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●神社の造形―梅宮大社の紅白梅
ハイを真っ先に頼む好みは筆者にはない。まずビールで、それから何倍かビールを続け、日本酒が入るというのが普通だ。それ以外の酒があればそれも飲む。たとえば紹興酒やウィスキーなどだが、焼酎を飲むという発想はほとんどない。



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それで焼酎を炭酸と果実などで割った焼酎ハイボールも奨められない限り、飲もうとは思わない。酒なら何でも飲むので嫌いではないが、飲みたい順位がある。だが、昨日は高槻で家内の両親の月命日に出かけ、その後家内の兄妹で阪急高槻駅前の居酒屋で飲んだ時、まずはあまりの猛暑であるので生ビールを頼んだが、これが冷え過ぎていてぎくりとした。冷たいほどにいいように想像するが、実際はそうでもない。ほどよい冷え具合があって、昨日はそれが違ったので、最初から気分のよさを害された。あるいは理由はほかにある。そうだ。それはわかっているが、気分というのは、いくつかの理由が重なって出来上がりはするが、引き金になる理由と、もう少し根深いそれとがあって、そういう自分の気分を後でじっくり分析することでいわゆる大人としての多少の成長があるだろう。そうそう、昨日は気分を害する引き金となった最大の理由がある。背は高いが不機嫌そうな顔をした若い女性の注文の聞き方や料理の運び具合だ。それが明らかに悪かった。そういうウェイトレスは珍しい。家内の姉が生きていれば、すぐに店長を読んで謝らせたであろう。それほどに悪かった。何が不機嫌の理由か知らないが、それを客の前で堂々とぶちまけるのはまるで子どもだ。そういう行為で店の評判を落とし、自分もブスだと思われることに気づかない。気づかないどころか、客を馬鹿だと思っている。とにかくそういう態度で、兄はその女性が注文を取って数メートル離れた途端、店員の質が悪いと言った。安い店であるからそれも仕方ないと優しい客は我慢するが、気分悪い思いにさせられた方はたまったものではない。筆者のたくさん飲んで食べたが、何を食べてか記憶にないほどで、これなら家でほどよく冷えた発泡酒を1本、自分でグラスに注ぎ、もろきゅうを食べている方がましだと思った。ま、そのほかにも面白くないことはいくつかあったが、人生はそういうものだと割り切る。それで飲んだ後、昨日書いたように上田秋成に縁の深い加島の神社に行くことにした。それはいいとして、今日からいつも使っている3階のパソコンを1階の最も涼しい場所に移動した。3階は気温が39度になる。深夜になっても37度で、終日35度以上だ。そういう場所で文章を綴ることは苦行過ぎる。それに尻に汗疹がたくさん出来て、いいことはひとつもない。家内が見かねて1階に移動すればと言ったが、なるほどそれは名案でなぜもっと早く気づかなかったのだろうと思った。それほど家内は面倒くさがりだ。パソコンの移動とセッティングに1時間ほどかかったが、4度ほどは低い。それに深夜になると涼しい風が入って来る。これではクーラーは不要だ。ともかく、今日からはこの文章を1階で書くことにし、10月に入って3階に戻ろう。それはそうと、「酎ハイ」と最初に書いたのは、昨日居酒屋で筆者の真正面に家内に妹が座り、酎ハイを注文した。レモン1個をふたつに切ったものが一緒に運ばれて来たが、義妹はそれらを絞ったはいいが、筆者からすれば半分ほど果肉が残った。筆者はレモンを絞り器で絞る時には、これでもかというほどに押しつけて汁を全部と言っていいほど抽出するが、酎ハイ1杯にそうして絞ったものを全部入れると酸っぱくてかなわないだろう。だが、大きな梅干しを1個入れることもあるから、それに比べると1個の半分程度の汁では物足りないのではないか。どうでもいい話を書いているが、酎ハイで連想することは6月に漬けた梅酒だ。それがどこにあるのかは知っていたが、瓶は見なかった。家内は冷暗所がいいと考え、1階の最も涼しいところに黒い覆いをして置いた。その瓶がこうして書く筆者のすぐ右にある。パソコンを1階に移動した時、これは何かと覆いを取ると、6月に漬けた梅酒であった。それがもうほどよい色合いをしているではないか。その写真を撮って今日載せるのもいいが、面倒くさい。それで、今年梅酒を漬けようと思うようになったわが家の裏庭に出来た小さな梅の実の写真を最初に使う。ほんのわずかで、これでは梅酒にならない。それで枳殻邸やムーギョで入手した大粒を足した。足したというより、それらが中心だ。この梅酒が来年飲めるようになると、炭酸を買って来て割ろう。梅酒は焼酎を使っているので、酎ハイになる。
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 梅つながりで今日は梅津の梅宮大社の舞殿と本殿の間にある紅梅と白梅の植え込みの写真を載せる。これはいつ撮ったのか正確な日を覚えていない。このブログで言及したはずで、それを調べるとわかるはずだが、面倒くさい。確か今年の1月だったと思う。夕方4時半頃で、もう薄暗くなりかけていた。境内に入るのは10数年ぶりかもしれない。筆者が京都に出て来て最初に馴染みとなったのがこの神社だ。庭があって写生に出かけたことがたびたびある。神社の塀から50メートルほど離れたところに染色工房があり、また筆者は家内とその隣りで最初に住んだ。夜になるとフクロウがホーホーとよく鳴いていたが、開発が進んで今はもういない。その開発とは、本殿のすぐ背後にあった鬱蒼として森の半分かそれ以上を月極めの駐車場にしたことだ。神社も商売であり、背に腹は代えられない。だが、背の高い樹木がたくさん集まっていた頃と比べ、今はあまりにも殺伐として、翳というものがもはやない。また、筆者が近くに住んでいた頃は、参道前は家が建て込み、とても大社とは呼べない貧弱な見栄えであった。さすがそれはまずいと思ったのか、少しずつ家が壊され、更地になるか、あるいは家の玄関を奥に引っ込めるなど、ようやく四条通りから真っ直ぐ北に向かって、鳥居や舞殿が見えるようになった。神苑の整備はその後どうなっているのか知らないが、筆者が近くにいた頃はそれも少しずつきれいにされ始めていた。だが、先に書いたように、駐車場として切り取られた部分があるなど、江戸時代に比べて狭くなったのは確かだ。嵐山に転居してからはすっかりご無沙汰になった神社だが、今年1月は急に確認したくなったことがある。それはわが家の裏庭向こうに3年前に植えた紅梅白梅が背丈以上に伸びたことから、梅宮大社に35年ほど前に植えられた紅梅白梅がどれほど大きく成長したかを知りたくなった。そうして出かけて撮ったのが2枚目だ。この神社はムーギョから150メートルほどの距離にあって、その気になれば毎日でも通えるが、一度足が遠のくと、不思議なもので、人はその存在をあまり気にしなくなる。梅宮大社は神苑を除けばごく狭い境内で、加島神社の数分の1といった感じだが、松尾大社と同じく「大社」を名乗っているから立派なものだ。それに酒の神をこっちも祀っていて、事情はややこしい。だが、酒蔵メーカーは完全に松尾大社派が優勢で、そのため、梅宮大社は何を売りにして生き延びて行けばよいかだ。名前に「梅」がつくからか、梅には力を入れていると思うが、神苑は四季折々の花が咲いて、北野天満宮のように梅ばかり目立つというほどではない。今日の2枚目の写真は、花が咲いていないので、どちらが白梅で紅梅かわからないが、これが植えられたのは35年ほど前だ。そのことを知っている。写真も撮ってアルバムに貼ってあるが、それを探すのが面倒なので、今日は載せられない。35年ほど前になぜその写真を撮ったかと言えば、もう少し離して植えるべきと思えたのに、かなり接していたからだ。それでは10年ほどで2本の木は枝をお互い突き刺し合って、梅にとっては迷惑なことになるのではないか。そういう心配をしたのだが、35年ほど経った状態を見ると、筆者が心配したほどではない。だが、成長は遅いように思う。特に右側の木は幹が細い。根の張り具合が悪いのか、それとも白梅と紅梅とで品種が大きく違って成長速度に差があるのか。筆者が35年前に想像したことは、やがて2本が接合し、1本と化し、それでいながら紅と白の花がともに咲く様子だ。「夫婦梅」の木札があったと思うが、そのように仲睦まじい紅梅白梅を思って植えられたのだろう。それを梅宮大社の名物にしたいと思っても、かなり気の長い話で、写真を見る限り、見応えがよくなる百年はかかりそうだ。2本の間に赤い実をつける低木がある。マンリョウで、これは近年の植樹だろう。めでたい木であるし、また赤い実が梅の花が咲くまでの間、きれいでよいと考えられたようだ。だが、その根と梅の根が地下で喧嘩しないか。この写真でもう少し説明しておきたいのは、右端の鳥居の列は境内東の稲荷社で、左端に見える灰色の石柱は、20年ほど前に設置された「百度石」であると思う。稲荷社にある木製の燈籠は棹が赤く塗られ、加島神社のものとは差がある。写真左手の石灯籠とともに内部が灯っているのがよい。それほどに薄暗くなるのが早い季節で、5時には門を閉めるはずで、それでムーギョでの買い物のついでに急いで写真を撮りに行った。
by uuuzen | 2015-08-07 23:59 | ●神社の造形
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