●飛び出しボーヤ、その32
句のように字数が少なければこのブログの投稿も簡単だが、写真と一緒の俳句となると、俳画とは違って情報が多過ぎて、俳句はより難しくなる。それで慣れた長文を書くことになるが、たまり続けるブログ用の写真とは違って文章は写真を用意して投稿直前に出任せに書く。



d0053294_22080062.jpgとなれば、写真の方が重要となりそうだが、写真を使わない投稿もあるので、やはり文章主体だろう。今日は古い「飛び出しボーヤ」の写真を使うが、最初は2013年の真夏のある日に撮った1枚で、実はその夏に撮った「飛び出しボーヤ」の写真を全部載せ終える回「飛び出しボーヤ」の投稿はもうやめようかと思っているが、それ以降も珍しいタイプに遭遇するので、なかなかその2013年夏に撮った写真を載せることが出来ない。そして、それらの写真はまだほとんど投稿しないまま、もう3年が経った。来年か再来年には投稿しようと思っていて、今日はその予告編ではないが、最初の写真は2013年夏に撮ったうちの1枚だ。これはJR瀬田駅から滋賀県立近代美術館へ歩いて行く途中で撮った。「その24」に同じ日に撮った別の1枚を載せている。また、それと同じ看板は「緑のタペストリーと絨毯、その24」にも載せた。その蔦で半ば覆われた様子は同投稿では2013年かと書いたが、今チケットの束を調べると、2013年10月12日から11月24日まで開催された『柳宗悦展』の会期中で、2か月ほどで蔦が飛び出しボーヤの看板を覆ったことになる。また同年は7月6日から9月1日まで『佐々木マキ見本帖』展が開催され、これも見たが、感想は書かなかった。それら二回の滋賀県立近代美術館での展覧会はどちらも筆者ひとりで瀬田駅から徒歩で往復した。その後は同館に訪れていない。話を戻すと、『佐々木マキ見本帖』展を見た日にたくさんの「飛び出しボーヤ」をまとめて撮影し、今日の最初はその中の1枚だ。頭上高く据えられ、踏み出した片足が破損している。車が衝突したのだろう。この片足の失った看板は運転手の注意をより喚起するのではないか。瀬田駅から美術館までの道のりの前半は住宅地で、「飛び出しボーヤ」は割合数は多い。また、メインの道路から入った脇道にもあって、「その26」にそのうちの1枚を載せた。その写真は前述の『柳宗悦展』の際に撮った。何となく小出しに2013年に滋賀県で撮った「飛び出しボーヤ」の写真を紹介しているようだが、それほどに同年の8月に撮った「飛び出しボーヤ」が気になり続けている。3、4日あれば全部載せてしまえるが、なかなかその機会がない。
d0053294_22090067.jpg さて、今日は「飛び出しボーヤ」と呼ぶにはあまりに形が違うものを3点載せるが、これらは桂病院の近くにあるもので、その学校区での形ということだろう。まだ撮影していないが、ほかにも似たタイプの看板を数個見ている。文字中心の看板は目立ちにくいと思うが、「飛び出しボーヤ」に慣れた目で見ると却って新鮮であるかもしれない。また、大阪ならば、運転手に注意を促す看板であれば、俳句のように語呂のいい文句にするだろう。「あぶない! 子供が飛び出します!」では面白みがない。だが、五七五であればそれより字数は多く、運転手がそれを読んでいる間に子どもに衝突するかもしれない。それで、「子供多し キケン」や「あぶない! とまれ!」が選ばれたのだろう。だがやはり、子どもを象った看板の方が効き目があるだろう。文字看板では効果が少ないので「飛び出しボーヤ」が生まれて来たと思う。それなら日本語の読めない外国人でもわかる。となると、今日の3枚は成功作とは言い難いが、写真をよく見ると歩道と車道を区切り線からはかなり遠慮していて、地元住民からあまり大きくない看板をと注文されたのではないか。たとえば2,3枚目の場所に最初の写真の「飛び出しボーヤ」0号を据えると、白線以内に設置は出来ても、歩行者の邪魔になる。狭い道ではそれに応じた大きさが求められ、0号が東近江市で生まれたことは合点が行く。つまり、道幅が広い田舎と違って、京都のせせこましい場所では0号タイプは設置場所が限られる。最近自治会のFさんから聞いた話だが、わが自治会に所属しない住民が二度、Fさん宅近くに置いてある「飛び出しボーヤ」を通りすがりに倒したそうだ。そんな乱暴なことをする人がいるとは一瞬耳を疑ったが、その人にすれば、歩道を邪魔する形で出っ張っていたので、自動車への注意喚起にはいいが、歩行者がけがをするというのだろう。確かに歩道に多少突き出ていて、夜間に歩くと身体の一部を当ててしまうだろう。それほどに京都は道幅が狭いのだが、Fさんの家の前は市バスが通る道としては、おそらく市内で最も道幅が狭い箇所のひとつだ。同じように狭い道は伏見にもあって、そこは市バスは一方通行をしている。Fさん宅前はそうではないが、2台のバスはすれ違うことが出来ないので、バスを誘導する人が日中は近くに常駐している。そんなところにある「飛び出しボーヤ」は、確かに歩行者にとっては迷惑とも言える。
d0053294_22100786.jpg 今日の2、3、4枚目を撮ったのは2年前の10月の終わりから11月初めで、家内が肺の手術を桂病院で受けて入院した時だ。これらの文字看板を病院を自転車で往復するたびに見た。現在の家内の肺は3か月ごとに経過を観察している最中で、目下のところは手術をしなかったもう片方の肺に出来た菌による穴は拡大していないが、今後どうなるかはわからない。病は交通事故のようで、急に飛び出したように発覚する。ブレーキをかけて子どもを跳ね飛ばさないか、今日の最初の写真のように一部のダメージで済めばいいが、手の施しようのない場合もある。そんな人生の大きな区切りとなる出来事の象徴として「飛び出しボーヤ」を見ることも出来る。となると、明日は東京へ行く筆者と家内は、踏み出した片足が損傷を受けた今日の最初の写真を見ながら、事故に遭遇しないようにと用心する気持ちを抱くことは大切かもしれない。とはいえ、ずぼらな筆者は、仕事場を普段のままにして全く掃除をしないままだ。それはそうと、全国的に有名になった「飛び出しボーヤ」は東京の小学校の近くにも設置されているのだろうか。筆者は東京に行ってもそういう地域を歩いたことがないのでわからないが、話題になった話は聞かない。滋賀県発祥なので、滋賀を中心とした関西が中心だろう。
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by uuuzen | 2016-05-16 23:59 | ●新・嵐山だより | Comments(0)


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