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●嵐山駅前の変化、その425(マンションのチラシ)
が鮮烈であるほど何となく顔がほころぶが、隣家の裏庭でいつの間にか種子が育って筆者の背丈以上に伸びた楓は、茶色が勝った色づきで、しかも葉の先端が巻き上がってくしゃくしゃになった状態で枯れるのが早い。



●嵐山駅前の変化、その425(マンションのチラシ)_d0053294_01023803.jpg日当たりが少ないせいか、気温の寒暖が色づきにとっていい状態でないのか、理由はわからない。去年も一昨年も剪定し、枝振りを整えたが、そのために多少は格好よく見える。風に乗って種子が運ばれて来たのだろうが、気づけば高さ1メートルほどになっていた。成長がとても早い。まだまだ幹は細いので、それが直径20センチほどになるのは10年や20年はかかるのだろう。植木屋が買う必要がなかったので得した気分だが、これが雑草であれば、引き抜くのに大変で、人間が気づかない間に植物は増殖の機会を常にうかがっている。さて、嵐山も紅葉の季節だが、近年はじっくり鑑賞したことがない。10数年前だったか、とても美しい紅葉の年があって、筆者にとってそれが生涯で最高の紅葉で、もうそれ以上の美しさに出会えなくもいい気がしている。充分堪能したという記憶は長年持続する。そして、そういう思い出がたくさんあれば、それだけで生きて行ける気がする。その見事な紅葉のある日、筆者はひとりで嵐山の下、大堰川の右岸を大悲閣に向かって歩き、そこまでは行かずに引き返したが、歩いたのは20分ほどだろう。わずかな時間だが、時間は記憶の鮮烈さとは関係がない。その後、忙しいばかりの人生で、ゆっくり花を愛でる気分になれないが、これはさびしいことだ。人間の気持ちは日によって変わるが、死ぬ間際にいい気分でいたいと願っても、これはどうなるかわからない。何かのちょっとしたことで気分を害し、そのままの状態で死ぬ人もたくさんいるだろう。もう1日かそこら死ぬ日が違っていれば、気分よく永眠することが出来るのに、そうならない場合は多々あるだろう。そう考えると、気分が最高の時に自殺するという考えは一理あると思う。どうせ死ぬなら、自分で死の瞬間を決めたいし、またその時は心底にこにこした気分でいたい。「終わりよければすべてよし」とシェイクスピアの劇にあったが、終わりすなわち死が死者にとって気分いいことはあまり多いことではないだろう。ということは、人間は「すべてよし」とは無縁ということになる。さて、最近はこのカテゴリーへの投稿が多いが、それほどに嵐山に工事が多いからと言える。工事は人工的な改造で、緑は少なくなる。簡単に言えば殺伐とした雰囲気が増す。それでも嵐山に来る人の大部分は、嵐山地域が昔から今のような状態であったと思うだろう。地元住民も高齢者は次々に死んで行くから、古い記憶は忘れられて行く。もう江戸時代がどのような状態であったかは誰も知らない。ネット時代になったので、ネット上に画像がいつまでも劣化しないで残ると言えるが、それも怪しい。画像をアップしている人が死ねばそれまでだろう。よほどの貴重な画像ならば公共のものとなって誰かが大事に保存公開するが、そういう写真はいつの時代でも稀だ。だが、予想もつかないことが起こるのは誰しも感じるとおりで、20年前はパソコンやスマホが現在のように使われることは誰も思わなかった。そのため、筆者のこのブログも、筆者が死んだ20年後に筆者が想像出来ない利用のされ方をしているかもしれない。そうなれば嬉しいというのではない。死ねば後のことはわからないから、どうでもいい。よく死者の名誉のためといった表現があるが、死者を顕彰しようとしている人の名誉であって、死者は生きている人に利用されるだけだ。だがそれをずるいと言うのは当たらない。今生きている人も確実に死者の仲間に入るからだ。
●嵐山駅前の変化、その425(マンションのチラシ)_d0053294_01034821.jpg 今日はちょうど1年前の駅前マンションのチラシを紹介する。このチラシは新しいものが2か所に置いてある。マンション建設現場の白い塀の正面と、駅前ホテルから風風の湯に向かう歩道沿いだ。ただし、前者は過去形で言うべきで、現在は白い塀はなくなり、マンション入り口前に立て看板風のチラシ保管箱が立っている。筆者はその前を、Fさん宅を訪れるか、バス停に向かう時くらいしか通らない。それで風風の湯に向かう時か、その帰りに1部取ることにしていた。これも過去形で言うのは、マンションは完成したからだ。まだ完売していないので、相変わらず2か所にチラシを置いているが、筆者はほとんどそれをもう取らない。写真など、変わっている部分があるとは思うが、手元に去年から毎月のように取って来たもの束になってあるので、それを増やそうとはあまり思わない。風風の湯へは数日置きに行くが、チラシを取るのは月1回ほどと決めていた。同じ内容のものを取って帰ったことは一度もないので、だいたい1か月経ったという感覚を知っていたことになる。チラシの内容は毎回少しずつ変わり、それが面白いというのではないが、地元のマンションがどのように工事が進み、どのような宣伝で売られて行くのかを記録しておくことは、筆者以外にいないはずで、自分の役割と考えておこう。チラシの内容については説明は不要だろう。また、同じデザインで日付だけ違うものは載せない。今日の2枚目は赤丸の中に「嵐山通信 vol.1」となるが、このブログの「嵐山だより」のようで、これが何回まで続くのか楽しみでもある。断っておくと、チラシはセロファンの袋に入っていて、筆者は取って来ては同じ場所に保管しているだけで、中は一切見ない。こうして投稿日が近づくと、画像を載せる必要上、中を見るのであって、「嵐山通信」が何回続くのは知らない。「嵐山通信」という題名は、このチラシを毎月のように読む人を前提としたものだが、地元住民しか毎月持って帰ることが出来ないから、筆者のような人間に読んでもらいたいことになりそうだが、観光客で「嵐山通信」の題名を見て、シリーズを全部読みたいと思う人があるだろうか。また、阪急不動産は、マンションを買ってもらうのが目的で、「嵐山通信」を読んでもらうだけではチラシを作る意味がない。そのため、「嵐山通信」はそう続かないか、面白い内容を書こうと力が入ったものではないだろう。それはともかく、チラシを1000部さばけたとして、マンションを見学したい人は数人ではないか。高額なものを売るのは大変だ。
●嵐山駅前の変化、その425(マンションのチラシ)_d0053294_01044976.jpg

by uuuzen | 2016-11-23 23:59 | ●駅前の変化
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