●温泉の満印スタンプ・カード、その5
がわからなくなるので気になることはメモしておくべきだが、筆者はカレンダーもほとんど見ない。それで今日が何月であるかは知っていても、何日であるかはわからないことが多い。



1、2日違っていても大したことはないとの思いからだ。認知症の検査で今日が何日かを言わせるようだが、筆者はもうとっくの昔にそのテストに不合格で、認知症の烙印を捺される。だが、今日が何日かを知っておくことが正常であると誰が言えるだろう。誰しも関心のないことは覚えない。それだけのことだ。関心のないことを問われて答えられない場合、それを認知症の疑いがあるというのは、全くひどい偏見ではないか。それはともかく、今日が何日かに関心のない筆者は図書館でたとえば複写サービスの申し込み用紙に記入する時、日付を書くことに困る。どこを見回しても今日が何日かを書いていないからだ。カレンダーもない。つまり、世間では今日が何日であるかをさほど重要視していないのではないか。あるいはそれは誰しも知っていてあたりまえなので、カレンダーをあちこちに掲げていないかだが、たぶん前者だ。日付がわからないので、筆者はそこを空白にしてその用紙を出すが、これまで一度も咎められたことがない。司書はそういうことにあまりとやかく言わないのかどうか、理由は知らないが、空白であれば後でそれを見つけた司書が書き入れるのだろう。司書が目の前にいると、また筆者の気が向くと、「今日は何日でしたか」と訊ねるが、以前司書もそれを覚えていないらしく、1日間違って教えた。そんなもので、今日が何日であるかはさほど重要ではないのだ。だが、そんな筆者でもある出来事がいつであったかを正確に知りたい場合があり、必死に記憶をたどるが、3か月が限度で、それ以上以前となると、もうさっぱりわからない。それで家内に訊ねるとたいてい答えてくれる。日記というほどのものではないが、毎日の出来事を短くメモっているのだ。それに頼ってもわからない場合がままあるが、そこは筆者の記憶と合わせると、たいていはその知りたい日がいつであったかがわかる。なぜ知りたいかと言えば、ほとんどはこのブログのためだ。遡って投稿する場合、その遡った日に書いている気分に浸る必要がある。それは難しいかと言えばそうでもない。というのは、書きたいことを一瞬でも脳裡に思い浮かべると、そのことが3か月程度はそのまま持続するからで、その思いを引き出すと、後は割合すらすら書ける。思いが時空を超えるというのは本当だが、ただし鮮明な思いに限る。筆者のこのブログは1日1回の投稿であるから、1年で365回の鮮明な、つまり頭に深く刻むことの出来る出来事に出会うかと言えば、そうではないだろう。たいていの日は平凡に過ぎ去る。それでなおさら筆者は今日が何日であるかを重視しないとも言える。
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 さて、今日は週に2日は通い始めている風風の湯のスタンプ・カードがまた満印になったので投稿するが、本当は昨日がそうであった。なぜそれがわかるかと言えば、新たにもらったスタンプ・カードにその有効期限が書いてあることと、満月の夜に温泉に行ったことを思い出したからだ。満月は昨日で、その投稿を優先したので、1日遅れの今日とする。夏場は家でシャワーで済ますことが多いので、風風の湯は週に一度程度だが、秋が深まるとやはり体を温めたくなる。それでスタンプ・カードが満印になる速度が倍加する。前回の投稿は9月12日であったから、ちょうど2か月でスタンプが20個たまったことになる。これは1か月に10回行った計算で、週2回以上となるが、実際は週2回以上訪れることはない。月に二度、スタンプを3個捺してくれる日があり、その日はほとんど行くことにしているので、満印になるのが早いのだ。それはさておき、秋が深まると外が寒くなり、大浴場と露天風呂を隔てる大きなガラスが露で曇る。この大ガラスは縦が2・5メートル、幅が4・5メートルほどある。大浴場から露天風呂を眺めた写真が以前のスタンプ・カードに使われていた。「その2」だ。突き当りが露天風呂だが、実際とは違って奥が深く見えている。カメラのためだろうが、ひょっとすればこれは女湯かもしれない。どうも様子が少し違って見える。ともかく、露天風呂と隔てるその大きなガラスが露で曇る様子が好きで、筆者は毎回必ずそこに右手で大きな円を描く。一発勝負で、いつもその出来映えに満足しないが、それは必ずどこか少しひしゃげるからだ。たまにかなり真円に近いと思う場合もあるが、露天風呂に回ってそれを眺めると、やはりどこか歪だ。数日に1回描くだけなので、練習にならないことも理由だろう。直径は1・5メートルほどの大きな円で、そのことを家内に言うと、素っ裸で恥ずかしいことをするなとたしなめる。それは筆者もわかっているので、誰も見ていない時にさっと描く。大浴場に20人ほど入っている混雑でも、筆者が入っている2時間の間に必ず、誰も見ていない瞬間が5分や10分はある。この円は外気が暖かい季節は描くことが出来ず、いわば冬季限定だが、大きなガラス全体が曇って無効の露天風呂の様子がよく見えない時に、一気に大きな円を描くのはとても楽しい。またそれは禅で言う円相のつもりで、京都の温泉には似合うのではないか。大浴場の中にカメラを持って入って写真を撮ることは禁止されているが、筆者は自分のその円相を写真に撮りたいと思うほどで、それがこの温泉のひとつの看板のようなものにならないかと思っている。だが、筆者が描くその円相をたまに興味深く露天風呂から見つめるのは4,5歳の子どもばかりで、大人は全く無視だ。あるいは見て見ぬ振りだろう。「ああ、アホがいるな」と思われているのかもしれない。それでもかまわない。筆者がこの温泉を訪れた時の決め事としてここに宣伝しておくと、いつか誰か気づき、筆者を真似して同じように描くかもしれない。そうなれば、その円相がこの温泉の名物になる。それを創始したのは筆者であることをここに宣言しておく。自分で描いた円相を見つめながら、温泉に浸かっているのはとてもいい気分で、それこそ○なのだ。
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by uuuzen | 2016-11-15 23:59 | ●新・嵐山だより


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