●嵐山中ノ島復旧、その69(6号堰撤去工事)
つの展覧会を1日で回るのはごく普通の生活を昔はやっていたが、見たい展覧会の数が減って来たことと筆者の老化のために、ふたつ見れば疲れる。



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それでも外出すれば用事をいくつかこなすのは相変わらずで、用事を溜め込んでから出かけるようにしている。そのようなついで主義を母はとても嫌っていて、それが家内にも伝染しているが、昔から培った癖は治らない。また、そうたびたび出かけると交通費や時間がもったいない。効率よく回れば一度で済む。それはともかく、ここ2,3年は展覧会に訪れる回数が減少しているが、またその感想をこのブログに書く機会も減っている。展覧会のチケットを、訪れた順に小さな箱の中に重ねていて、そのチケットの裏面に見た日を鉛筆描きしておけば、後でブログに感想を書く際に便利だが、そういうことをこれまで一度もしたことがない。それで数か月ほど経って、訪れた日を調べる時には家内に頼んでメモ帳を見てもらうが、たいていはわかる。また、筆者も展覧会とは別にその日に特徴的であったことを思い出し、ブログを書く時に役立てる。さて、今日は17日に撮った写真だが、今日の4枚の直前に撮った写真は先日の「残り雪」で使った。だが、今日は違うカテゴリーに投稿する。桂川の6号井堰は松尾橋から2キロほど上流にあって、松尾橋は関係がない。だが、6号井堰撤去のための重機の侵入路は松尾橋下の右岸にまた設置され、しかも河川敷は6号井堰にあった紺リート・ブロックの仮置き場に使われている。途中の河川敷内の道路は2年前であったか、雑草や樹木が刈られて造られた。それを再整備して中の島の南端の剣先付近まで重機が移動する。だが、筆者は去年秋から今日に至るまで、一度も自転車道路を歩いておらず、その道を走る重機を見ていない。それどころか、6号井堰がどのように変化しているかの確認もほとんどしていない。散歩しないからだが、ごくたまに嵯峨に買い物に行く時は眺める。ただし、カメラを持参しないことがあって、見るだけだ。見るだけであるのは、京都バスに乗って阪急嵐山駅前から渡月橋を北に行き、嵯峨から太秦というルートをここ2か月であった3,4回のそのバスの車窓からというのもあって、撮影はしないものの、それなりに工事の様子は確認している。買い物は嵯峨よりも梅津に行くことが多いので、今日の写真も買い物ついでに松尾橋下の様子を撮っておこうとしたが、家内にはそのことは言わず、今日の4枚を撮影している間に家内はさっさと先へと歩いて行った。展覧会を3つ見て回るのと同じようなもので、ブログへの投稿を常に気にしている証拠と言えるが、文章は後日書くことが出来ても、写真はそういうわけに行かず、とにかく撮り溜めておこうと考えている。これもついでに書けば、埋め草的なカテゴリーとして神社を紹介することにしているのに、その写真は溜まる一方で、なかなか日の目を見ない。ともあれ、今日はだらだらと埋め草的なことばかり書いていて、本題に入れない。
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 このカテゴリーはなるべく自治会や地元のことを書くことにしている。そういう話題はそれなりにたくさんあるが、ブログに書くことは少しまずい場合が多々あり、肝心の面白い核となることを披露出来ない。それで筆者は欲求不満になっているところがなきにしもあらずだが、嵐山からたとえば東京に転居して小説のネタに使った場合、どうなるのかと想像することがたびたびある。東京でなくても京都以外の土地ならばいいのだが、筆者の見聞は京都でのものであるから、小説の舞台や登場人物、また時代をかなり変えても、読む人によっては誰のことを書いているかがすぐにわかるだろう。そこが問題で、小説とはいえ、人権が絡む。小説家は常にそんな心配をして書くべきと思うが、実際はどうなのだろう。面白い話を一から創造することはほとんど不可能ではないか。何かヒントがあって、それを小説にして行くのが小説家の仕事と思っているが、読者が「これは自分のことを揶揄している」と思い当たる節があって、訴訟に持ち込む場合もある。そんなことを考えると、いかに面白い話でも口外することは止めておいた方が無難だなと、たいていの人は自粛する。そこがプロの小説家と一般人の差だろう。つまり、図々しいほどの度胸がなければ小説家になれない。もっと言えば、小説家はあまり誉められた職業ではない。このように書きながら、筆者はここ数日の投稿はどれも本当に書きたいことをあえて伏せているという、忸怩たる思いとでもいうような欲求不満がある。それで投稿しながら、どれもまるでどうでもいい埋め草で、面白い核心が小説という形にするのも難しいと思っている。で、今日もそれと同じようなことになりそうな気がしているが、思い出したので書くことにする。「残り雪」に使った最初の融けた雪だるまがあった家の戸口から50メートルほど離れたところに、つい先日まで酒屋があった。元はわが家から150メートルほどのところにあったが、10年ほど前か、急に松尾橋に近い小さな家に引っ越した。わが家から近いところにあった時、そして筆者が40代までは毎月その酒屋に瓶ビールのケースを注文して持って来てもらった。当時はわが家に母やその他の来客が多く、ビールは必需品であった。1年半ほど前か、梅津のスーパーへ買い物に行った帰り、松尾橋近くに引っ越して営業していたその酒屋の店主と店前でばたりと会って、立ち話を少しした。筆者と同じ年齢で、また長年消防団の団長をしていたこともあって、筆者とは顔見知りだ。その店主は筆者が昔ビールをよく注文したことをよく覚えていて、そのことを懐かしそうに口にしたが、わが家の近くにあった大きな店からその松尾橋近くの小さな家に転居したことからわかるように、ここ10数年の間に、その店の酒の売り上げは急速に落ちて来た。酒屋の経営には免許が必要で、昔は酒屋がつぶれるという話を聞いたことがなかった。ところがコンビニや大手のチェーン店が出来て、酒は安価でどこででも買えるようになり、地元に密着して商売をして来た小売り店は経営が成り立たなくなった。それは誰の目に明らかで、次々と町中の商店が消えて行く。松尾橋近くに引っ越したその酒屋は、以前は住宅地の中に店があったのに比べ、前はバス道路で、商売にはより便利で店の存在は知られやすいはずだが、最近店を閉じた。去年の末ではなかったと思う。店主が筆者に語った言葉に、「大山さん、わたしは本当は消防団などやってられる身分ではおへんのや」というのがあって、生きて行くためには収入を得なければならないという悲壮感を隠さなかった。
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 小さな店でもやって行けなくなったということは、よほど酒屋は儲からないのだが、そう言えば近年は若者があまり酒を飲まなくなり、ビールの消費量は年々落ちていると聞く。筆者もほとんどビールを飲まなくなり、酒はネットでたまに買う程度だ。そう言えば嵯峨の三条通り沿いにあった、Fさんがよく缶コーヒーを箱ごと買いに行っていた「リカー・マウンテン」は去年の秋に閉店した。「リカー・マウンテン」や「やまや」のために町中の個人経営の店が潰れて行っているというのに、大手のチェーン店も閉店するほどに酒が売れないとは、よほど景気が悪い。Fさんはその後、梅津の「リカー・マウンテン」にバイクで通っているが、前述した地元の松尾橋近くの昔からの知り合いの小さな酒屋で買うことは全くない。値段が全然違うからで、客は同じ中身なら少しでも安い店がいいと思う。さて、その小さな酒屋は扉が閉まったままで空き店舗になっているが、ちょうど1週間ほど前、家内と市バスで帰宅中の夜に、松尾橋のバス停から自治連合会の副会長のHさんが乗って来た。Hさんの家まではバス停が3つで、時間は少ししかない。そこで筆者はその酒屋があった家の前をバスがちょうど通り過ぎる時に、Hさんに訊ねた。「Nさんはどこへ引っ越ししたんですか」「わたしんとこの自治会や」「ああ、そうですか。それはよかったです。やはり馴染みの土地がいいですしね」「働きに出てると聞いたよ」。そこで筆者は酒屋の店主が筆者に以前語った言葉を思い出した。悠長に消防団の団長などやっている暇はないということだ。景気の悪化、世の中の変化で、安泰と思えていた酒屋が潰れ、どこかに働きに出なければならなくなった人がいる。筆者ならそれが出来るか。筆者も呑気なことを言っておられない境遇だが、貧しさは自分が我慢すればそれで済む。家内を道連れにしているのは家内にとっては大迷惑だが、今さらもうどうにもならない。それに筆者は働きに出るよりも別の道を歩んでいる。それは筆者にしか出来ない仕事だ。そういう仕事に携われるのは幸福だろう。だが、何の保証もない。収入もない。それで生きているのが不思議だが、自分のしたいこと以外はほとんどを我慢するという禁欲的な生活をすれば、誰でも同じように生きて行ける。宝クジの夢を見て、せっかくのなけなしのお金を紙クズにしてしまう人が多いが、大金があれば絶対的な幸福になれると思わないことだ。あればあるほどに吝嗇になり、人から嫌われる。そういう例を筆者は身近によく見ている。今日の4枚目は6号井堰の工事とは関係がない。これは松尾橋の橋脚の工事のためのもので、日本はあちこち老朽化し、補修のために莫大な費用がかかる時代になっている。それで年金が減らされると、酒好きのお父さんはそれを節約せねばならず、町の小さな個人経営の酒屋がまたひとつ潰れる。
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by uuuzen | 2017-01-20 23:59 | ●駅前の変化


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