●嵐山駅前の変化、その360(自転車道路)
さもここまで来ているかと昨日は自分の文字に驚いた。毎日パソコンでこうして文章を綴るのに、手書きすることはめったにない。昨日はアンケート用紙に感想を書きながら、思うように手が動かないことに信じられなかった。



d0053294_135819.jpgだが、使わない筋肉が衰えて行くのは当然ではないか。認知症は脳のメタボであると昨日ネットで読んでなるほどと思い、字が拙くなったと自覚することは、自分の腹の出っ張りが気になることと同じかと納得する。また、メタボの言葉でたとえられる事柄は、崩壊が始まっていることでもあって、それは仕方がないことと半ば諦める。しっかりしていた形がいつかは崩れて行くのは自然なことで、人間は花を見てそのことを幼少時から理解する。崩壊に逆らってしっかりした形を保とうとすることは感心出来るが、そのあえてのしっかり保持も限度があって、遅かれ早かれ崩れる。しっかりで思うことがある。猫背になっている自分を自覚し、背筋を伸ばすことが多くなって来ていることだ。それも限界があって、いつかはもう真っ直ぐにならず、諦めてしまうが、抵抗出来る間はしたい。数年前、筆者にある新興宗教のような会に入ることを熱心に勧誘に来た自治会内の女性がある。当時から70代であったと思うが、背筋をぴんと張って、姿勢よく歩いていた。それが去年久しぶりに見かけると、背中は90度に曲がり、身長測定器で測るとたぶん1メートル程度を表示するだろう。4,5年でそこまで体が変わるものかと愕然とした。崩壊し始めると早いのだろう。そのようなことを昨夜は家内と話したが、その理由は、家内の姉から驚くべき内容の電話があったからだ。ちょうど1年前にも全く同じ言葉を一方的に発する電話があったが、本人はすぐに電話の内容を忘れたようで、その後何事もなかったかのように精神の安定を取り戻した。だが、それは筆者や家内が知る姿であって、兄や妹にはまた別の電話をかけ、困り果てた兄や妹は、姉の娘にそれなりに忠告したようだ。筆者らの前ではいつもまともな話をするので、認知症が始まっていることを想像しにくいが、昨夜はついに筆者らも姉のその病気を認めざるを得ない気持ちになった。だが、どう対応していいかわからない。1年ぶりに同じ電話がかかって来たからには、次は半年後で、その次は2,3か月後というように、病の進行が加速化し、今のうちに周囲が病気を理解して出来る限りの対策を取っておくべきで、それは当然としてもまずは姉の家族がどれほど病を自覚し、今後をどう思っているかが大事だ。姉には言わずに、娘に会って様子をうかがうのがよいと思うが、これまでめったに会わなかったのであるから、家内にしても何となく差し出がましく、姉から変な電話があっても聞き流すだけにすると今は決め込んでいる。そう言えば一昨日のTVで、66歳の母が認知症のステージ3と診断され、見る見るうちに病が進み、世話をしてくれる娘の顔もわからなくなっているドキュメンタリーを見た。60代での発病は若年性であるらしいが、60代という年齢が人生の崩壊に邁進していることは明らかであって、自分の足元が砂地で、それが崩れて行くようなイメージを思い描いてしまう。最近のこのブログの投稿は、老いや死についての話題が目立っているが、崩壊は確実として、それを少しでも格好よくと思うことはまだ元気で、そんなこともすっかり忘れてしまうようになるのがほとんどの人の老境であろう。また、崩壊に「格好よく」があるはずがなく、格好悪いだけはないかと開き直りたくもなるが、無駄な抵抗とわかっていても背筋を伸ばさねばと思い出せる間はそうしたいし、それが格好よさではないかとささやかに自分を慰めたい。それにしても昨日の自分が書く文字の格好悪さは度を越えていた。パソコンに対面する時間を減らして手紙を手書きすることにすればまた自分だと思える筆跡が戻るだろうが、そういう相手がいないことに、また自分の人生の崩壊具合を見てしまう。ならば昨日書いたように、老境に至って小説を書くのもいいか。アンリ=ピエール・ロシェは74歳で『突然炎のごとく』を書いたそうで、その年齢まで筆者は10年少しある。とはいえ、残り少なくなって来る月日は最もしたいことに費やすべきで、このようなブログももう充分ではないか。
d0053294_141275.jpg さて、今日はまた「風風の湯」の前に去年出来た自転車道路の延長工事の定点撮影写真を載せる。説明するまでもないが、今日の4枚の写真は去年の今日撮った。現場は柵で囲っていちおう立入禁止になっていたが、業者が全員現場から立ち去る時間を見計らって出かけ、柵を越えて中に入って撮った。それは2,3枚目で、2枚目と3枚目の立ち位置は10数メートル差があって、3枚目がより下流側で、また川の流れに平行に視線を向けている。その先4、50メートルほどで4枚目を撮ったが、視線は渡月橋方面すなわち上流を向いている。工事が終わった後、2,3枚目と同じ位置にはひとまず立てなくなっている。桂川の支流ぎりぎりで危ないというので、自転車道路の川よりに柵が張り巡らされたからだ。それを潜れば撮影可能だが、そこまでして撮るほどの面白い視覚でもない。これら4枚の定点撮影は今後9回分保存している。それ以降は嵐山駅周辺の工事は料亭跡地に建つマンションとなるが、今日その現場の前を通ると、工事の用意が始まっていて、今週中にも重機が入るだろう。それとは別に今日耳にした話に、嵯峨芸術大学前の河川敷に、数百個の大きな土嚢が並べられているとのことだ。先日「嵐山中ノ島復旧」のシリーズは終えると書いたばかりであるのに、連休中に左岸の罧原堤下の工事が始まったようだ。ただし、右岸は変化がないそうだ。「嵐山中ノ島復旧」の題名で投稿するためにまた写真を撮るならば、罧原堤まで行くのはしんどいので、以前と同じように右岸から対岸を撮影することになる。だが、それは気乗りしない。マンションの工事が始まることもあって、工事の写真ばかり、すなわちこのカテゴリーの投稿が多くなることは面白くない。このカテゴリーは工事の様子かもしくは自治会内の出来事を書くことにしているが、書きたい話題を見つけるのが大変だ。それでこの第2段落目もどうでもいいことで文字を埋めている始末で、本人がそうであるから、他人はさらに見向きもしないだろう。では背筋をぴんと伸ばして話題を変えよう。昨夜大阪都構想の投票予想のニュースがあって、賛成が反対を下回って橋下市長は約束どおり、政治家を引退することになりそうだと大喜びしている人のブログを少し読んだ。筆者は大阪市生まれであるから、大阪都構想には多少関心がある。府と市の二重行政を廃止し、無駄をなくそうとの考えは全く正しいが、反対派は二重行政がなくなっても新たに5つの区を作ることで莫大な金がかかり、メリットは少ないと言う。それに府長と市長が協力し合えば無駄を省けると言うが、それは完全に保証がない。むしろ協力出来ないから都構想が起こって来た。政治家はみなお山の大将気取りで、府長の言うことには市長が反対し、市長の意見に府長は耳を傾けない。政治家とはそういうもので、みんな自分の手柄を最も労を少なくしてほしがる。橋下市長のやり口は、選挙に勝てば政策は許されるというファシズムならぬハシズムで、ヒトラーになぞらえる向きがあるが、筆者に言わせれば政治家はみんなそのようなものか、あるいは能なしだ。橋下の独善的で風の向きを見て平気で考えを変える様子を信用ならないと主張する人は、政治家に期待し過ぎるのではないか。政治家はもともとそういう人種と最初から思っていていい加減で、筆者は橋下市長の人間性がどうであるかは話をしたことがないし、姿を実際に見たこともないのでわからないが、大阪の莫大な借金をどうにかして減少させねばと思っているところは買いたい。それに今までの市長が作った借金を押しつけられた現市長がそれをどうにか減らそうと考えるのはごくまともで、またそれには今までの二重行政その他の方法ではまず解決策はない。それを府長と市長が協力すればいいと言うのは、呑気もいいところだ。それが出来なかったので現在の大阪になって来たのではないか。橋下市長は自分の政策に反対する者は代替案を示すことが出来ないではないかと言っているが、それがない反対者は現状のままで借金が激減し、明るい未来があると思っているのだろうか。都構想は大阪市民に大きな実験を強いるもので、失敗した時のことを考えているのかという声がある。だが、都構想が消えて今以上に大阪がよくなることが保証されているのか。どっちにしてもどうなるかわからない。そうであればここらで実験するのも一案だ。そういう覇気のようなことは今後の大阪からはもう出て来ないのではないか。都構想は東京ではほとんど知られておらず、大阪が東京を意識し過ぎることの産物と言ってよいが、東京一極集中を避けて関西、大阪に日本のもうひとつのメガロポリスを願うのは、東京に対する敵意からではなく、災害その他、あらゆる面から見て筆者は正しいと思う。それにはまず金が必要だが、それを獲得するのに府と市の二重行政をまずなくすというところに、市長の説明不足があるのかもしれないが、現時点で利点と欠点を天秤にかけても正しい判断はおそらく得られない。そこはそこそこ強引であっても、引っ張って行く存在は必要だ。
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 ここでわが自治会のことに戻る。先日会計から筆者は意外でもないが、初めて聞かされたことがあった。それは、筆者が自治会長をしていた4年間のことだ。「あんたがやることはえらい強引やなあと思ったけど、今となったらそれが正しかったんや」。これは筆者が自治会の規約をその叩き台から作成し、全員にアンケートを求めて作り上げたことをおそらく意味している。またそのほかに、その規約を作るために越えねばならなかった障害をまず取り除いたことだ。そうして4年目に規約を作り終え。その後筆者は副会長を2年務め、現在3年目に入っている。だが、来年は辞めるつもりでいる。それは、同じ人物が自治会の4役に残り続けるのはよくないと考えるからで、本来なら会長の4年で充分であった。規約によれば会長は2年の任期となっている。1年では事情がよくわからないからで、2年目に改革など、新しいことを手がければいいとの考えだ。だが、一部には会長も1年任期とし、とにかく各種委員も含めて全員が1年交代するのがよいとの意見もある。他の自治会はみなそうしているからでもある。ところが、わが自治会では古くから住みついている住民同士と、筆者のようにここ3,40年の間に引っ越して来た人々の二種がいて、4役はみな前者が担当して来た。その点、筆者が最初の新住民の自治会長で、それで思い切ったことがいろいろと出来たのかもしれないが、先の言葉にあるように、そのことを快く思っていない人がどうやらあるらしい。筆者に言わせれば、ではそのような人は代わりに妙案があるのかということだ。それがなかったので、筆者に規約を作ることを求めて来たし、またその規約のおかげで、今まで大いに困っていたことがごく簡単に動き始めることになった。みんなの意識がここ2,3年で変わり始めたのだ。そのことを会計は思って、先の言葉を発した。ところが、古い住民の考えがすべて切り替わったかと言えばそうではない。そこが問題だ。大阪都構想を進める橋下市長も似た苦味を噛みしめているだろう。新しいことをしようとすると、必ず賛成者がある一方、同じほどかもっと反対者が出る。それにはいろんな理由がある。事を早く進めずに、もっと時間をかけるべきという意見も含まれる。筆者は規約作りに4年かけたが、それは早過ぎではなかったであろう。その気になれば1年目で作ることも出来たが、それをするといろいろとしこりが残るはずで、せっかく懇親のためにある自治会がぎくしゃくする。それはさておき、筆者が心配することは、規約にしたがって2年ごとに新しい会長が就任するとして、そのことで懇親が広がり、深まることだ。だが、古い住民が会長になると、新住民は一種の壁を感じ、また以前のように同じ人物が10年以上も担当し続けることになる可能性がある。本人が気分よくやってくれるのであればそれでもいいではないかとの意見がある。だが筆者はそうは思わない。もう1期担当出来るが、ここは新しい人にやってこらうという考えが大切で、またそのことの方が同じ人が長年担当するより難しい。筆者から言わせれば、会長職は誰でも出来るが、最も難しいのは、次期の会長を任命することだ。他の自治会ではそれが出来ているのに、わが自治会では新旧の住民がいて、古い考えを優先させたい人がいる。そういう人は将来のことを何も考えていないも同然で、昔と同じ古い住民が自治会を引っ張って行くべきだと思っているだろう。そのことがもはや破たんしていたので、筆者に規約を作らせようとしたのに、その全員の投票で決めた規約が無実化するかもしれない。みんなで会費を出し合って運営している自治会は、民主主義の場だ。橋下市長のやり方をファシズムと思う人は、都構想の頓挫を心待ちにしているだろうが、ファシズムは言い過ぎで、ハシズムと洒落に留めておいた方がいい。ヒトラーが政権を握ったのは、国民が選挙で選んだからで、ヒトラーだけに罪を被せて喝采を送った人たちが素知らぬ顔では嘆かわしいが、現実はそのようなものだ。平気で焚書を実行したヒトラーを崇拝する学生たちは、戦後にそのことを忘れて平気で君子ぶって生きたのだろう。昨日書いたトリュフォーの『突然炎のごとく』は、そんな気色悪い連中のことを描かず、戦争を脇に見つめながら、愛の物語を描いた。政治談議など、人間的に拙い、つまり精神がメタボの連中がやることと思っていたのかもしれない。
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by uuuzen | 2015-05-11 23:59 | ●駅前の変化 | Comments(0)


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