●梅雨入り前の白花、その10
ンターク(sonntag)が博多の祭りのドンタクの語源だと、学生時代の友人Fが言ったことがある。ゾンタークはドイツ語で日曜日の意味だが、先ほど40数年ぶりに気になってネットで調べた。



d0053294_01291859.jpg
すると、オランダ語のZontag(休日)がドンタクの語源だとあった。オランダ語とドイツ語は似ているが、日曜日も休日も同じようなもので、ドイツ語のゾンタークが博多ドンタクの語源としても全く間違いとは言えないだろう。それでも南蛮船が来航していた江戸時代を考えると、やはりオランダ語に由来するとしておくべきか。それはともかく、江戸時代とは比較にならないほどに海外からいろんなものが入って来る現代は、それらの名前を覚えるのが大変で、専門家でない限り、中途半端に覚えておけばいいという気になりやすい。それは物を商品として扱う人たちも同じではないだろうか。そのため、同じ物が地域によって異なる名前で知られている場合が少なくないだろう。そういう場合、方言と同じように何が正しいかは微妙な問題だ。たとえば、筆者はよく家内とお好み焼きについて言い合う。筆者と家内は生まれ育った地域が数キロしか離れていない大阪市内で、また年齢は2歳違いなので、ほとんど同じ空気を吸って育ったが、食べたお好み焼きに関しては全然異なる。筆者は10代半ばまでに5,6軒のお好み焼き店で食べたことがあるが、それらのどの店も、今で言う広島焼きであった。そのため、それがお好み焼きと信じて来た。ところが、家内はその広島焼きのお好み焼きをこれまで一度も食べたことがないと言う。どう違うかと言えば、広島焼きは最初に鉄板の上で玉しゃくを使って直径30センチほどのメリケン粉の円を描く。その上にキャベツや豚肉を盛り、最後に玉しゃくでメリケン粉をすくって上からかけ、頃合いを見てひっくり返す。家内の言うお好み焼きは、椀の中でメリケン粉やキャベツその他具材をこね回し、それを鉄板の上に広げる。そういうお好み焼きを初めて食べたのは10代半ばで、しかも酒を提供する大人向きの店であった。筆者がそれまでにあちこちで食べたお好み焼きはすべて子ども相手の駄菓子屋風の小さな店で、おばさんがひとりで切り盛りしていた。つまり、広島焼き風お好み焼きは低価格で庶民向き、一方の家内が食べたお好み焼きはビールと一緒に食べるような高級なものだ。味がどう違うかと言えば、焼き上がれば見栄えも同じで、区別はつかない。ただし、自分で椀の中で具材をこねて焼く場合は、円形ではなく、ハート型に焼くなど、形は自由に出来る。そのことを10代半ばに筆者が初めてそのこね回しお好み焼きを食べた時に、おごってもらった年配者に教えてもらった。それはともかく、同じ大阪市内でも、筆者が生まれ育った地域はたまたま広島出身者が多かったのだろう。どちらが大阪のお好み焼きかとなると、大阪市内では今ではわざわざ広島焼き風と暖簾や看板に書いてあるお好み屋があって、家内が食べて来た椀の中で具材を予めこね回すものが大阪風なのだろう。だが、焼き方のスマートさ、見栄えのよさは断然広島焼きで、最初に描かれる白い円形やその上に盛る具材の山には美意識がある。具材を椀の中でぐちゃぐちゃにこねるのは、何とも下品な感じで、もんじゃ焼きの悪口は言えないのではないか。
d0053294_01301828.jpg
 博多ドンタクがどんな祭りなのか知らないが、そう言えば博多に行きたいと思いながらもう20年は経った。毎年思い出すが、行きたいと思いながらその機会がない。筆者は毎日が日曜日か休日の生活を長年やっているので、その気になれば明日にも行けるが、その気にならないし、また今日は今日、明日は明日のやることがある。そしてたまにTVで博多の映像が流れると、それを横目で見ながら行った気分になるが、博多のお好み焼きは広島に近い分、大阪風ではなく広島風ではあるまいか。そんなことを調べるために出かけるのもいいかもしれない。それはさておき、「その9」は交響曲第9番のようで、ちょうど区切りがいいかと思っていたのに、数日前に地元の保育園の近くでヤマボウシの白い花を見かけた。それはハナミヅキと同じ仲間で、また白いハナミズキの写真は「その3」の最後の写真の右下に載せたので、撮影するまでもないかと思ったが、ハナミヅキとは形が多少違うので、今日自転車で梅津のムーギョに行く途中で撮った。それが今日の最初の写真の右下だが、ムーギョへの往復で白い花をたくさん見かけた。それで本来なら今日の最初の2×2の写真の4種の花をそれぞれ幅500ピクセルに加工して載せようと思っていたのが、2×2の写真が4枚になった。最初の写真のヤマボウシ以外の3つの花はわが家の裏庭で見かけた。今日は午前中は久しぶりに庭の雑草抜きをしたのだが、その時に見かけた。左上が最初に撮った八重のドクダミの花で、これは去年6月12日に東近江市のとある家を訪問した帰りに奥さんから苗をいただいた。その家で撮ったその花の写真があるが、ブログに載せる機会がない。玄関を入ってすぐ、大きな鉢があって、そこにこの八重のドクダミの花がたくさん咲いていたのだ。奥さんはそれが何の花かわかるかと筆者に訊ねたが、葉の形からドクダミであることは一目瞭然で、そう答えると感心された。だいたい男は花の名前に鈍感であるからだろう。筆者は花の名前に決して詳しくないが、世間で常識的なものはだいたいわかる。そう言えば、先月の終わり、風風の湯のサウナ室の中で、高校生がふたり筆者の隣りに座り、その向こうに70代半ばの男性が陣取った。筆者は無言であったが、その老人は高校生にどこから来たかと訊ね、もうしばらくすると蹴上の浄水場で見事なツツジの花が咲くので、見に行けばよいと言った。そのことを筆者は聞きながら、『高校生の男子が花を見るためにわざわざ京都まで来ない』と思った。そして、高校生が関心を抱くようなことを話題にした。というのは、高校生はツツジがどんな花か知らず、全くとんちんかんな返事を老人にしたからだ。予想どおり、高校生ふたりは筆者の話を興味深そうに聞き始めたが、筆者の話題を黙って聞いていた老人は、「何でもよく知っておられますなあ」と言った。老人は自分が関心のあることは高校生でもきっとそうだと思い込むのか、横で聞いていて筆者は親切が押し付けがましく感じた。蹴上の浄水場のツツジは確かに見事だが、一度見れば充分で、筆者と家内は20年か30年前に見た。ツツジはどこにでも咲いている平凡な花で、それをわざわざ見に行くほど暇ではないと思っている。
d0053294_01310844.jpg
 白い花は探せば身の回りにたくさんあるもので、桜以降梅雨入りまでかなりの種類を今年は見た。白い花しか売らない花屋があれば、きっと日本全国、いや世界中でも話題になると思うが、そういう発想をする人はいないのだろうか。白い花だけでは商売にならないとみんな思うのだろうが、その思い込みが平凡で格好悪い。花はカラフルなものだが、白い花ばかりを集めても豪華な感じで、またとても目立つだろう。そのため、充分商売になると思うが、筆者が知らないだけでそんな店はあるかもしれない。話を戻して、今日の最初の写真の右上は、裏庭の向こうの小川沿いの小道で見つけた。そこはたぶん20種類ほどの雑草が生えている。中にはしつこい蔓状のものがあり、それらを見つけてはむしり取るが、放置すると数日で高さ数メートルまで這い上がって行く。そんな雑草の悪役とは違って、背丈がせいぜい10数センチ程度の、しかも可憐な花を咲かせるものがある。ドクダミはその中には入らない。カタバミがいい例だ。ただし、その白花はなかなかない。雑草をむしり取っていると、手に小さな白い花が混じっていることに気づいた。かわいそうに根こそぎしてしまい、もうほかにはないかもしれないと思ったところ、1メートルほど離れたところに、数個の花を見つけた。それを撮ったが、どう見てもツユクサの親類だ。毎年青い花のツユクサは同じ場所に咲くのに、白は今年初めて見かけたこれはトキワツユクサと言うことを知ったが、花の形は少し違う。だが可憐さは同じで、花の形もこれはこれでなかなかよい。最初の写真の左下は、今年は大量の花をつけた高さ5メートルほどの大きな木で、名前がわからない。この花の匂いは強烈で、朝目覚めると真っ先に匂う。家内は臭くてたまらないと言うが、ジャスミンに似た香りで、いい香りの部類に入る。花があまりにも大量に咲いたので、匂いが強烈になった。枝葉の伸びるのが早く、今年は2月に大胆に伐採したのに、川に向かって大量の房が垂れ、白梅を覆っている。白梅に日が照らないので、もっと大胆に枝を切るべきだが、白い見事な花を見ると、これはこれでとてもよいと思う。筆者の知っている限り、この花はほかの場所で見たことがない。どうもイボタノキのようだが、セイヨウイボタノキかもしれない。イボタノキは今日の3枚目の左下で、これは垣根になっていた。背丈はせいぜい1・5メートルで、花の房も少なく、また葉の形がわが家のものより丸い。ただし、同じ匂いがした。4枚目は左上がオリーヴ、右上がアマリリス、左下が天使のウィンク、右下がユキノシタだ。白のアマリリスは珍しいと思うが、写真のものは八重で、なお珍しい。2枚目右下はかなり大きなベゴニアで、特別な名前があるのかもしれない。その左は花ではなく、葉が白いのかもしれない。3枚目右下はキョウチクトウで、これが咲くと夏だ。もう近畿も梅雨になるだろう。梅雨入りすれば、毎日が休日同然であっても自転車や徒歩では出かけにくい。
d0053294_01314370.jpg

[PR]
by uuuzen | 2017-05-30 23:59 | ●新・嵐山だより


●梅雨入り前の白花、その9 >> << ●梅雨入りと白薔薇VIRGO
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
以前の記事/カテゴリー/リンク
記事ランキング
画像一覧
ブログジャンル
ブログパーツ
最新のコメント
ご指摘どうもありがとうご..
by uuuzen at 12:22
Frank zappa ..
by ザッパ at 08:30
何年も前に書いた文章に感..
by uuuzen at 16:20
はじめまして。興味を引く..
by 文学座支持会元会員 at 11:15
最近あまりに多忙で録画は..
by uuuzen at 15:31
唐突に失礼いたします。ど..
by タイタン at 14:59
暴力事件は訴えても警察が..
by uuuzen at 15:11
地下鉄の件事件になります..
by ネイル at 19:07
上から目線で頭が悪い人
by 名無し at 08:13
上から目線で頭が悪い人
by 名無し at 08:13
最新のトラックバック
http://venus..
from http://venusha..
ファン
         ブログトップ
  UUUZEN ― FLOGGING BLOGGING GO-GOING  © Copyright 2017 Kohjitsu Ohyama. All Rights Reserved.