●ムーンゴッタ・2015年7月、その1
弾する球団、紛糾する粉乳、Free care, cowards to become, me too, note. ドボン! ダッシュ、ダッシュ、脱脂粉乳、満月満喫出来ず。



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ま、今夜こんな出鱈目なことを出たら「め!」と戒め今締めながら、広沢池から戻って来た。今日は雨との予報で、「あ、麺でも食べるか」と満月のお面の写真は諦めていた。それでもまあいいかと思っていたのは、先日一杯の真イカをいっぱい食べたことと、今月は3年ぶり、正確に言えば2年と11か月ぶりに満月が二回あるからだ。梅雨の季節で、今夜は無理でも月末は大丈夫なハズバンドと鷹を高くくくっていた。午後5時頃に家内と梅津のトモイチとムギヨに自転車で数日ぶりに買い物に行き、7時頃に缶ビールをあかんびーしながら1本飲み、半額で買って来た麺で面倒臭い夕食を済ませて1階でTVを見るともなく見ていると、自治会のFさんが回覧物を持って来た。それで外でそうとうではなく、少しだけ立ち話をした。10日ほどFさんとは会っていない。10日くらい平気なはずだが、よく話をしに行くので、Fさんは気になっているらしい。筆者もだ。10日前に筆者は現在超多忙中と言っておいた。それで遠慮したらしい。明日でいちおう忙しさは一段落するので、またお邪魔虫すると言って別れた。その時、空気がピンク色に見えた。七夕マイナス5日焼けだ。また部屋に戻ってTVを見ていると、窓の外が尋常でないオレンジ色に染まって行き、一瞬嵐山が噴火したかと思った。温泉が湧くのであるから、嵐山も噴火しないとは言えない。ダッシュ、ダッシュで3階に駆け上がってカメラを手にした。今月の満月は広沢池への反射と一緒に撮ろうと決めていたので、七引く五夕焼けがきれいということは、雨の心配はなさそうだ。ムーンゴッタの写真はゲット・ゴット・ゴッタと踏んだ。家内にどこへ行くとは言わずに、カメラと小型の懐中電灯を持って自転車置き場に行った。その時、小倉山周辺の空が数年に一度ほどの見事な桃と橙を混ぜた華やかさで、そのむんむんしている空を撮影しようと一瞬思ったが、電線が邪魔する。撮った後、加工で消そうかと思ったが、わざとらしいのはよくない。慌てて自転車で「風風の湯」の方面に走り、その横手の道路に出た時、電線がない空となったが、1分ほど前とは大違いで、もう数分の一の鮮やかさと大きさに縮んでいる。噴火が終わった後はそういうものだが、高齢者の華やぎは瞬間ということだ。それでも瞬間だけでも華やぎがあればよい。それで新幹線で自分の体に火を点ける感心せん高齢者もいる。縮む速度が目に見える華やぎでも、遅れれば遅れるほど真っ暗になる。お先真っ暗より、華やぎの様子を撮っておくに限る。それで1枚撮ったのが今日の最初の写真で、中央が小倉山、その下の屋根と灯りは「風風の湯」だ。時計を持って出なかったが、7時半頃だ。それくらいに家を出ると、広沢池でムーンゴッタが出て来るのをもんもんとして待つのはせいぜい30分で済むと予想した。筆者の自転車はライトがないので、警官に呼び止められる景観を想像し、懐中電灯を懐中ではなく、前籠に点けっ放しにして横たえた。数年前にもそのようにして太秦の従妹の家を往復した。パソコンが壊れ、それをどうにかしようと、ネット・オークションで中古パソコンを落札させてもらいに行った。帰りがけに従妹は筆者が自転車のライト代わりに懐中電灯を持っているのを見て笑いながら言った。「怪しい人!」 やはり筆者は若い女性からは怪しいと見られる。それでも警官に呼び止められて糾弾される杞憂は真っ平で、怪しくても灯り借りんと用意する。広沢池に着いてすぐに撮ったのが2枚目の写真で、真北を向いている。満月は満足げに上がって来るか。北はほんのり焼け残りの空だが、東は雲が蜘蛛のようにいくつもの斑状で覆っている。これは満月が見えるかどうかは半か丁だな。半分でも見えればよしとして引き上げる。千手観音が立っている島に小さな灯りがあって、誰かいるのかもしれない。そこまで行くのは恐い物見たさ気分もあるが、恐くもあるので、「兒神社」脇の街灯の真下に該当する場所に移動し、待ち始めた。駄洒落を連ねるのはつねられるような辛さ。夕焼けにやけっぱちになっていると見える。
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 「兒神社」はどう読むか。今調べた。「こじんじゃ」「じじんじゃ」なら面白いのに、「ちごじんじゃ」とえらく普通だ。じじいになって行く筆者は勝手に「じじんじゃ」と読んでいいんじゃと思うことにする。じじんじゃの際で自転車を停め、街灯の下に立ち、座りながら東の空を眺めていると、目の前が街灯でほんのり明るい葦だ。風情があってよし。2枚目の写真とは向きが違うので、山の稜線の形も多少違う。磁石を持っていないので、正確な方角はわからないが、地図が頭に入っているから、北や東はわかる。そう言えば今日は朝のTVで、新潟の小学校の給食で牛乳が廃止されたと言っていた。筆者は脱脂粉乳ばかりで、瓶入りの牛乳を給食で飲んだことがない。脂を抜いた粉の乳であるから、健康によかったのではないか。中年以降は脱脂粉乳にダッシュ、ダッシュだ。それはさておき、磁石だ。小学校の遠足で持って行った水筒の蓋に磁石がついていた。じじいでいいんじゃの年齢になった今、それがほしい。水筒の中に脱脂粉乳を入れ、それを肩から提げて年金を減らした粘菌のような連中を糾弾しに行く。「何しに来た」「脱脂粉乳」「何を言っとる」「脱脂紛糾」「わけがわからん」「満月満喫出来ず」「満足でないと言うか」「ダッシュ、ダッシュ、球団糾弾」。筆者の背後に孝行しない高校生のグラウンドがあって、皓々と灯りがつき、そこに細かい夜の虫が粉を巻き散らしたように舞っている。そしてその灯りの下では野球の練習をする生徒の大声が響きわたる。後輩に注意している。糾弾する球団だ。それでも元気で明るい。彼らの誰かが中年になっても野球を楽しみ、71歳になって年金への不服から新幹線の中でやけっぱちに火を放つか。タッチ・アウト! やがてグラウンドの照明が消え、虫の乱舞が見えなくなり、数台のバイクと、1台の自転車に乗った彼らが校庭を後にした。その後は静かで暗い。満月がなおさらほしい。星もほしい。だが、蜘蛛のように雲が覆うばかり。おや、東からやや北側の大きな山の裾がほんのりと明るくなって来た。30分もすれば満月が満足に見られる。立ったり座ったり、それを20回ほど繰り返す間に、筆者の前を車が15台は北へと走り去った。そのたびに筆者の姿は座席から丸見えであったはずで、「怪しい!」と思われたに違いない。「何してんのん?」「満月待ってます」「なんで?」「写真撮るため」「なんで?」「毎月撮ってるから」「何で?」「何でそんなこと訊くの?」「怪しいから」。待ちくたびれた木曜日。せっかく満月で明るくなって来た箇所はずっと同じまま、それどころか、明るさが減った。雲が増えたのだろう。諦めた。懐中電灯を右手に持つ怪しい人となって帰宅することにした。広沢池から西に田畑が続く。誰も歩いておらず、自転車も見かけない。右手にドボンと音がした。蛙が飛び込んだのだ。それを音符(note)にすればどうなるかという思いを脳に書き留めた。古池や蛙飛び込む水の音。ドボン! ヘ長調。風情がない。満月が見えないせいだ。家に着くと9時半になっていた。1時間以上待ちぼうけをした。満月の丸い顔は出なかった。ケチ! 「月に一回くらい見せてくれてもええやろが! 」「エロじいは何を言っとる」「鬱憤晴らし」「うっふん晴らしとちゃうか」「それもええな」「怪しいこと言わんとはよう帰れ」。今月は満月の写真は無理と腹をくくり、代わりに満月を待った間に撮った広沢池の葦の写真でも載せてよしとするかと思ったところ、胸騒ぎがした。窓の外に感じるものがある。ベランダに出ると、黒い雲を透かして月明かりが見えるではないかのナイト。11時だ。黒い雲は北へ急いで去って行く。5分待った。そして撮ったのが今月「その1」のムーンゴッタ。それで安堵し、またパソコンの前に戻ってこれを書き始めた。いつものとおり、1時半の投稿だ。ダッシュ、ダッシュ、先へ急げ。
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by uuuzen | 2015-07-02 23:59 | ●新・嵐山だより(特別編) | Comments(0)


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