●嵐山駅前の変化、その417(脇道沿いの空地)
と言うような雰囲気の阪急嵐山駅の南北で、そこに地域住民の家が並んでいる。正確に言えば東北と南西で、プラットフォームは北西を向いている。駅を利用するのは、季節にもよるが、多くは観光客だ。



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そのため、嵐山や渡月橋に近い方面に改札口があるのみで、駅の南東の住宅地方面には改札はない。つまり、改札口はひとつだが、今後もそれは変わらないだろう。というのは、地域はもう田畑がほとんどなく、家が建て込んでしまい、新たに住民が増えることはない。それどころか、ますます空家が目立ち、住民は減って来ている。その様子は世界的に有名と言ってよい嵐山に比べて、あまりにも日陰という感じで、改札口から出て駅前広場が表とすれば、全く裏手という印象がある。名古屋駅も、その東西で全く雰囲気が違うと聞いたことがあるが、たいていの駅でそうなっていて、表と裏がある。京都駅では北側が表で、南側の八条口はいかにも裏手という雰囲気があるが、北側は高層ビルが建てられないので、南側を積極的に開発しようとの動きがある。そうなれば、100年後には京都駅南側が高層ビルが林立する表玄関ということになり、またもっと南の伏見も活況を呈するかもしれない。人口が減少して行くことが明らかな日本であるのに、大手ゼネコン天国の日本では空地があればそこに何か建てようとする。いかにもまずしい考えだ。部屋が広いのがいいと考えるのは誰しもかもしれないが、高齢になると、狭い方が使いよい。何でもすぐに手が届く方が便利ではないか。TVではよくリフォームや新築の家を紹介する番組があって、家族3,4人で大きな家に住む家族が紹介される。家の中が広々としているのは気持ちがいいだろうが、冷暖房費を考えると不経済だ。それに家が広いだけで、たいした家具や美術品があるわけではなく、ただの箱という感じがする。その大きな箱を買うためだけの人生で、何と愚かかと思うが、その箱すら買えない人がアメリカでも大勢出て来て、収入の格差が目立つ社会になっている。格差は何にでもあるが、経済のそれとなると、家や車、衣服など、目に見える形がわかるから、人々はその格差の上の方に行きたいと思う。そこには、恥ずかしくないようにという、謙遜に似た思いから、その反対に自慢もあるが、自慢の場合はグロテスクな形を取る場合が多い。また住宅業者はそういう人が多いことを見越して、可能な限り、威容を誇り、また広々とした空間を確保するような家を建てる。その建物ののべ面積のいくらかを庭にすることは、家全体の見栄えもよく、居住者の精神衛生上もいいと思うが、庭は部屋に比べて他人に自慢出来る効果が小さい。それで庭を失くして部屋が作られる。今の日本はそのことをそのまま拡大したような街作り、都市作りで、田畑を潰してはりぼて同然の、部屋数ばかり多い家を量産する。そして、京都駅では南側を高層ビルが林立する街にして行く。それが発展というものだという思いがあるのだろうが、人口減少の実態を見れば、狂気としか言いようがない。
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 さて、先月のお彼岸の頃にキンモクセイの香りをどこかで感じたが、見渡してもその花が見えない。それでおかしいなと思っていたが、そのうち忘れてしまった。ところがここ数日、もっと強くその匂いが漂っていることに気づいた。そうか、キンモクセイは10月下旬の花かと今頃認識しているが、雨や曇り空の灯が終わると当然晴れの日がやって来る。昨日はそんな日で、雲ひとつない青空だ。ただし、午前中で、夕方は雨が降った。午後は用事があって洛西ニュータウンの近くまで家内と自転車で行ったが、帰りの道に迷い、向日市方面に走ってしまった。途中で歩行者に訊ねて道を戻り、樫原に出て、スーパーで買い物をすればもう5時で、日が暮れていた。千代原口まで来ると、洛西方面は晴れているが、東北や嵐山方面は黒い雲が空を覆っている。急いで走ったが、松尾駅前に着いた頃に大粒の雨が降り始め、大急ぎで家に帰るまでの7,8分は土砂降りになった。そのような雨の中、また真っ暗な中をずぶ濡れになりながら自転車で走るのは初めてで、帰宅すると下着まで濡れていた。それに、新しい本を2冊濡らしてしまい、早速10キロほどはあるか、昨日届いて梱包を解いていない本を重石にした。そのまま数日置くと、濡れ染みは出来ても本はたわまないだろう。もう5分ほど、樫原のスーパーで買い物を早く切り上げていれば、雨に濡れることはなかったが、それを言えば人生はみなそれと同じで、後に起きることは予測がつかない。そのために保険というものがあるが、先に起こることを心配すれば切りがない。それで、起こったことは、みなそれはそれで仕方がなく、また命に別状がなければ、面白い経験と思えばよい。家内も全身ずぶ濡れになったのは同じで、帰宅後は筆者が道に迷ったために不要な数キロを走り、そのことで夕立に遭遇したと文句を言い続けたが、体を洗ってさっぱりすると、思い出したように自転車で見知らぬ土地を走ったことは、なかなか楽しかったと言った。物事は考えようということだ。今日の最初の2枚の写真は、昨日の昼前に撮った。阪急嵐山駅の裏手で、観光客がほとんど立ち入らない。そのためでもないが、なかなか工事は進まないようで、いったい何をしているのか筆者にはさっぱりわからない。10月下旬に完成というのは、プラットフォームの改装工事のことで、この脇道沿いの空地内の工事はあまり急いでいないようだ。ということで、変化のない写真を載せるが、最初の写真は組まれた鉄骨が少し増えた。3枚目はプラットフォームに沿う脇道にある何本かのキンモクセイの1本で、満開の花を咲かせている。こういう木はそのまま残してほしい。もっと大きな「ムンクの木」は2枚目の写真に写る警備員の背後にあった。開発はいいことだとの考えが日本では根強く、また建てて数十年で壊す。そこには耐震を考慮するとの名目もあるが、そのうち、鉄の塊の住居が金持ちの象徴となるかもしれない。極悪人は鉄の塊のような部屋に閉じ込めて逃げられないようにするが、金持ちになることは、そういう極悪人とさして変わらない身分になることと似ている。それは当然で、陰で悪いことでもしなければ大金持ちになれない。
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by uuuzen | 2016-10-27 23:59 | ●駅前の変化


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