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●嵐山駅前の変化、その427(マンション)
験して印象に残ったことをなるべく書くようにしているが、「駅前の変化」のカテゴリーは駅前の工事そのものについてよりも、地元、自治会関連のことが多い。



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だが、詳細に書くと具合が悪いので、差し障りのない程度に留める。自治会に関しての話題は、本年度は少年補導委員になったので、その行事に出たことは書いておきたい。そのため、7月の終わりに参加したことについて8月3日に「水禍防止パトロール」と題して書いた。毎年桂川右岸の松尾橋下にテントが張られるのを見るが、去年からは下流側ではなく上流側に移動し、少し目立たなくなった。下流では桂川改修工事の重機が出入りするようになったからだ。その新たな工事が10月半ばから始まったことは「嵐山中ノ島復旧、その65」に書いたが、来年6月まで行なわれる予定だ。そのため、「駅前の変化」シリーズは投稿回数が増え、先月は多くの日をそれに充てた。そのため、撮りためてある「神社の造形」用の写真の投稿がなかなか出来ないでいるが、この調子では来年6月以降にならなければその集中的投稿が出来ない気がしている。だが、新たな桂川の回収工事が終わった後、駅前にさらなる別の工事が始まらないとも限らない。それは駅前の範囲をどこまでとするかで大きく変わる問題で、阪急嵐山駅から桂川に至るまでとすれば、小さな工事は相次いで行なわれている。ただし、それはわが自治会内に新築の一戸建てが出来ることで、公の工事ではないので無視している。個人の一戸建ての建設状況を逐一撮影すれば、そこに入居する人からプライバシーの侵害だと訴えられるかもしれない。そういう思いがあったので、数年前にわが家の裏手の広い畑に10軒ほどの家が建てられた時、筆者は3階の仕事場からその状況を定点撮影したが、結局撮ったままでブログに載せることはなかった。それは新しい住民に抗議されかねないという心配よりも、好きであった畑が味気ない家の集まりと化して行くことがさびしかったからだ。畑なら季節の移り変わりがわかり、見晴らしもよかったのに、今はなるべく見ないようにしているほどで、筆者にとって視界はかなり狭まった。そんな現実になって行く様子を撮影し、ブログに載せるのは何とも味気ない。殺風景なのだ。ではほかの大きな工事はそうではないかと言えば、工事中の写真はいわば取り乱れていて、美醜で言えば醜に属する。だが、その一方で工事は整理整頓された状態で、スケジュールどおりに進まねばならないもので、その点では合理的な美しさはあると言える。個人の家でもそれは同じだが、大きなマンションとは違って、安っぽい。それで、今日の写真は去年の12月3日に撮ったが、白い塀で現場を囲っているのは、取り乱した工事の醜さを晒さないことと、騒音をなるべく洩らさないためで、そこにもいちおうは醜を見せないという美的な配慮がある。5枚目の写真は同じ日に法輪寺に行き、その舞台から撮った。クレーンの下、写真の中央に建築中のマンションが見える。白い塀は建築中の上までは覆わないので、高いところから見下ろせば、工事の様子が丸わかりとなる。
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 さて、少年補導委員は暖かい季節には月1回夜間パトロールをする。それ以外にも行事は多く、特に夏休みの間に「夏季キャンプ」と称して京北町に児童たちを連れて1泊することを、筆者の知る限り、30数年前から毎年行なっている。今年は8月6,7日と実施され、筆者は最初から参加するつもりがなかった。強制ではないし、また筆者はアウトドア派では全くないので、キャンプは苦手だ。また、キャンプ担当の本部役員とさほど親しくはないし、車の運転が出来ないので、乗せてもらう必要がある。それはいいとしても、やはり気を使う。参加する児童数はたしか30名を切ったはずで、これは5人にひとりほどの割合ではないだろうか。大人を合わせて6,70名で、バスを借りたようだが、少年補導委員は自家用車で行ったと思う。子どもたちと遊ぶのが好きで、キャンプの経験の豊富な委員が連れて行き、毎年ほとんど同じ本部役員がその役割を担当している。キャンプで宿泊する子どもの親が参加することはもちろん歓迎だが、泊まらずに夜のうちに嵐山に帰って来る人もいる。京北町へは車で2時間ほどと思うが、筆者は二、三度車で通過したことがあるのみだ。夏場は涼しく、キャンプには最適だが、冬が長く、その燃料費が嵩み、都会の夏場のクーラーの電気代以上になると聞いたことがある。若い時はいいが、高齢になると冬の寒さが身に染みるので、筆者はとても暮らせない。昔、筆者が勤務していた染色工房に出入りしていたローケツ染めの作家が京北町に移住し、10年後くらいに半身不随になったと便りで知った。その後も年賀状は毎年届いたが、それがなくなって5、6年経つ。筆者より5,6歳年長で、どうなったのかと思う。その日とは長年、長岡京にあった阪急電車の線路沿いの広い仕事場つきの屋敷を借りて住んでいたが、仕事で出火させ、それからそこを出なければならなくなり、京北町に家族で移住した。その屋敷に筆者は来るまで一度だけ連れて行ってもらったことがあり、また阪急で梅田に出る時はいつも車窓からその屋敷を眺めていたものだが、取り壊されて数戸の家が建ち、今ではどこであったかもわからない。
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 話を戻す。キャンプの前にあった行事で筆者が参加したのは、7月30日に開催された「学区区民夏祭り」の模擬店だ。筆者が自治会会長や副会長をしていた過去6年、毎年この夏祭りに参加し、配布された券でビールを飲み、模擬店の食べ物をもらった。今年はその模擬店の食べ物を作る側に回った。4か月も前のことだが、今日はそのことを書いておく。というのは、来年はひょっとすればもう少年補導委員を担当しない可能性があるからだ。そうなれば、一生担当しないかもしれない。この夏祭りは地元の小学校の校庭で行なわれる。10月中旬の「学区区民体育祭」と並んで、地元の小学校の児童と自治連合会傘下の14の自治会の住民が一緒に楽しむ。自治会費を支払っていない人は参加出来ないかと言えば、そのチェックを誰もしないので、よその地域の人が運動場に入って来てもわからない。だが、そういう人はきわめて稀だろう。地元の小学生が全員この小学校に通っているかと言えば、ノートルダムなど、金持ちの学校に通わせる親がたまにいるから、その親や子は参加しない。それどころか、5月の子ども神輿のお祭りや地蔵盆にも出て来ないから、そういう子どもは大人になった時、地域の思い出はかなり乏しいだろう。一緒に遊んだ子どもは少なく、一方で金持ちという自意識は育つから、いわば庶民とは交際しない医者や学者になる。10歳に満たない年齢でそのように子どもの将来がほとんど決まってしまうことは味気ないが、それが現実だ。それに、私学に通う子が大人になった時、地元に幼馴染がほとんどいないことを味気ないとは思わないだろう。それどころか、かわいそうな貧しい人たちと思うかもしれない。ま、これ以上書くと、「だから庶民はやっかみばかり言って、心が貧しい」と言われる。話を戻すと、夏祭りにやって来る人は、自治会費を払っている人の3分の1程度かもっと少ない。また、毎年の参加者数はそう変動がないと思うが、少子高齢化に向かっているので、子どもと大人の比率が変わって来ている。やがて大人ばかりとなると、学校は校庭を貸してくれるだろうか。それに模擬店はどうなるだろう。自治連合会や体育振興委員、少年補導委員の役員たちはそういうことをおぼろげに考えているはずだが、少しずつ子どもが少なくなって行くので危機感は先延ばしし続けている。自分たちの目のが黒い間は大丈夫との考えだ。それは日本の政治家にも言えるだろう。後のことは後の者が考えればよいとの考えだ。
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 模擬店で提供する食べ物は、去年の売り上げを鑑みて用意する数を決める。天候によっては冷たい飲み物やかき氷の売れ行きが大きく左右するので、用意した数が全部さばけるとは限らない。模擬店は体育振興委員や地元の消防団もやる。売り上げから原価を差し引いた収益は、担当団体の活動資金源となるが、そこそこ儲かればいいという価格設定をしている。食材の原価と燃料費、委員たちの手間からして、利益の大きいメニューもあればあまりそうでないものもあり、トータルして収益が出ればいいとの考えから、各団体はメニューがだぶらないようにいくつかの食べ物を提供する。少年補導委員は本部役員も含めていくつかのグループに分かれて模擬店に携わるが、実質的には本部役員は指導や見守りをするだけで、手を動かすのは筆者のような1,2年限りの委員たちだ。め誰が何を担当するかは決まっておらず、手の空いた者が気が向いたところに携わる。筆者は同じ自治会のもうひとりの少年補導委員のWさんと一緒にフライド・ポテトのコーナーに行き、そこで冷凍のポテトを油で揚げた。20代後半の若い主婦、70代の本部役員の女性、そして60歳くらいの本部役員男性という計5人で作業したが、最初に要領を教えてもらった後、ほとんどは筆者とWさん、若い主婦の3人がやった。本部役員と自治会選出の委員がほぼ全員参加し、40名は集まったと思う。フライド・ポテト以外におでん、きつねうどん、かき氷という4品の提供で、目の前が運動場という講堂前を使った。かき氷は一番簡単で、うどんは体力と技術を要する。おでんは下準備や後片づけが大変で、大鍋を洗ったりセットしたりしなければならない。ガス・ボンベで火をつかうのはフライド・ポテトも同じだが、揚げて紙コップに入れるだけで商品となるので気は楽だ。体育委員は別のメニューを用意し、消防団は毎年500MLの生ビールを500円で提供するから、模擬店で買って食べるだけでもお腹がいっぱいになる。フライド・ポテトは本部役員冷凍のものをスーパーで買って来るが、1kg入りが20袋程度だろうか。揚げるのはなかなかこつが必要で、1kgを揚げるのに最低20分はかかる。それでも揚げたものは油でベトリとし、あまりおいしくない。油の温度が低いのと、冷凍に近いまま揚げるからだ。真夏ならば気温で温かくなりそうなものだが、1,2時間程度ではほとんど解凍しない。揚げたものを紙コップ10個に適当に分け、1個100円で売る。即座に売れるので、子どもたちの列が出来る。20分かかるよと声をかけると、みんな散って行く。1kgでたぶん200円程度の冷凍食品で、それを1000円で売るのであるから利益は大きいが、一番利益が大きいのはかき氷とのことだ。手間もかからない。フライド・ポテトは揚げ立てはかなり熱く、ビニールの手袋をしての作業だが、指が焼けどしそうになる。とても手間がかかるので、祭りの演目は全く鑑賞出来ず、ひたすら繰り返しの作業に没頭した。全部揚げ終わった時は閉会の挨拶が終わった後で、道具の後片づけは最も遅くなり、帰宅したのは9時頃であったと思う。よい経験であったのだろう。
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by uuuzen | 2016-12-03 23:59 | ●駅前の変化
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