●2年ぶりに大型台風直撃のその後
者を見舞うのはあまり気分のいいことではないが、見舞ったことが最後の別れになることがあって、見舞いでも何でも会える時には会っておいた方がよい。



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その伝で言えば、少しでも若くて元気な時に外国旅行をたくさんしておくべきというのも正しいが、外国に限らず、日本国内あるいは日帰り出来るところでも足を向ける方がよい。昨日のTVコマーシャルで、遠方へ旅すると体がしんどいが、家の中にずっといると心がしんどいというのがあって、うまいことを言うなと思った。人間は動物であり、体を適度に動かすべきということだ。豪雨の深夜はさすがに傘を差して出かけるのは思い切りが必要だが、今日のニュースで65歳の自治会長が17歳の高校生に刺し殺されたことを知って、無闇に出歩くとそんな目に遭う物騒な世の中で、夜は外出を控えた方がいい。刃物で刺されて患者になれば見舞いを受けて談笑することも出来るが、死んでしまえばそれまでで、65歳の自治会長はわけがわからないまま死んで無念であろう。それにしても17歳が人を何度も刺せば死ぬことはわかっているはずで、そういう青年は死刑にならないと思うが、刑に服して更生するのだろうか。通り魔は昔からいるので珍しい事件ではないだろうが、交通事故ではなく、理由のわからない殺人となれば、本人も遺族も腹立ちの持って行き場がない。護身用に同じようなナイフを持って歩いていると、不審者と間違われた場合、逮捕されかねないので、通り魔に対抗すべき手段がない。通り魔でなくても、引ったくりに遭うことはもっと多く、海外旅行ではなおさらだが、そうなれば、心がしんどくてもなるべく家の中にいた方がいいと思うようになる。年金暮らしの老人はなおさらで、海外旅行三昧というのもまずは金の余裕があっての話だ。それはともかく、昨日は一歩も外に出ず、心がしんどかったかと言えば、筆者の仕事は家の中で座わる必要があって、昔から家の中で籠ることには慣れている。そのため、あまり日光に当たらないが、にもかかわらず、ここ1,2年で頬っぺたの染みが拡大し、また色が濃くなって来た。それはここ数年の陽射しの浴び過ぎではない。20年も30年も前のことが今頃結果として現われている。染みは病気ではないが、病気も同じことで、何でも原因がある。筆者の頬の染みは、家内に言わせると若い頃の写生だ。30代はよく写生した。帽子はその頃から被っていたが、今ほどではない。また目を保護するためにサングラスはなるべくかけるようにしていたが、肌の染みには全く思いが及ばなかった。それで2,30年経った今頃、その怠りが結果となって表われている。それでも若い頃は2、30年先の心配はしないものだ。その日が楽しければいいとたいていの人は思う。それに、2、30年先のことを心配して準備を怠らないような若者は魅力がない。とはいえ、2、30歳年長の人を老人呼ばわりする若者はもっと魅力がない。そういう若者は多いが、そんな言葉を吐いているのを見ると、筆者は内心思う。『気づけばあんたもすぐに60、70になっている。そして、魅力のかけらもない、ただの染みだらけの老人だ。』それでもその若者はそういう姿になることが想像出来ない。
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 頬の染みはサングラスと帽子では隠れない。鏡を覗き込むと、鼻の次にそこが顔の最も出っ張っている箇所だ。染みが出来て当然で、また写生で出来たものであれば勲章ではないかと思えばよい。それでも70、80歳の画家が顔に染みがほとんどない場合が多く、そういう人はどのようにして写生したのかと思うと、しなくて済む絵を描いて来た。つまり、室内でモデルを描くとか、抽象絵画だ。あるいは風景の写真を撮って来て、それを見て描く。つまり、室内にいる時間が圧倒的に長く、染みは出来ても100歳になってからだ。それはそうと、昨日は深夜3時過ぎまで雨が降っていた。それからは眠ってしまったので知らないが、朝方も降っていた。それでも勢いはかなり弱い。そして朝9時半頃に止んだので、カメラを持って桂川の様子を見に行った。駅前のレンタサイクルで、20代前半の3人の女性がそれぞれ自転車を借りている様子を見た。最近は中国人がとても多いが、彼女らは地味は服装で、学生だろう。美人はいないが、純朴な感じで、憧れの京都にやって来たを喜び、早々に行動開始といったところが、店のおじさんは夕方5時半までに返しに来てくれと言っていたが、それまで8時間もあって、嵐山と嵯峨野は隅々まで見ることが出来る。彼女らを尻目に「風風の湯」に向かうと、3人は筆者の後を、話し合いながらゆっくりと自転車を転がしながらやって来る。上り坂で、また土地勘がないので、まずは坂のてっぺんまで行こうという雰囲気だ。そして坂の頂上に着いた時、本当は「風風の湯」の玄関前の桜の林には自転車を乗り入れない方がいいのだが、鉄柱の隙間を入った。筆者は嵯峨に行く時は、その坂のてっぺんで左手の道路沿いに走る。つまり「風風の湯」の前から中ノ島橋をわたって中ノ島公園から渡月橋へのルートは辿らない。それは確か自転車を乗り入れしないようにと鉄柱手前の札に書いてあったからで、また観光客が走るのに邪魔でもあるからだ。それでも筆者は彼女らに声をかけなかった。「風風の湯」の手前に来ると、もう桂川が茶色に濁って轟音を立てているのがわかる。ぽつぽつと心配そうに見に来ている人もいる。筆者は濁流に真っ先に目が行くのに、彼女らは平気だ。普段からそのように水量が多いと思っているのかもしれない。知識がなければそういうものだ。「竹林へ行きたいよね。渡月橋はどこかな」「あの橋?」と言いながら、ひとりが中ノ島橋を指す。よほど説明してやろうかと思いながら、怪しいと思われるのも癪で、知らぬ顔をした。中ノ島公園に行くにはその橋をわたる必要があるが、小さい橋だ。濁流を見れば橋脚が壊されるのではないかと心配になる。石橋を叩いてわたるということだ。橋のすぐ手前に来た時、3人は筆者の左にやって来た。渡月橋がどこにあるかわからないらしい。そこで初めて声をかけた。「この橋をわたってすぐに左に石畳の道がありますから、それを真っ直ぐ行くと、突き当りが渡月橋です。昨日の雨で川の流れがこんなになりました」「そうですか、どうもありがとうございます。」やはり3人は濁流は平気だ。そのため中ノ島橋の手前で自転車を走らせ、すぐに筆者の言ったとおりに石畳の道を行ってしまった。筆者は中ノ島橋をわたることに多少躊躇した。それほど水量が多い。今日の最初の写真は橋のわたり始めの地点で下流を撮った。自転車道路沿いの支流が溢れて普段は歩ける河川敷がほとんど姿を消している。緑の部分は背丈の高い草が水面から出ているだけだ。ぽつりぽつりと白鷺や五位鷺がいて、濁流に紛れて流れて来る魚を待っている。写真で小さく白いのが鷺だ。橋の中央に立って撮ったのが2枚目で、これはたとえば2月5日の投稿「嵐山中ノ島復旧、その45(浚渫)」の最初の写真と比べてみるのがよい。
d0053294_1242315.jpg ほとんど丸1日降り続けたので、2年前の9月と同じほどの水量になっているかと思うと、朝方に小雨になったためか、思ったほどではない。だが、よく考えてみると、2年前の台風18号の被害は、桂川の底に大量の土砂が堆積したからでもある。それでこの2年、松尾橋の下流も含めて大きく土砂は取り除かれた。おそらくそのおかげで、水はあまり滞ることなく下流へと流れて行った。つまり、2年前と同じ雨量であっても、同じ被害にはならない。あたりまえだ。被害が出ないようにと浚渫工事がなされた。それにしても毎年のように台風に伴う洪水があるのはやはり異常気象と言うべきか。渡月橋の下に目だっていた中洲は今年の4月にはすっかり姿を消し、橋をわたっていても気持ちがいいが、今月の3日に歩いた時、もう下流側のところどころにうっすらと土砂の堆積が見えていた。水深0センチのそういった箇所に鵜が立って羽を広げて休んでいる。3か月でまた土砂が見え始めているのであるから、来春それがどのようになっているかは想像出来る。この調子では数年に一度は重機を川底に入れて土砂を浚える必要があるだろう。なぜこのように土砂がすぐに溜まるかと言えば、日吉ダムが出来たせいとの意見がある。昨日の豪雨でダムは大いに水が溜まったはずで、そうなれば放水するが、その時、ダム底に溜まった土砂を一緒に流す。それが渡月橋まで辿り着き、川底をヘドロだらけにもするそうだ。ダムが出来るといいことづくめと思っていたのだろう。物事はそう単純ではない。欠点も必ずある。リスクがなくて益ばかり得ようとするのは無知だ。中ノ島橋をわたって真っ直ぐ桂川沿いまで行き、上流を向いて撮ったのが3枚目だ。昨夜ネットのライヴ・カメラで見た渡月橋と比べると、橋脚がかなり見えているので、水嵩は大分減った。どれくらい減ったかは、3枚目の写真の手前に見えるゴミからわかる。それらは水量が最も多かった地点を示している。つまり、ほとんど中ノ島公園が水没するほどに水位が上がった。2年前の洪水に懲りて備えを怠らなかったのがよかった。それでもその備えは災難があってなされることが多い。それは後の祭りではあるが、祭りをしないよりした方がましで、この2年は河川復旧工事の祭りが行なわれ、また今も松尾橋下流では続いている。そう言えば祇園祭りは後の祭りがもうすぐ始まる。それはいいとして、桂川の額流を数枚撮ったが、3枚目を代表させる。この写真の撮影位置から90度右を向くと、真正面に堰があって、そこは水が隆起して逆巻いていた。それでも2年前の台風時ほどではない。5分ほどいて、帰宅したが、中ノ島橋をわたる時に、今度は上流の「風風の湯」が入る角度を選んだ。濁流のすぐ向こうに建つのがそれで、左手の木の塀は休憩室で、そこで客はビールを飲んだりして談笑出来る。そのすぐ右隣りが男湯の露天風呂だ。橋の手前数メートルに大きな段差があって水の流れがそこで滝のようになっているが、その音は露天風呂からは丸聞こえだ。昨夜無理してその温泉に出かけていれば、その轟音を聞きながら湯に浸かれたが、石橋を叩いてわたるような、内心ひやひやするのは嫌な気分だ。それは、病気になった患者が完全に治癒するかどうかひやひやしながら過ごすことに似ているだろう。今日の投稿は2年前の台風時のように嵐山地区に被害をもたらして「いれば、「駅前の変化」のカテゴリーに投稿すべきだが、「備えあれば憂いなし」が実行されたことで大量の雨が降っても大丈夫なことが確認出来た。嵐山が患者にならずによかった。これなら今後の台風も心配せずに済みそうだ。
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by uuuzen | 2015-07-18 23:59 | ●新・嵐山だより | Comments(0)


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