●ムーンゴッタ・2015年8月
然と言い切れないのが天気予報だが、4,5日も雲と傘マークがあると、空が晴れることはほとんど望めない。それでもそのことの瞭然度が大きいだけで、絶対ではない。



そのような一縷の望みを抱いて、今日は手提げ袋の中にいつものデジカメを放り込んで家内と大阪に出かけた。満月と、梅田の神社を巡って写真を撮ることが目的だが、そのことは家内には言わない。大阪その他、筆者が家内と電車に乗って出かける際は必ず展覧会に行くが、今日は珍しくもそれが目的ではなかった。いい展覧会が最近はあまりない。それもあってこのブログに展覧会の感想を書くことが激減しているかと言えば、そうではない。いい展覧会というのは、もちろん筆者個人がそう思うかどうかだが、これまであらゆる展覧会を見て来た筆者からすれば、もう食指を動かしたくなるような内容のものが少なくなって来ている。あってもそれは東京が多い。話が外れるが、先日の地蔵盆である奥さんと話す機会があった。40歳ほどと思うが、夜のビンゴゲームの際にみんなから離れた暗がりの階段にぽつんとひとりでいることが気になって、声をかけに行った。聞きたいこともあったからだが、みんなの輪に入らないのは遠慮しているためかと思うと、翌日は他の奥さんに混じって活発に話していたので、遠慮というのは当たっていなかったのだろう。それはともかく、その奥さんと話をしながら、筆者は話題を変えて趣味は何かと訊いた。ぶしつけな質問で、気分を害されたかもしれないが、話の乗りでまあそういう質問が出た。音楽が好きだというので、クラシックかと訊くと、めっそうもないと手を激しく振られ、筆者はその予想外の仕草にかなり驚いた。彼女はクラシック音楽を聴くことを高尚と思い、自分はそんな柄ではないと思っているようだ。次に、美術展に行くかと訊くと、先日ルーヴル展に行って来たと笑顔で言われた。それ以上筆者は質問しなかった。その奥さんを値踏みしたというのではないが、筆者とは話があまり弾まないはずだ。話を戻して、今日大阪に出たのは家内が明日までが使用期限の阪急電車の回数券を持っていたからだ。それが4枚あって、ふたりで梅田を往復出来る。大阪生まれの筆者らにすれば、使わねば損という考えだ。めぼしい展覧会はやっていないが、ともかくぶらりと梅田界隈を散歩することにした。折り畳みの傘を手提げ袋に忍ばせて出かけたことは正解であった。激しい雨ではないが、充分に衣服が濡れるほどには断続的に降った。その時思っていたことは、満月が見える時刻までに雲が多少は切れるのではないかとの希望で、実現する気になっていた。神社は数か所回ったが、家内は一度も歩いたことのない道を通ったこともあって、たくさん歩かされることをいつもようには不満を洩らさなかった。筆者は最近運動不足で、足が萎え気味であることを実感しているので、たくさん歩こうとした。とはいえ、家内の歩調も考えて随所で休憩を挟む。展覧会に訪れるのでなく、ただの散歩では4,5時間を過ごすのはなかなか大変だ。満月が見える時刻が7時として、大阪は背の高いビルが多いので、8時か9時にならないと見えないはずで、どこかで食事した後の空模様次第だ。
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 結局筆者らが食事したのは、天神橋筋商店街の4丁目か、玉出スーパーの少し南にある紅茶専門のパンを売る喫茶店だ。そこでは午後7時から食べ放題が始まる。家内と大阪に出る時にはそこを利用することが多い。1年ほど前は人気があって、7,8人が午後7時前に並んだが、飽きられたのか、その後客は少なく、今夜も空席がとても多かった。家内に言わせると、値上げしたためだ。そのとおりかもしれない。今は税別で780円だと思うが、同商店街ではもっと安く食べさせる店がある。それはともかく、食べ放題とはいえ、筆者はもうあまり食べられない。数個で満腹で、それでも元は取っているから充分満足だ。7時からきっかり1時間そこで食べた後、またスーパー玉出に行って買い物をしたが、筆者は満月が気になって東の空を見上げた。以前見えた角度にないので、これは曇天のためかと諦めたが、月日が違えば上る方角も違う。それでスーパーの玄関前の道をJRの高架方面に向かって歩き、ビルの向こうの空が見える場所まで歩いた。そこで1,2分立って東の空を見上げていると、急に雲がぼんやりと光る箇所が現われた。その向こうに満月があるのは間違いない。そうして撮ったのが今日の最初の写真で、左下はJR環状線の天満駅だ。右側が少し明るめに見えるが、これはビルの灯りだ。写真を撮り終わった後、筆者の右手に大学生らしき男性が5,6人やって来て、擦れ違った。彼らは電車に乗って帰宅するのだろう。ひとりふたりが筆者が夜空にカメラを向けているのを不思議そうに見たが、それよりも古いカメラが気になったのかもしれない。それはともかく、ようやく満月の角度が確認出来たので、一旦スーパーに戻った。それは雨が降り始めたからでもある。家内はちょうど2階から降りて来たばかりのようで、筆者は家内に満月の写真を撮るためにスーパーの前から移動していることを伝え、そして元の場所に戻った。小雨が降る中、また2,3分待っていると、みるみる月は姿を見せた。天上は風が強いらしい。ちょうど全体が見えた時にシャッターを押したが、夜であるから、シャッターの反応が遅い。それで2枚目の写真のようにやや雲に覆われたようになった。もう少し待てばもっと雲の切れ目が大きくなったかもしれないが、雨であるうえ、たぶん家内は筆者が戻って来るのを待っている。2枚しか撮らなかったのは、神社その他を撮影してスマートメディアは2枚分しか残っていなかったからだ。あるいは、満月の写真を撮るために2枚分だけは残したと言う方がふさわしい。そのことは、筆者が満月の写真を撮ることが出来ると思ったからで、その思いは通じた。残り枚数の表示が「1」となったカメラをかまえながら、満月の出現を待つことはスリルがある。一発勝負はみなそうだ。帰宅して写真を加工し、また撮影出来るようにデータを消せばいいが、嵐山が大阪より晴れているとは限らない。それに今日は大阪で撮影することを決めた。帰りの阪急電車の車窓で、満月が同じようにぼんやりと雲の合間から覗く様子を見たが、嵐山駅に着くと厚い雲に覆われてどこに上がっているかもわからないほどであった。やはり一発勝負に賭けてよかった。満月であることが一目瞭然ではなく、全く出来がよくない写真だが、それなりに期待し、また機会をうかがって一瞬を逃さなかった記憶が張りついている。
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by uuuzen | 2015-08-30 23:59 | ●新・嵐山だより(特別編) | Comments(0)


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