●ムーンゴッタ・2016年5月
ンバウンドという言葉が最近よく使われる。アウトバウンドもそうかと言えば、それはない。ロンドンの地下鉄に乗ると「bound」という言葉はどの駅でもよく見かける。



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この場合は後に行先を示し、また「for」という言葉をつける。「bound」にはたくさんの意味があるが、複数形では通常は「境界」の意味で、インバウンド、アウトバウンドもだいたいどういう意味で使われるかは想像がつくが、最近の使い方は日本にやって来る人のことを指す。それを外国人観光客と言えばいいのに、そう言わないのは海外の表現に倣ってのことで、また「外国人」という日本独特の表現があまり好ましくないとの配慮だろう。インバウンドの言葉が今後もっと使われるようになるかそうでないかは、誰にもわからないが、自治会のFさんなどは、にわかに増加した外国人観光客であるから、また急に何らかの事情でぱたりと途絶えると予想している。テロや大地震を思ってのことだが、それらがなくても飽きられるということもあるだろう。筆者が直接インバウンドという言葉をしきりに聞いたのは、風風の湯のサウナ室で話した50歳くらいの男性で、その人はインドネシアに頻繁に行って貿易の仕事をしていると言っていた。その話の中で20回くらいはインバウンドという言葉が出て来たが、インドネシアの人々の趣味に合った日本製品を開発し、インドネシアからの金持ちのインバウンドにそれらを買ってもらおうとの考えだ。日本ではもう消費がさして大きくないので、京都の美術工芸の歴史の強みを活かして外国人向けのデザインの商品を作って行くしかないと思っているようであった。その時筆者が話したことは、明治になって日本が美術工芸の商品で世界に打って出たことだ。つまり、その人のやっていることは全く新しいことではなく、100年以上前にもっと高度に行なわれていたことで、また当時とは買い手が違って来た。それに何よりインバウンドの量が違う。そしてインバウンドから定住者も生まれるが、その割合は調査されているのだろうか。アメリカではトランプさんがメキシコとの国境に壁を作ってインバンドを絶やすと主張しているが、すでにアメリカにいるメキシカンとのつながりから今後も密入国の形ではなく、メキシコからのインバウンドはなくならないだろう。そういう中から定住者が出て来ても、あまり騒動を起こさずに暮らして行くのであれば白い眼で見られることがないが、風習の違いもあって騒いでいると感じる人もあって、軋轢はなくならない。特に狭い国土の日本ではそうで、インバンドは金を落としてくれるから大歓迎だが、実際は見下している。日本では中国が嫌いというのが8割というネット画面の見出しが嫌でも目につくが、その事実を中国人が知れば、いずれ日本へはやって来なくなる。それは東南アジアの人たちも同じではないか。先日エリザベス女王が中国人の無礼を口にしたことが話題になったが、国が違えば風習も違う。そこを人間として最低限の常識があると反論する人もあろうが、そう言ったところで何も変わらず、相手も礼を失するとは思わずにやっていると理解を示すのが大人だ。
d0053294_14505922.jpg さて、今日は久しぶりに家内とムーギョやトモイチに徒歩で行った。最近運動不足を充分に自覚していて、腹に贅肉が大分ついてしまってズボンの胴回りが合わず、2,3年前の細いズボンが嘘のように感じる。それで10年以上前に買った太目のズボンを履くが、家内はそんな時代遅れのものは見たことがないとしきりに文句を言う。細身のを買えばいいが、面倒でもあり、ついダボズボをそのまま履く。するとこればなかなか快適で、もう若い人のような細いズボンでなくてもいいと思う。ファッション・センスがちぐはぐと言うか、出鱈目と言おうか、あまりそんなことを気にせず、気に入ったものを着ればいいではないか。それが個性になる。だが、ダボズボに慣れると、どんどん胴回りが太くなるだろう。年齢もあるが、あまり体重が増えると、ムーギョを往復するだけで汗が出る。もう2キロは減らさねばならないが、1年前にも同じことを言っていた。つまり、本とはもう4キロ減らす必要がある。これはかなり不格好で、やはりピチズボが太腿にすっと入る程度の体形に戻すべきか。今の体重体形ではピチズボを履くと絶対にどこかが裂ける。ダボズボでどうにか体形を誤魔化すというのはかなり格好悪いが、そういう状態から脱するにはまた盛んに歩くしかない。で、インバウンドと体形とそして今日のムーンゴッタの話をどこでどうつなげるかだが、それを今からやる。今日は満月だが、ムーギョに行く時にカメラを持って行かなかった。買い物で両手がいっぱいになるとこと、帰宅する午後7時頃ではまだ満月は見えないと思ったからだ。それで東の空を確認することもなかったが、今日は初めて見るものに遭遇した。松尾橋とムーギョのちょうど中間辺りに、ある店が工事中であった。以前は何であったか思い出せないが、50代の男性がひとりタバコをしきりにふかしながら物差しで測りながら仕事をしている。工務店のいわば大工さんで、担当しているのは店のテイクアウトの窓口の飾りだ。それがベニヤ板でイスラムやインドの曲線に切り取られている。そこに派手な色で模様や店の名前が書かれるのだろうが、店内はもうかなり出来ていた。派手なオレンジ色を塗るなど、たぶんスリランカかインドのカレー店だろう。梅津にそんな店はなかった。西院には何年も前からあったので、それがより田舎の梅津に出来ても不思議ではない。経営者はインバウンドから日本人と結婚して定住者になったのかもしれない。その近日オープンの店の前はうどんや定食を食べさせる「力餅」で、インド料理店があってもよい。松尾橋東詰めにはイタリア料理店、ムーギョ近くにはラーメン屋とお好み屋、そのほかに飲み屋が2,3軒あるが、梅津は田舎で飲食店は少ない。そこに派手で安価なインド料理店が出来れば流行るだろう。駐車場はおそらくないので、地元住民が歩いて食べに来るだろう。帰宅して食事を済まして一息すると9時になっていた。今日は晴れで、満月は完璧に見えるはず。それでカメラを持って外に出ると、オレンジ色の満月が浮かんでいた。家を出た途端、犬を連れた見知らぬ高齢者が目の前を歩いていて、それを追ってその後ろ姿と満月を一緒に収めた。街灯は去年インバウンドとしてLEDになって輝きがシャープになったが、とても味気ない。あっちへ行くもの、こっちに入って来るもの、お月さんは全部見ているか。
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by uuuzen | 2016-05-22 23:59 | ●新・嵐山だより(特別編)


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