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●嵐山駅前の変化、その429(駅構内の改修)
勉がいいことかわるいことかは人によって考えが違う。男は多少不良っぽいイメージを発散している方が女にもてると言われるし、筆者もそのことに同意するが、人間はどこかは勤勉であるはずで、他者との比較から勤勉ではないとされるだけのことだと思う。



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また自分で勤勉と言うのに限ってだらしないだろう。筆者はこうしてブログを何年も続けているので勤勉の部類に入るはずだが、収入にならない趣味であり、趣味に勤しむことを勤勉とは普通は言わない。趣味に生きる者はほとんどは末路は傍目には悲惨で、全く誉められた存在ではない。これは以前にも書いたかもしれない。40年ほど前か、読売新聞にどこかの経営者が文章を寄せていて、学者ほど世の中で不要なものはないと意見していた。日々金どう稼ぐかを考えている人物からすれば、学者は大学にいて生活が保障され、失業の心配もなく、世間にさして役にも立たない好きなことをしている「遊民」と映るだろう。頭はいいかもしれないが、社会の役立たずとの思いだ。その学者からすれば音楽や美術に生きる人は「遊民」に見え、恥ずべき存在と思うだろう。そして、音楽家や画家からすれば、金を稼ぐことだけに一生を費やし、芸術に無関心な人を憐れむ。だが、これらそれぞれの人はみなどこかで勤勉であり、社会にそれなりの役割を果たしている。そして、筆者はこの3つの存在のどれにも属さない、本物の「遊民」で、世の中にいなくてもいい者の代表であろう。簡単に言えば中途半端な人間で、勤勉ではないということだ。それを自覚しつつも、こうしてここまで生きて来たからには、今後もそう方向を変えずに行くしかなく、永遠に眠る間際に、『ああ、楽しかった』と思えれば、それで充分ではないかと思っている。筆者の一番の理解者と言うしかない家内も、今まで一緒に暮らして来ているのであるから、筆者に対していろいろ不満はあるが、生活に耐えられるだけの何かがある、また耐えなければほかにしようもないというのが実情であろう。価値観は決して同じではないが、筆者のやることに関しては文句を言わせないようにしている。筆者が意見を求める場合は別で、またそういうことは多いが、そのことで家内も筆者が何事も勝手に行ない、手痛いやけどを負わずにいることを確認している。つまり、ぐうたらに見える筆者のどこかに勤勉さ、慎重さを見ているのだが、長年外で働いて来た家内は、退職して筆者と一緒にいる時間が多くなったことで、筆者のことをよりわかるようになったかと言えば、それはあまりないようだ。それはともかく、家内が通勤していた頃でも、家内が休みの時は美術館に一緒に出かけることが多く、とてもハードな日々であったはずだが、筆者の美術館通いは相変わらずの頻度で、今年もこのブログでは取り上げていないが、たくさんの展覧会に行った。
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 今日は阪急嵐山駅構内の写真を3枚載せる。これは一昨日の3日に撮った。午後から電車で池田に出かけた。まず逸翁美術館に行って展覧会を見た後、少し北の小林一三の邸宅を利用した記念館に向かい、その内部の展示を見てから逸翁美術館の南にある池田文庫で調べものをした。そして線路の高架下を東に越えてラーメン博物館に向かったが、5時間際で入ることが出来なかった。池田文庫では本を2冊確認したく、当日の出かける前にメールでそのことを伝えていた。以前とは違って、閲覧を申し込み、許可が出てからでなければ見られないことになっていたが、筆者はその返答メールを確認せずに訪れたので、係りの女性は半ば仕方がないということで目的の2冊を用意してくれた。調べものは1分あれば充分で、本はすぐに返却した。係りの女性は40代半ばか、筆者が数年前に数日通って調べものをした時と同じ人で、育ちがよさそうで、とても女性らしい。それで美術館で見た作品よりも彼女の顔の方が印象深い。本を返却すると、「もう終わりですか」と意外な顔をされた。正面の机にはこちら向きに年配の男性がいて、筆者は無駄口を言うことを避けた。数年前にその男性はいなかったが、事情が変わったのだろう。その本をすぐに確認する必要があったので池田に出かけたと言ってよいが、同じ本は京都のとある古本屋にもあることを調べて知っていた。そこの主はよく知っているので、その店に行ってもよかったが、本は2万円ほどの価格で、また筆者は中身を確認したいだけだ。それでは主に悪いので、遠方ではあるが池田にした。ラーメン博物館は以前に訪れたことがあるが、久しぶりなのでついでに立ち寄ろうと思った。玄関前から10メートルほどのところに着くと、トラックが1台停まっていて、荷台からたくさんのダンボール箱を、制服姿の20代の女性3,4人が下ろしていた。そのうちのひとりが筆者らを見つめ、もう閉館しましたと言ってくれた。とても申し訳なさそうな態度で、こちらが恐縮した。彼女はとても溌剌とした体格のいい美人で、日清はなかなかいい社員を置いている。家内はその女性に、京都から来たなどと言わなくていいことをつい洩らしたので、よけいに彼女は詫びようと思ったのだろう。Uターンしながら筆者は、彼女が筆者らをどのような夫婦と思ったかを想像した。60代の夫婦が何を好んでラーメン博物館に来るのかといぶかったのではないかとも思ったが、考え過ぎか。もう若くないから、筆者は昔のままの気分で行動しては格好悪いと自覚せねばならないだろう。それはわかっているつもりが、自分が何歳であるからこのように行動しようとはあまり考えない。それが格好悪いと言われそうだが、せめて背筋を伸ばして老人らしさをわずかでも払拭しようと思うことが、筆者には勤勉と言えるほどに多い。
●嵐山駅前の変化、その429(駅構内の改修)_d0053294_02031064.jpg

by uuuzen | 2016-12-05 23:59 | ●駅前の変化
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