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●嵐山駅前の変化、その393(脇道沿いの空地、マンションのチラシ)
雨らしい日が続くが、雨が降っていない時間の方が長い。そして、そういう時間帯に嵐山駅のプラットフォーム横の狭い空地では大きな木の伐採が続き、丸4日費やしてその木は切株状態になった。



●嵐山駅前の変化、その393(脇道沿いの空地、マンションのチラシ)_d0053294_1545733.jpg

そう言えば「切株の履歴書」の題名で半ばシリーズ的に投稿していたのに、中断したままとなっている。その投稿には切株を出来る限り真上から撮影した写真を使うが、プラットフォーム際に出現した切株は、残念ながら近寄ることが出来ない。今日の写真は脇道から撮ったもので、切株の面は筆者の目線の高さにほとんど等しい。また工事が始まると思うが、毎日工事を終えると蛇腹型の扉は鍵をかけるはずで、やはり切株を目の当たりにすることは出来ないだろう。プラットフォーム上からは撮影すれば理想の写真が得られるが、そのプラットフォームは使われておらず、やはり立ち入ることは出来ない。嵐山駅には切株が面する南側と、そして北側にも使われていないプラットフォームがあって、南側に関しては桜と紅葉の季節のみ、一時的に使われる。嵐山に着いた人と嵐山駅から出発する人が同じプラットフォームを使わないようにするためだ。つまり、紅葉の季節になると、その切株を真上から撮影出来そうだが、はたしてそれまでの間、切株のまま残されるかどうかだ。建物が建つので邪魔になったとすれば、切株でもやはり邪魔で、根を掘り起こされてすっかり除去されるのではないか。そうなるまでの間に撮影したいが、今はどうすることも出来ない。10年ほど前、駅員に頼んで、その普段は使っていないプラットフォームに通ずる渡り廊下に立ち入らせてもらえたが、今は許可されるかどうかわからない。また筆者も何が何でもという気はない。それにムンクの絵に出て来るような鬱蒼とした状態がよかったのであり、その木が切株状態になったのを間近で撮るというのは悪趣味だ。だが、年輪の数をざっと確認したい思いがあるので、やはり間近に立ちたい。長年あったものが消え去ると、そこに空白が生まれてさびしくなるが、これが河原町の繁華街では古い店がなくなるとすぐに工事が始まって、次に行った時には新しい店が出来、若い女性店員が通りの往来を見つめている。その女性が以前何をしていたのかと思うが、新しい店には新しい人材が必要で、人はあちこち動く。建物も同じかもしれない。古くなれば消えて、代わりに新しいものがそこに居座る。消えた建物は確かに物としては消えたが、人々の記憶の中には残り続ける。だがそれも新しい建物が出来ると、以前はどうであったかがにわかには思い出せない場合がほとんどで、新しいものに取って替わられることには悲哀が伴う。これがいつまでも空地のままであれば、悲哀はまだましと言おうか、別の種類の感情を抱く。どちらがいいかと言えば、当然空地のままで、それはまた新たに木が植えられる可能性があるからだ。たとえば八坂神社の有名な枝垂れ桜は、近年ますます疲弊して来ているが、枯れてしまえばまたそこに若い木が植えられるはずで、大木が存在していた場所というのは、同じように木が占め続けるのがよい。それでもあまりに有名な八坂の枝垂れ桜と阪急嵐山駅の名もわからない大木とでは格が違い、後者はいつ消えてもほとんど誰も気づかないし、また何とも思わない。ここには有名人とそうではない人の生の軽重にたとえられるものがある。その軽重とは大事にされるかどうかのそれでもあるが、今は無名のものに注目し、その存在について発表すると、有名になるということがあり得る時代で、そのことで消える運命にあったものが保存される場合もあるだろう。とはいえ、切株になってしまうともう遅い。それに筆者が発信したところで誰も注目しない。また筆者が有名人で、このブログを毎日万単位の人が読むとしても、阪急が計画し、実行することを変更させることは出来ない。ということは、阪急の社長ほどの金持ちならば話は別ということになり、ただの凡人は周囲の変化をただ眺めるしかない。それはともかく、長年ムンクの木として内心親しんで来た大木が今日切株になったことを記しておく。
●嵐山駅前の変化、その393(脇道沿いの空地、マンションのチラシ)_d0053294_1552378.jpg

 それはさておき、木が邪魔になったということは、切株になった場所まで今後工事の対象になると考えてよい。また、その空地は駅の改札口寄り、またレンタサイクル用の自転車を保管している建物際で、改札に関係する工事が始まるのではないか。このカテゴリーの最初の方の投稿に書いたように、6年ほど前に駅前広場の改装工事があった。その時に改札を出てすぐ南の円形階段の一部が売店が占めるようになり、雨の日に雨に濡れずに円形階段を利用してわが家に向かうことが出来なくなった。その円形階段は前述のように桜と紅葉の季節に、駅に着いた人が使う臨時改札口となり、人の入りと出を別々の改札でさばくために使われる。だが、年に2週間ほどではないだろうか。それ以外はずっと締め切ったままで、円形階段そのものは駅前のコンビニで飲み物など買った人が座って味わう場所になっている。そのため、ゴミの散乱が目立ち、地元としては迷惑なのだが、観光客にすればその階段以外に日陰になって座れる場所がさほど多くなく、格好の憩いの場になっている。またそのことを駅は黙認している。それはいいのだが、大半は締め切ったままになっているその円形階段上の改札口は、何かに利用しないともったいない。そのための人件費の方がもったいないと阪急は思っているのだろうが、その改札口に続く渡り廊下など、何かに使えるものであることは確かで、ひょっとすれば今回の樹木伐採はそうしたことを含めて改札口周辺の改装を考えてのことではないか。駅には現在北側にしか、つまり風風の湯や渡月橋方面にしか改札口はないが、本当は松尾橋方面川にもあれば、地元住民は歓迎するだろう。だが、それこそ阪急にすれば人件費の無駄で、今後も現在の改札口とは反対方向には出来ないだろう。そのための場所がないかと言えば、そうではない。ただ、地元住民で嵐山駅を利用する人数と、観光客の数を比較すると、前者の方がはるかに多く、わざわざ地元住民専用同然となる改札口を新たに設置する無駄を阪急がするわけがない。では、これから始まろうとする工事は、駅のどこをどう改良してどういう人に利益があるのか。筆者の想像は、桜と紅葉の季節しか使われないプラットフォームから円形階段の改札を使わずに駅の外に出られる新たな改札口だ。なぜそれが必要かと言えば、現状では駅に着いた人たちはプラットフォームから上り坂を使って円形階段の最上段にある改札口に至る。それはいいが、そこを出ると円形階段を下りるのに、身障者は困る。車椅子用の坂がないからだ。プラットフォームの高さからわざわざスロープを上って改札に至る必要はなく、プラットフォームから駅外の地面に至るには、プラットフォームからそのまま斜めに坂を設けて、円形階段際の道路を終点とすればいい。また、そこが普段誰でも利用出来るのであれば、筆者はプラットフォームに至るのに30秒ほどは短縮出来るが、その着いたプラットフォームは桜と紅葉の盛りの時期専用で、またおそらく身障者が下車するのに便利なように臨時の使用に供するもので、普段は円形階段上の改札と同じように閉まったままではないだろうか。簡単に言えば、円形階段から下りられない身障者用だ。たぶんそうなると想像するが、それだけならばムンクの木を伐採する必要はなかったと思える。
●嵐山駅前の変化、その393(脇道沿いの空地、マンションのチラシ)_d0053294_1555935.jpg さて、このにわかに始まった駅の空き地内の工事だが、駅前のマンションがほとんど出来上がったので、順番としてはつごうがよい。何のつごうかと言えば、筆者が記録し、ここに写真とともに投稿する段取りだ。駅前マンションの現在の様子は1年後に写真を投稿するが、今日の写真は1年前にばら撒かれたマンション販売のチラシの裏表だ。これは大きなポスターとなって桂駅にも貼られたし、新聞にも折り込みされた。ヘリコプターを使って、このマンションと、嵯峨にも出来るマンションの双方の場所が収まるように撮影した写真が使われているが、後者はJRの嵯峨嵐山駅に向かう途中、天龍寺の門から真東へ150メートルほどのところ、北側にある。敷地は後者の方が少し狭いと思うが、建物の景観にもかなり違いがあって、嵐山駅前の方は駅前ホテルとほとんど同じデザインと色合いだ。つまり和風だ。嵯峨嵐山の方はそうではなく、どこにでもあるようなデザインだ。これは周辺の環境を鑑みてのことだろう。つまり、嵐山駅の方が高級感が求められた。それは駅前という便利さや、すぐ北側にホテルが隣接するからだが、実際に住むとなると、買い物は嵯峨嵐山のマンションの方が断然便利だ。今は自動車があれば多少スーパーが離れていても関係ないと考える人がほとんどだと思うが、嵐山駅前のマンションでは全25戸のうち、駐車場は確か5軒分しかない。残りの20軒は近くで駐車場を借りるか、あるいは駐車場を必要としない住民が買う。だが、そういう住民が4000万円台のマンションに住むだろうか。駐車場が5軒分というのは、敷地の関係でそれしか確保出来なかったからだ。1年前には予想しなかったが、今月末でわが自治連合会にあったたった1軒のスーパーは閉店となる。嵯峨や梅津、つまり渡月橋か松尾橋をわたって右京区にまで買い物に行かねばならず、若い世代はともかく、還暦を越えたような人ではそれは大変だ。風光明媚なところは、たまに訪れて風景を楽しむのがよく、住むのは不便を覚悟せねばならない。それでも駅前マンションは改札口まで徒歩2分との謳い文句を最大限に利用して早々と完売を目論む。徒歩2分は本当は1分で、それほど駅に近いが、マンションの売れ行きはどうかと言えば、まだ完売していないようで、毎月新たなチラシが風風の湯に至る道路際に雨除けの透明な箱にたくさん詰め込まれる。その最新版を昨日一部取って来たが、それを紹介するのは1年後になる。それにしても予約受付開始から1年経っても25戸が売れないとは、価格が高すぎるのか、あるいは立地条件が悪いと思われているのか、ま、そのどちらでもあるだろう。
●嵐山駅前の変化、その393(脇道沿いの空地、マンションのチラシ)_d0053294_1561011.jpg

by uuuzen | 2016-06-24 23:59 | ●駅前の変化
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