●梅雨入り前の白花、その6
は未知数を示すと時に使う。今日の投稿は、一昨日奄美が梅雨入りしたこともあって、なるべく早いうちに済まそうと思っていたものだが、「そのX」がいつまで続くかと言えば、近畿の梅雨入り前までに投稿を済ます必要上、長くは続かない。



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それよりもまだ撮影していない白い花を散歩にどれほど見かけるかに大いに関係している。また、見かけてもカメラを持っていなければ諦めるしかなく、「梅雨入り前の白花」の投稿はいくつかの幸運が重なっている。ところで、「梅雨入り前の白花」は2011年の「梅雨時の白花三題」と、2013年の「梅雨明けの白花」と合わせて三部作となっている。だが、これは無意識のうちにそうなった。今年は松尾橋のバス停の歩道際に例年のごとく白いスミレの花を見かけたことから、梅雨入り前までに見かける白い花を撮影しようという気になった。6年目にして梅雨入り前、梅雨時、梅雨明けと、連続した季節に、筆者がよく歩く道筋で見かける白い花の写真が揃うことになる。こうした息の長いシリーズは筆者の得意とするところかもしれない。さて、昨夜は風風の湯では、湯から上がって服を着、家内が待つ廊下の椅子に向かう前、筆者は大きな鏡を覗き込んでいた。髪は自然と乾くので濡らしたまま、顔は火照って赤かったので、着ていた長袖の綿のカッター・シャツの白さをよけいに感じた。先日家内と話したが、そのシャツは買って25年ほど経つ。いかに物持ちのいい人でもそこまで長年着続けることは珍しいだろう。上桂のシーグラーというスーツの会社が店じまいをする時、バーゲン・セールをやり、その時にいろいろとまとめ買いした中の1点だ。他のものはみなくたびれて処分したのに、このシャツだけはまだ愛用している。前にも書いたことがあるが、ボタン・ホールの糸が緑色で、スーツには着用出来ず、普段着だ。まだ何年かは着られそうなほど丈夫で、肌触りも気に入っているが、その安物のシャツ姿の鏡の中の筆者を見つめながら、筆者に最もしっくりとするシャツの色は白で、筆者が白い花に注目する理由がわかった気がした。筆者は襟のついたシャツが子どもの頃から好きで、今でも毎日着ているので、数はたくさん持っている。40枚はあるはずで、新品で一度も着ていないものも少なくない。それでもなぜかこの白のくたびれたシャツが好きで、着ると特別な気分になる。昔見てもらった八卦見では、筆者の保護色は水の色すなわち透明だが、そういう衣服はないので、色で言えば黒と言われた。それで黒の上着やシャツもそれなりに持っているが、黒ずくめでは自分でも鬱陶しいので、シャツは白にする場合が多い。今のような初夏の季節ではなおさらだ。ただの白では面白くないので、花柄を織り込んだものなどがいいが、そういうシャツは高価で、また花の柄にはうるさい筆者であるので、着たいデザインのものがあるかどうかだ。
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 それはともかく、6年経っても白い花に注目してその写真を撮っているが、ずっと気になっているのはVIRGO(処女)という小さな薔薇で、この品種はまだ見たことがない。たくさん咲いている様子をどこかの薔薇園で見たいと思いながら、40年経った。薔薇は3万種類ほどあるらしいので、あまり目立たないVIRGOが咲いているのを見ることは今後もないかもしれない。あるいは薔薇通と知り合うと見られる場所などを教えてもらえるかもしれない。話を戻すと、「梅雨時の白花三題」は6月15日の「その1」から27日の「その12」まで投稿したが、花の種類は各回3つで、写真も3枚だ。また「梅雨明けの白花」は7月26日の最初の投稿から8月30日の「その16」まで続けたが、これも写真はひとつの花に対して1枚で、今年投稿中の「梅雨入り前の白花」の原則4つの花を1枚の写真にまとめることとは違う。この縦横2枚つまり2×2の合成写真は以前薔薇の写真をたくさん投稿したことに倣っている。それで先にVIRGOのことを思い出して書いた。それはともかく、1回当たりの投稿で載せる花の数は「梅雨入り前の白花」は4倍とまでは言わずとも、「梅雨時の白花三題」や「梅雨明けの白花」よりはかなり多く、投稿回数が10を越えなくても当然と言える。また、これは以前に書いたが、長らく咲く花があって、「梅雨時」、「梅雨明け」、「梅雨入り前」とでは同じ種類の花の写真がある。それをいちいち確認しないが、今年は撮影しながら、「ああ、これは以前にも撮ってブログに載せたな」と思う場合がよくあった。そのため、「梅雨入り前の白花」は新鮮さに欠けるだろうが、以前は以前、今は今という新たな気持ちでいる。さて、今日の最初の2枚は撮ったのは今月11日だが、7日の日曜日に母の家に向かうバスの中から一瞬見かけた。嵐山から三条通りに入ってすぐのところで、白い花が雪のようにたくさん咲く背の高い木の部分が目に飛び込んだ。公園の一角で、わが家から歩いて15分ほどだ。それですぐに行こうと思いながら、雨が降ったりしたので、すっかり晴れた11日になった。その日は家内と自転車に乗って嵯峨のスーパーに買い物に行ったが、筆者の目的はバスの車窓見かけた白花で、ついでに目についた別の白い花もいくつか撮った。公園の一角の大きな木に咲く見たことのない白い花は、久しぶりの好天を喜んでいるかのように満開で、ちょうど見頃の時に撮影出来た。名前を調べると、「なんじゃもんじゃ」であることがわかった。正しい名前は別にあり、また俗称も「ナンジャモンジャノキ」が正しいようだが、ここでは「なんじゃもんじゃ」としておく。この木の名前を知ったのは、2013年4月5日に家内と天橋立を見に行った時だ。天橋立を見下ろす小さな遊園地の展望台のすぐそばにあった。当時開花には1か月早く、裸の木だけが立っていたが、そばに花の写真があった。ただし、写真ではこの花のことはあまりよくわからない。5月に咲く白い花の木は筆者が知らないものが多く、実は7日に母の家に行く途中、公園の中に「なんじゃもんじゃ」とは明らかに違う、しかもかなり似た、細かい白い花がたくさん咲く木を見かけた。帰りにその写真を撮ろうと思いながら、結局忘れてしまった。三条通り沿いの公園の片隅に白い花を咲かせる大きな木の方に心が寄せられたからでもある。生まれて初めてこの「なんじゃもんじゃ」の花を見たが、その俗称はこの花を知っている人が少ないことを示している。
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 2013年のことをついでに書いておく。その年はドイツ文化センターに勤務する女性Yさんと知り合った。彼女は筆者が天橋立に行く1年かそこら前か、母親と訪れたが、それが母親との最後の旅となった。その話を聞きながら、筆者は何と言えばいいかわからず、無言でいた。その時のことを思い出すと筆者の間抜けさを自嘲する。何か気の利いたことを言うのが大人と思うが、筆者はそういうアドリブが苦手だ。彼女が母を喪ってどれほどさびしい思いをしたかを想像しようとするが、これは家内も言うように、実際に自分の母親が亡くならなければわからない感情とのことだ。きっとそうだろう。筆者の母はかなり認知症が進んで来ているが、まだ筆者や家内、息子の顔はよくわかる。それはともかく、Yさんと最初に会ったのが2013年の夏で、それから4年も経つ。会いたい人とは会っておくべきことを改めて思う。ついでに書いておくと、YさんとMIHO MUSEUMに行った時、その会場の出口に、和歌山の根来寺の山門の大きな写真があった。古めかしい鄙びた門で、その白黒写真を見たYさんは、「ああ、ここに行ってみたい」と言った。その時も筆者はそばで無言であった。本当なら、「いつか一緒に行きましょうか」と言うべきだろうが、彼女が行きたいと思った相手のXを自分と思うことは図々しく、Yさんを嫌な気分にさせるかと一瞬思った。それに、根来寺に行くのはJRを利用して丸1日がかりのことだ。それでも季節のよい頃に、賢くて美人、また知識も話題も豊富なYさんとその寺に行くことは楽しいと想像する。その一方であまり気安くすることは憚られるし、彼女は筆者と行きたいと思っての発言ではなかったかもしれない。それに、世間では男が自分よりうんと年下の独身女性に接近することに、下心がないと言えば嘘になると思われている。そう言えば、YさんはSNSで知り合った男性にセックスを求められ、それを拒否したそうだが、大人の男女は知り合った後の付き合いがなかなか難しい。お互いXの部分を持ちながら、どれほど知り合って行けるかだが、それにはセックスが最も手っ取り早いと考える人もある。SNSを利用して特に男は女性に下心を抱きがちで、10回言ってみて1回は当たると思っている輩は少なくないだろう。筆者はこのブログへのコメントの書き込みを拒否しているので、誰とも知り合わず、またさして知り合いたいとも思っていないが、そうでなくてももう65歳の初期高齢者で、若い女性からは男とは見られない。そのため、1年に一度くらいはYさんに声をかけてコーヒーくらいは飲むことはいいのではないかと思うが、それは多忙な彼女が筆者のことを下心のない真っ白な人間と考えてOKしてのことだ。3,4枚目の白い花の写真について書くことを忘れた。これら8種の花は河原町今出川のバス停から母の家へ向かう途中で撮った。また、今日の最初の写真は縦方向中央に白い横線のXが見えているが、これがなんじゃもんじゃであるかと言えば、飛行機雲だ。それが目に入ったので収めようと構図を決めた。
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by uuuzen | 2017-05-15 12:20 | ●新・嵐山だより


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