少ない枚数で済むと思いながら、定点撮影のその立ち位置を決めかねている。というのは、円形階段のある駅南側だけではなく、北側でもユンボが動き回り、工事が始まっているからだ。
今日は3枚目にその写真を1枚掲げるが、これはどういう考えで工事が行なわれるのかさっぱりわからない。先日書いたように、駅南側つまり円形階段後方の空地は、円形階段を利用して駅前に出ることの出来ない身障者のためにスロープと新たな改札口を設けるのはつごうがよい。だが、北側はプラットフォームはあるものの、それは長年使われたことがない。それなのに、そのすぐ横の空き地をどう整備してどう活用するというのだろう。それはともかく、25日の土曜日は朝10時から1時間、小学校前の自治会館で夏のさまざまな催しなどに関係した少年補導委員の仕事についての説明があった。わが自治会からは筆者とWさんが少年補導委員を担当しているが、Wさんは筆者と同じ年齢で独身、実家は高槻にあって、月に数回はそこに帰るためにつごうがいいというので、現在の新築マンションに数年前に入居した。Wさんとはこれまで何度か話をしたことがあり、今年はたまたまふたりの少年補導委員を新たに選出する必要があって、筆者は彼を指名した。どうせなら、親しく話が出来る人の方がいいからだ。Wさんはわが自治会内では最も北に住んでいる。ということは、自治連合会内でもそうで、いわば外れだ。引っ越して来て数年であれば、なおさら地元には溶け込みにくい。筆者は32、3年住んでいるが、それでも新参者であるから、Wさんの気持ちはわかる。それはさておき、Wさんは極北に住むこともあって、自治会館には自転車でやって来た。だが、筆者が徒歩でそこに向かっている時、背後で自転車が迫り、そして停まったことに気づいた。振り返るとWさんで、そこから一緒に歩いたが、今日掲げる写真の現場の道を通って来たので、その工事について話題にした。Wさんは前述のように、阪急電車に乗ってよく高槻に行くので、事情に詳しい。Wさんに言われて気づいたが、現在嵐山線は各駅で工事をしている。そう言えば上桂、松尾はプラットフォームを延長するのかどうか、あちこち工事用の柵で取り囲んでいる。先日気づいたが、松尾駅では桂方面のプラットフォームを身障者が利用するのは不便で、そのために別の改札口と言うか、出入り口を造っている。先日そこを利用して身障者ではない人が数人出て行くようであるのを動き出した電車の中から見た。おそらくそれと同じような出入り口を嵐山駅でも造るのだろう。Wさんの考えはそうで、それに筆者も同意した。実際はわからないが、今日は現場の警備員に訊ねた。予想どおりに、身障者用の改札を新たに造るとのことだ。またそれだけでもないようだが、それは北側の工事を指しているのかもしれない。北や南と書いているのは、厳密に言えば、北は北東、南は南西で、駅は斜めに位置している。
定点撮影をしたいと思っているが、今日は現場の様子が最もよくわかるように新たな立ち位置を選んだ。最初の写真は何やら箱が組み立てられている。簡易トイレではないだろう。駅に入ればトイレはいくつもあるし、組み立てている時に観察すると、トイレの穴が床になかった。では事務所か。2枚目の写真は1枚目の奥に立って振り返ったもので、すでにその建物はもっと大きくなっているが、窓が見える。やはり工事事務所のようだ。そういうものを造らねばならないほど大がかりな工事になるようで、このカテゴリーの駅前マンションとは違い、撮ったその日の投稿を決めているので、毎日変化があって忙しくなるかもしれない。それはさておき、この簡易事務所は工事を邪魔しない場所に設置されたはずで、新たな改札がどの辺りにどのように出来るかはおおよそ想像がつく。2枚目の写真に写るトラックがあるところがプラットフォームからの下り坂の終点になるだろう。屋根も新たに設置されると思うが、そうなると眺めはぐんと変わる。3枚目は最初の写真の左手で、左奥の背面が見える看板の位置で、どうつながるかがわかると思う。またその看板のすぐ下が上り坂になっていて白い鉄パイプの柵が見えているが、その坂を上って渡り廊下から円形階段上の改札へと客は導かれる。健常者ならそれでいいが、車椅子の人はひとりで階段を下りることは出来ない。それでプラットフォームから直接坂を下がって地面に至る新たな道を設置するのだろう。その坂の始まり場所に大きな木があったので、それを取り除く必要があった。3枚目の写真はユンボがその木の切株を取り除いたばかりの時に撮影したが、1,2枚目の撮影から4時間ほど経っている。切株が見えているが、これは元の位置から掘り起こされた状態で、元の位置は3枚目の写真の右端から外れたところにある。背後に白い布がかけられたのは、工事中の様子を見せないためと、プラットフォームにいる人への安全への配慮だが、そう危険なことは行なわれない。ともかく、この白いシートのある場所からユンボのある地面へと新たに下り口が造られる。では上り口に利用されないのかと言えば、その必要はない。現在の改札口でも充分に車椅子は通ることが出来るし、また河原町行きの電車は3枚目の写真に写る白い布のかかるプラットフォームではなく、もうひとつ向こうだ。つまり。この工事はあくまでも花見シーズンに駅に着いた時の身障者専用で、そうでない時期は普通の人と同じく、現在の改札を使う。となると、4枚目の写真の奥に停まる車付近をどう改造するのかがやはりわからない。4枚目の写真に写る道路は筆者はめったに歩かず、そのためにどういう工事が行なわれるかあまり関心もないが、駅の左右側で一斉に工事するのは、どうせやるならついでがよいとの判断であろう。なお、4枚目の右端に写る赤いユンボは3枚目のそれと同じだが、4枚目は1,2枚目と同じ時刻に撮影したから、4時間の間に駅の内部を北側から南側へとぐるりと移動したのだろう。そうするには駅前広場を横切る必要があるが、トラックに積んで運んだのだろう。
嵐山駅は使われていないプラットフォームが南北にあって、その中間の2本の線路だけを使っている。これはもったいない話だが、使っていないプラットフォームや線路を撤去して何か新たに造るとしても、それにふさわしいものが思いつかない。駐輪場がひとつの理想で、それを北側に造るかもしれない。現在駅前広場北奥の樹木に囲まれた空地に通勤人などが無断で駐輪しているが、それを長年黙認している阪急に対して、地元住民の一部は不思議がっている。儲けにならないようなことをしている神経がわからないという意見も聞くが、その空地を何かの施設として活用するにしても、さて何がいいかとなると、地元住民も思いつかない。きちんと整備して松尾駅の際にある月極の駐輪場にすることもいいが、木に囲まれた土地なので、それは無粋で、筆者はむしろ緑地帯にするのがいいと思う。では駐輪場は不要かと言えば全くそうではない。それで松尾駅と同じように駅のすぐ横となると、4枚目の写真のように、駅の北側がいいだろう。ひょっとすれば4枚目は駐輪場の建設を始めているのではないか。ともかく駅そのものに変化の時期が訪れたことは確かなようで、駅前広場の改装を除けば久しぶりのことだ。プラットフォームの灯りの数を倍増する工事が10数年前にあった以来のことで、またそれ以上に大がかりだ。それにしては地元住民に告知がなく、また駅の内部にも工事関係のポスターがない。それほど大きなことではないとの判断か、あるいは自治会長には個人的に工事関係者が工事概要について説明しに行ったかもしれない。駅の北側と南側の現場を定点撮影するとなると、最低でも4枚の写真が必要となるが、工事場所の範囲が想像出来ず、さてどこに立ってどう写したものか、毎回悩む。定点と決めずに、毎回違った場所でもいいかと今日は思った。ともかく、このカテゴリーへの投稿が増える予感があり、仕事に多忙であるのに、面倒なことだ。そのためにも写真は少なく、また文章も短い方がよい。