないが、縁の下の力持ちとして地道な作業に従事している。そういう目立たないが重要な人物がいることで、ザッパが遺したテープやフィルムが修復され、日の目を見る。アレックスのねぎらいの思いだ。80年のザッパのツアー映像はそれなりに知られるが、今回アレックスが紹介した断片はリハーサル、楽屋内、コーヒー・ショップ内という、いかにもドキュメンタリー映像で、これは「DoRo」としてオーストラリアの有名なふたりが撮影したもので、全部でどれだけの長さがあるかはアレックスは伝えていない。狭い楽屋でザッパがヴァイオリンのL・シャンカールを初め、メンバーたちに演奏曲目を順に紹介している場面があるが、どの曲もザッパは一単語で言っている。ザッパ・ファンならそれが何の曲を示すかはわかるが、ザッパの音楽に対する熱中度を測るには少しは役立つかもしれない。そうした楽屋やあるいはリハーサルの映像があることは、ステージも丸ごと撮影されているはずで、それはDoRoが所有し、何らかの形で、つまり海賊ヴィデオとして部分的にしろ、世の中に出回っているのではないだろうか。それはともかく、アレックスは最後のバッチの仕事を終えようとしていて、発掘した映像、音源をすべて整理した後、ようやくドキュメンタリー製作に取りかかる。来年の今頃はそれが見られるだろう。
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by uuuzen | 2017-07-22 23:59 | ●新・嵐山だより(特別編)


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