●○は○か、その30
に何か書けと言われると、筆者は○を大きく書くだろう。風風の湯に週に二度通っているが、最初の1時間でサウナと体を洗うことを終え、もう1時間はいろんな湯船に浸かってのんびりする。



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そののんびりの間は退屈であるから、大浴場と露天風呂を隔てる大きなガラスの嵌め込み窓が露で曇っているのをいいことに、大浴場側から大きな円を先日描いた。大きなと言っても、直径80センチほどか。その隣りの窓は幅が3メートルはあるので、そこならもっと大きな円を描けるが、素っ裸であるのであまり格好いいことではない。大浴場に人が少ない場合に限る。この円は思うほど正確に描けないものだ。当然大きくなるほど難しいだろう。いずれ直径1・5メートルほどのものを描いてやろうと思っているが、右手の掌を使って9時の角度から時計回りに腕を動かす。真面目にやればきっちりとした円が描けると思うが、なにせ気が引けることもあって、ガラスに真正面に対峙せず、やや斜めにかまえるから、どうしても4,5時の方角に来た時に多少ひしゃげる。断っておくと、毎回一度だけにしている。一発勝負だ。露天風呂は寒いから露が溜まるのは大浴場側で、また窓辺に立つことは不可能ではないが、幅がわずかしかなく、湯船に入った状態でなければどうしても体はガラスに接近し過ぎて、大きな円を描きにくい。それはともかく、描いた円は30分も経てばまた湯気で消えてしまうが、それまでの間、出来具合を見ながらいろいろと考える。そのぼんやりする湯船に入ったり出たりする1時間は、もったいないようでいて、実は有意義で、先日は終日考えてもわからなかった古文書の一字がわかった。その字は画数が少ないのに、どう崩しているのかわからず、これは絶対にどうにかしてやるぞと思っていたが、一晩寝ても結局わからなかった。ところが、風風の湯に行き、ガラスに大円を描いた後、その内部にそのわからない漢字を指で書いてみた。30回ほど書くと、急にわかった。帰宅して調べ直すと、正しかった。パソコンに向かい、紙に何度書いてもわからなかったものが、素っ裸で大きな円を描いた後にわかった。それは、おそらく湯船の中でくつろいだからだ。多少ぼんやりする時間は必要なのだ。急げば回れで、ゆっくりするのがまずいと思っていると、かえって成果が上がる。
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 風風の湯の話をもうひとつ書く。サウナに入っていると、最近その外で素っ裸でゴルフの素振りの真似をする60代後半の男性がいる。それが醜いのですぐに目を逸らすが、本人は至って悦に入っているようで、10分ほど続ける。そして体は当然冷えるからまたサウナに入って来るが、その後、また同じように練習をする。素っ裸になってくつろぐべき場所に来てまでゴルフのことを考えている男は、練習熱心で見上げたものと思う人もあろうが、どうせ素人であり、そこまでゴルフを気にかけても知れている。なぜ醜い姿かと言えば、当然腕を大きく振り上げて回すたびに、金玉が揺れるからで、その様子は女でも見たくないだろう。ゴルフ好きは珍しくないが、人に見せつけることはない。それにその男性はどう見ても、普通かそれ以下の知能の顔をしている。黙っていればまだ賢く見えるかもしれないのに、自分は馬鹿ですと全身で主張している。だが、それを言えば、湯気で煙ったガラスに大きな円を描く筆者も似たものか。だが、その円の透明になった部分から、露天風呂側から大浴場へと顔を覗かせる子どもがいるなど、大浴場内部を見るにはそれは便利なのだ。露天風呂に入っていると、大浴場側の壁時計が見えない。そのガラスを通せば真正面に見えるから、大浴場側から湯気の一部を拭うことは、露天風呂にいる人にとっては時間がわかって便利なのだ。もちろんそんなことを考えて円を描くのではないが、最初は適当に斜線を少し引いていたのが、急に円を描けばどうかと思うようになった。それは肯定観の表われでもあろう。何を肯定するのかと言えば、温泉に浸かってのんびりしていることだ。筆者は目下とても多忙だが、この温泉での後半の1時間はくつろぎのために役立つと思っている。何も考えないことはとても難しく、先に書いたように、どうしても最も気がかりなことを反芻するが、その解決法と言えばいいか、決心を固めるのにいい。筆者は思ったことはだいたいやってしまう方で、そのための年月がとてもかかることもあれば、1か月ほど先という短期のこともある。思うことは行動することで、思わないことはやらない。また、思ってもやらない、やれないことは当然もっと多いはずだが、やれないことは最初から考えないので、案外そうではないかもしれない。
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 さて、今日は久しぶりにこのシリーズに投稿する。書くことがないからという消極的な理由と、順番から言えば今日書くべきという積極的な理由からで、高松に行った時に見かけた円の写真を載せる。実は高松に行く数日前にヤフーで高松駅を中心とした地図を5,6枚印刷した。神社を巡るためだ。そして、ついでに昔訪れた時の駅前近くのうどん店がどうなっているかを調べるためにグーグルのストリート・ヴューを見た。すると、高松駅前に巨大な円の模様がある。その画像をダウンロードしたものが今日の最初の写真だ。航空写真でこのようにはっきりと写る円は珍しい。それで高松に行った時は、真っ先にこの丸い羅針盤風の模様のモザイク・タイルを、地上から撮ることに決めた。そうして撮ったのが2枚目で、3枚目はそのアップだ。昼間であるのに人が少ないことに驚かされるが、円をきれいに撮るにはつごうがよかった。円の真ん中に球体の石がたくさん並べられている。これは最初の画像をダウンロードした時にはわからなかった。この球体の石を筆者はゴッタと呼んで写真に撮り続けているが、それは「おにおにっ記」で紹介するもので、そう言えばそのカテゴリーは長らく中断したままになっている。今年の後半遅くには何年かぶりに投稿を始め、そして完結するつもりでいる。それはともかく、4枚目の写真は高松駅ビルの隣りにあるスーパーの玄関内部かそこにつながる通路のようなところで撮った。こういう円形模様はあまり人は気づかないと思うが、設置するにはデザインを初め、工事費など、金がかかっている。みんなに無意識に踏まれるだけの存在とはいえ、その無意識の中で「ああ、円いな」と人は思うはずで、それが大事だ。無意識のうちに入って来ることは影響が大きい。そしてその影響が円の模様であれば、前からやって来る物事を肯定的に捉えられそうでいいではないか。風風の湯の湯気で曇った大ガラスに何でもいいから書けと言われた時、まさか大きな×印を思いつく人はほとんどいないのではないか。筆者は自分が描いた大円を見つめながら、そんなことを考え、肯定的な気分になれるのは心地よい温泉のためかと思いつく。それなのに、黒い金玉をゆらゆらさせてゴルフの素振りをするおっさんがいて、「醜いことはやめてくれ」という気になる。そういう練習は誰も見ていないところでそっとやるものだ。ゴルフ人種を自慢したいのかもしれないが、あんた、せめてパンツ履いてからやれよ。
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by uuuzen | 2016-02-28 23:59 | ●新・嵐山だより


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