●○は○か、その31
とりよがりそのもので、好き勝手に書いているブログだが、今はもうあまりはやっていないのだろう。SNSという3文字で呼ばれる新たな仕組みがブログの後に登場し、その手軽さで爆発的に広まったようだが、筆者は自動的にこのブログの題名がツイッターでその都度つぶやかれるように設定しているだけで、ツイッター用に何か考えるということをもうとっくにしなくなった。



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長文より短文が好まれるのは道理で、誰しも自分の時間を有効に使いたい。有名人のものなら別だが、どうでもよい人の長文は決まってどうでもいいことを連ねているから、最初の方をほんの少し読むだけでも時間がもったいない。筆者がそう思うのであるから、筆者もそう思われて当然で、このブログは完全にひとりよがりのためのものだ。それは傍目には見苦しいことでと思うが、誰も読まないのであれば、そのことを気にすることもない。それで今日もひとりよがりで好き勝手に書くが、書くべき、いや使うべき写真はだいたい先まで決まっていて、今日は一昨日の続きで、高松での丸い地面の文様写真を載せる。これは探し歩いているのではなく、歩いていて見つければ撮る。その点が神社の写真とは少し違う。神社も多少はそうだが、見知らぬ土地へ行く時は、予め地図を印刷するし、またその時は神社の位置がわかるように範囲を定める。筆者はめったに外出しないので、見て回る神社の数は知れたもので、そこに趣味で収集する何かの数がどれも知れたものであることに自分で納得する。世の中に収集家は無数にいるが、筆者は何に関心を持っても徹底度がさほどでない。収集には時間も金もかかるが、筆者は何かひとつの収集に関心を絞ることが出来ない。これは欲が深いかと言えば、ある趣味を徹底しないのであるから、そうとは言えないだろう。そこで考えるに、何かひとつのことに集中して収集すると、視野が狭くなるかと言えば、そうとは限らない。あるひとつのことを通じて広い世界が見えるからだ。そのため、筆者のように関心事が多い者の視野が広いとは限らない。広く浅くと昔から言われるが、筆者はその傾向が強く、何かひとつのことに徹底して収集する人からは、軽んじられるだろう。だが、こういうこともある。上田秋成は芭蕉人気を快く思わなかった。それは、ある時見知らぬ人から俳諧趣味を奨められたからで、秋成は一般人の芭蕉崇拝を苦々しく感じた。相手は秋成とは知らなかったのだが、江戸時代は写真もSNSもないから、有名人は名乗らなければほとんど誰にもわからない。それは有名人にとっては気楽であったが、今のように有名人であることに憧れ、顔をみんなに知られたいとばかりにネットに自分の顔写真を晒すような人は、江戸時代は全くつまらない。それはともかく、芭蕉崇拝のあまり、家業を投げ捨て、家を傾かせるような人物まで出て来る始末で、それでいてそうした趣味人の俳諧が後世に残ったかと言えば、全然そうではない。つまり、趣味人はしょせん趣味であり、そんなものに現を抜かし、自惚れるのはいかがなものかと秋成は思ったのだ。
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 だが、いつの世もそのようなおめでたい人は無数にいる。お宝鑑定のTV番組をたまに見るが、筆者はほとんどの出品作の価格を言い当てる。それは、作品を一瞥しただけでわかるからだが、TV画面であり、細部は不明で、当然迷うことも多い。そういう時は品物を持って来た人を見る。ま、最初からその人物を見るのだが、その顔を見ただけで本物を持参したかどうかがわかると言ってよい。先の秋成に俳諧を奨めたような人も同じような顔をしていたのだろう。恥晒しで出て来ているような人があまりにも多いが、そのことはいつの世も自分を趣味人と思い、全く自惚れの塊になっている人が多いことを表わす。つまり、典型的なひとりよがりだが、本人が喜んでいるのであるから、財産を傾けようが、恥を晒そうが、それでよい。そういうおそまつな人がたくさんいて、ごく一部の目利きも自分の鑑識眼に自惚れることが出来る。そういう話をたまに家内にすると、筆者がよく人の顔を見てその人を判断することを不思議がる。一瞥しただけでなぜそんなに確信的に物が言えるのというわけだが、特に男の場合は人格が顔に滲み出ると筆者は考えていて、それを率直に口にするだけだ。同じことは誰でもしているが、人によって口に出すか出さないがある。男の場合、その顔つきというのは、ひとつは自信によって左右される。その自信はひとつのことを徹底してやって来たかどうかが関係する。趣味でもひとつのことを長年徹底していると、それなりの自信がつく。だが、先に書いたように、しょせん趣味は趣味で、ひとりよがりの場合が多い。収集品を誰よりもたくさん数を集めたところで、それは数を多く集めたという事実を保証するだけのことで、その数に比例した思想を深めたかと言えば、全く関係がないと言ってよい。だが、そのことを本人に言えばきっと激怒し、自分の趣味の深さ、高さを見倣えと言う。秋成が芭蕉崇拝者を嫌ったのはそういうところを感じたからだろう。SNSは趣味を同じくする人とつながるにはとても便利と聞くが、筆者はあまりそういう人とつながって趣味の話をしたいとは思わない。みんな自分は一番だと思っているので、必ず自慢合戦になる。そんなことに巻き込まれるのは精神衛生上よくない。好きなことは好きなように咀嚼し、そして好きなようにこのブログにひとりよがりで書けばよい。SNSでは自分を大きく見せるために虚飾する人が少なくないとも聞くが、筆者はこのブログで等身大の自分を書いているつもりで、それがちっとも面白くないので、きっと人気がない。それでも自分が○だと自惚れているからには、他者はどうすることも出来ない。筆者も秋成が嫌悪する芭蕉崇拝者と似ているということか。さて、今日の3枚の写真は日本一長いという高松市内の商店街で、南の端から北へと向かった途中で見かけた○の写真だ。2枚目は1枚目のアップで、1枚目はよけいだが、左端に家内が少し写っているので載せることにする。それに商店街の様子がよくわかる。3枚目は2枚目から数百メートル先で、この円の上に有名なガラスのドームがある。この写真を撮った時、自転車に乗った父娘や、その左手の同じく自転車の人たちが一斉に筆者の左手を見た。振り返って確認しなかったが、何があったのだろう。中央奥の娘を後ろに乗せた男性は、その顔や姿が、先年亡くなった従妹の旦那にそっくりで、そのことを思いながらシャッターを切ったが、ひとりの若い男性が右手からやって来て円内を踏みながら左へと去った。高松市内の商店街のメインの場所であるにもかかわらず、さほど人は多く歩いていない。今日の投稿は「高松市内を歩く」のアゲインと題した方がよさそうだが、ま、筆者の投稿は他の投稿と交わっていることが多く、それは筆者の趣味にも言える。
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by uuuzen | 2016-03-01 23:59 | ●新・嵐山だより


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