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●神社の造形―倉敷の阿智神社の本殿と荒神社
意的に文章量を最近は少なくしているかと言えば、半分くらいはそうだが、神社についての投稿となると、さして書くこともないからでもある。



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日本には8万ほどの神社があるらしいが、毎日ひとつずつお参りしても200年以上かかり、これは異常なほど多い。筆者がここで紹介するのはほんのわずかで、またそれだけに運命的な出会いであるとロマンティックに考えることも出来る。であるのに、それらの神社について特に何か書いておきたいこともさしてなく、行った時のあれこれの思い出を書くだけで、題名にそぐわない内容になっている。それでも頓着しないのは、最初に書いたように文章量が少なくて済むようにと考えているからでもある。さて、ひとつの神社に1回の投稿を充てているのに、阿智神社が数回続くのは単に筆者の気まぐれで、今日を含めてもう3回は投稿する予定でいる。今月に入って行きたい神社をいくつか思い浮かべているが、今月は11日の地元の体育祭に参加する以外は出かける時間がない。体育祭も出たくはないが、副会長としては仕方がない。ということは、今月末まで神社の投稿が続けられるかどうかわからない。どうにか時間を見つけて出かけようとも思う。とはいえ、京都市内に限る。その意味で倉敷はもうこの神社シリーズでは登場しないほどの遠方で、境内にある小さな社の写真を全部紹介しておこうという気になる。今日の最初は昨日載せるつもりが、もうひとつの段落を書く気力がなかった。それに今日の残りの2枚を説明するのに役立つ。最初の写真は昨日の2枚目の左側と同じだが、写真の大きさが違うとまた印象が変わる。奥になまこ壁の蔵が並んで見えるのは美観地区を思い出させ、倉敷らしさがあってよい。この写真を撮った位置から首を左に90度曲げると、本殿の西側の奥が見える。真っ先に目に入るのは枯山水のような石組だ。その間近で撮ったのが2枚目で、背後に本殿が見えている。昨日の最初の写真の拝殿の奥左右に本殿の瓦屋根が見えると書いたが、それは間違いで、本殿はもっと小さい。では瓦屋根はいったい何だろう。境内の平面図を見ても何かわからない。拝殿の中にもうひとつの建物があるのだろうか。それにこの屋根はとても低い。そこでGOOGLの航空写真で確認すると、拝殿の奥にもうひとつの小さな瓦屋根が接続している。本殿はその向こうに離れて建つ。本殿は屋根がとても大きく、それだけ建物内部の神体を大事にしているということだ。それだけ大事ならば、もっと大きくて頑丈な建物の中に祠ごと容れればいいようなものだが、神体は実際は案外つまらないものだろう。そこに大事なものがあるという思いを寄せることが大事で、金や玉で出来たものが入っているのではない。手前の伊勢の夫婦岩のような古びた岩は、円形の台座のような中に鎮座していて、これは蓬莱思想に基づく鶴亀の石組とのことで、ホームページの平面図によると手前に鶴石、奥に亀石があって、筆者が撮ったのは手前の鶴石のようだ。またどちらも石組と言うだけあって、大小数個の石を並べていて、枯山水と言ってもよい。確か説明板には石組の元祖で、それを生業とする人が参拝すればよいといったことが書かれていた。その技術も阿知一族によって大陸からもたらされたのだろう。大津の穴太衆は近世の石組みの集団だが、そのルーツをたどるとひょっとすれば阿知一族と関係があるのかもしれない。
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 3枚目の写真は亀石が右下に少し見えている。真ん中の鳥居は最初の写真の立ち位置からもよく見えた。これは荒神社で、鳥居は祠のすぐ手前に石の玉垣が新しく設置されたので、多少手前に移された。その様子は写真に新しい石張りが見えていることからもわかる。鳥居が手前に来たことで亀石との距離がその分、縮まったが、それだけ境内が狭くなったことでもある。鳥居の奥の祠とは別に、写真右手に直角に交わるもうひとつの祠がある。これも含めて荒神社なのか、それとも違うのか、平面図からはわからない。また写真左端に木造の新しい建物の庇が見えているが、これも平面図には記されていない。鳥居の上に小石がたくさん載っているのは吉備津神社でも見かけた。小石を運動会の玉入れのように放り投げてうまく載せられるといいことがあるというまじないだろう。祠の向こうは視界を遮るものがなく、山頂にいることがわかる。倉敷駅まで600メートルほどだが、そんなに近いとは思えない静けさで、神社がなければマンションが建つであろうから、こういう小高い丘は誰でも出入り出来るように残しておいてほしいが、神社でなくて無人の公園であればまた人の思いが違って犯罪が生じるのではないか。緊張感があり、また拝めば御利益もあるという神社はその点、実にうまく出来ている。
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by uuuzen | 2015-10-06 23:59 | ●神社の造形
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