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●嵐山中ノ島復旧、その58(松尾橋付近)
と呼ばれては気分が悪いだろう。烏賊のことだ。大王烏賊の子どもが捕えられたとのニュースが昨夜あった。烏賊にすれば人間が賊だ。烏賊をなぜ烏の賊と書くのかと改めて思う。



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烏のように真っ黒な墨を吐くからか。それは逃げる時であって、獲物を捕らえる時ではないから、どうも腑に落ちない。そこで今調べると、烏が烏賊を見つけて捕えようとすると、烏賊は烏に足を絡ませて逆に捕獲してしまうと中国で考えられていたからとある。つまり、烏にとっての賊であるからだが、食べられることのない人間こそがあらゆる生物にとっての賊で、烏賊を賊呼ばわりするのはかわいそうだ。それはさておき、賊からの被害を防ぐ意識は日本は少なかったが、物騒な事件が増加してそうも言っておられなくなった。3年前、警察から自治連合会に対して防犯カメラの設置を促す文書が届いた。必要な書類を揃えて申し込み、抽選に当たると、9割ほどの補助金が出る。ただし、申し込み期限は1か月もなかった。それではどの自治会も協議すら出来ない。そして一昨年、昨年と、また警察は同じことを自治連合会に伝えて来て、去年はついに各自治会に配布するための文書が自治会長に配られた。それが筆者に回って来たが、申込み期限は同じように短く、それでは無理だと考えて放置した。ところが、今年は警察は業を煮やしたのか、自治連合会を通さずに自治会長宅に文書を持参した。会長はすぐに筆者に相談に訪れたが、申込みは6月末までで、それではやはり自治会内で協議するのは無理なので、来年また同じように警察は言って来るはずで、それに対応すべく、1年かけて自治会内で協議しようかということで、いちおうは会長との間で話が止まっている。会長は独自にかなり調べ、防犯カメラが30万円ほどであることを知った。その9割が援助されるのであるから、3万円の負担で済むとの考えだが、電気代や修理代、また壊れた場合の買い替えは負担せねばならない。それらの費用を考えると、筆者個人は全く乗り気ではない。電気製品であるから10年持てばよい。その間に修理もするだろう。買い代えで30万として、それでわが自治会が持っている所持金全部が消える。賊の侵入防止に抑止効果がどれほどあるかわからないが、まあ、ほとんどない。警察は、道路を走って逃げる犯人や車が特定出来ればいいと考えていて、カメラは車道を写すことになるが、事件が起こってから犯人探しをするにに役に立つかもしれない程度の装置で、それに自治会の所持金を使うことは、おそらく自治会費を支払っている人全員の賛同は得られない。この警察の防犯カメラ設置推進運動に手を挙げて防犯カメラを設置した自治会はまだ西京区では1,2台しかない。それで警察は苛立っているのかもしれない。経費の9割も援助するのであれば、10割が可能だろう。それをしないのは、あくまでも地元から要望があってそれに応じたという形を取りたいからだ。そうでなければ、警察は強引に住民をカメラで監視するのかという抗議が必ず出る。わが自治会は駅やホテル、旅館、コンビニなど、防犯カメラを設置している施設がかなりある。それでぜひともほしいという場所は、奥深まった住宅地だが、そこはたいてい私道になっている。そこに設置することに警察は反対しないであろうから、防犯カメラがほしければ、そういう地域の組が動けばいい。わが自治会は11の組が集まって出来ていて、各組で住居の形態や住民の世代にかなり差がある。自治会は組を束ねる役目をしてはいるが、基本は組だ。組で処理出来る問題は組でやるべきで、自治会が介入すべきではない。筆者はそう考えるが、会長によっては意見が異なる。それで防犯カメラを自治会費で設置しようという考えが生じているが、11の組から毎年集めて貯めている金を特定の組の利益のためだけに使うのはおかしい。自治会の金を使うべき動きは、11組全体が参加可能な行事などに限る。組単位で常日頃懇親を深めてもらい、そのちょっとした助けをするのが自治会の役割に過ぎない。これは自治会と自治連合会の関係と同じだ。
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 みんなから集めた金をどう使うかということは、国も自治会も同じで、たくさん金を集めるほどに提供すべきサービスは向上するが、よけいなものまで使うこと、使って来たことが、たとえば17日に住民投票が行われる大阪都構想を掲げた現大阪市長の言い分だ。だが、何がよけいでそうでないかは個人によって考えが異なるからややこしい。先日家内と大阪の西成を歩いた。70代後半の男性が同世代の女性ふたりに道端で語っていて、市長をこき下ろしていた。それは、今まで水道代が無料であったのに、いくらか支払うことになり、また市バスや地下鉄も高齢者は無料であったのが、いくらか負担せねばならない。つまり、高齢者にとって暮らしにくくなったので、都構想には反対と言っていた。同じようなことはわが自治会にも言える。自治会費は年3600円で、他の自治会が6000円であることに比べてかなり安い。だが、6000円の自治会はそこから年4回ある募金などの費用を含んでいる。それは1回500円であるから、わが自治会は3600円足す2000円で、5600円ということになるが、実際はこれだけでは収まらない。地蔵盆の際に1500円徴収するし、子ども神輿巡行のお祭りでは強制ではないが、だいたい1000円は最低支払う。このように支払って見返りが最も大きいのは小学生を抱える家庭で、老人世帯はいわば何もしてもらえない。それで80代になるといろんな役目でも出来なくなることもあって、自治会を辞める人が増える。そういう世帯でも市民新聞を配る必要はあるし、また老人を見守る役目の委員が月一回家庭を訪問するなど、自治会からサービスを提供する。つまり、自治会に入っていても入っていなくても、老人世帯としては同じで、それならばいろんな名目で徴収されるのは嫌という考えが芽生えても仕方がない。それはさておき、筆者は自治会費が少なければ提供するサービスが小さくなるのは当然で、またそれでいいと思う。物価が上昇して行く中、やがて自治会費を年1万にしなければちょっとした行事も出来ないことになりかねないが、前述のように、自治会より大切なのは組としての小さなまとまりで、組の内部で常に懇親が保たれているならば、自治会がなくてもかまわない。それを言えば連合会はもっとそうだ。連合会の運営は自治会に加入する世帯から一律に年1000円を徴収する。このほかにもいろんな名目で自治会費の中から上納するが、それらのお金で連合会がすることは、小学校の校庭を借りての運動会や夏祭り程度で、それらに関心のない人は一度も参加したことがない。また、連合会はせめて年1回の新聞を発行してもいいと思うが、そのための人材や費用がないとのことだ。そのため、自治会費から何割が連合会に収められ、誰がどういう活動をしているかを知っている人はおそらく住民の数分の1以下であろう。そうそう、今年の時代祭りは、わが自治連合会は楠木正成役に当たっている。これは武将ひとりではなく、前後に十数名が並ぶが、そうした人たちの日当や衣装代も負担せねばならない。40万円ほどと聞いたが、それを連合会が負担することはとても無理で、会社の社長など、羽振りのよい人に正成役をしてもらわねばならない。ところが、そういう人を探すにもその方法を連合会は持っていないも同然で、地元として引き受けられないとなれば、他の地域に任せるしかない。西京極では大金持ちが多いそうで、いくらでも鎧甲に身を包んで馬に乗りたい人がいるらしい。それはそうだろう。本当は金を払っても出来ないような時代祭りでの大役で、TVに映るし、武将姿をカレンダーなどにしてもらえる。40万円は安過ぎると考える人もいるだろう。それに引き替え、わが地元は大きな料亭や旅館があったりする割りに、寄付金も皆無同然で、祭りに対して冷淡だ。それでというのでもないが、自治会費が少ないのであれば、少ないなりの行事をするしかなく、またそれでいいと思う。現在の10倍の金をかけても、行事に参加する人が増えるとは限らない。近所であってもさほど仲よくない人はいるもので、賊に入られるのは困るが、近所の人も入れないというのがあたりまえになっている。
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 さて、今日は「嵐山中ノ島復旧」のいちおう最終回として、松尾橋周辺の写真を載せる。最初のパノラマは今年1月14日に松尾橋から上流を向いて撮った。ほとんど没になるかと思いながら、何となく愛着があるので残しておいた。左半分のU字型の舗装道路は今はないが、左端の青磁色の柵はそのままだ。それでも河川敷に人が下りることは出来るので、先日のゴールデンウィークの晴天日は大勢の若者が水辺でテントを張ってバーベキューをするなどしていた。残念ながら、青磁色のフェンスで囲って中に入ることの出来ない土地にたくさんのゴミが放り込まれていて、川遊びするのはいいが、後の始末は知らんぷりという若者がいる。そして、烏がそれらのゴミをついばんで、さらに烏の数が増える。烏にとって人間は賊ではなく頼りになる味方ということだ。このパノラマの右半分は現状と同じで、U字型の重機専用舗装道路のみなくなっている。拡大写真でなければわからないが、3枚つなぎの右側のつなぎ箇所近くに、罧原堤上にラヴ・ホテルが小さく見える。4月6日はその前にある坂を下りて梅津のムーギョやトモイチに買い物に行ったが、その帰りは松尾橋を歩いた。そこで思ったことは、このパノラマ写真で言えば中央の写真の右半分のずっと奥に見える巨大な中洲だ。それは全く手をつけられずに残ったが、西側を流れる支流は流れがよくなった。写真では細い流れとして空を反射させている。その中洲が放置されたのは、洪水の際に横断面積が充分確保出来るとの判断であろうか。あるいは今後経費に余裕があれば除去しようとの考えか。そんなことを思いながら、4月28日は家内と自転車を連ねて右岸を土手を桂方面へと下って行った。鳥羽の上下水道施設の藤棚を見るためだ。松尾橋から下流はこれまでほとんど写真を載せて来なかった。それはさして工事が行なわれなかったからでもある。2枚目の写真は、1月30日に撮ったパノラマだが、没にしようかと思いながらそのままにしていた。3枚目は、思わず自転車を停めて撮った。左岸の河川敷に重機が入っていることに気づいたからだ。工事はまだ本格的とは言えない雰囲気だが、重機はもう少し下流にも点在して動いていた。4枚目の写真の左手奥にごく小さくオレンジ色に見えるのがそれだ。3枚目の写真は左端に橋の下でバーベキューをする若者を写し込んだ。わずかしか見えないが、本当は上流にもっと多い、どういうわけか、彼らは橋より下流では遊ばない。必ず橋の下か上流だ。手前に男性が写っているのは、シャッターを切ろうとした時に視界に入って来たからで、写った方が遠近感が出てよいと思った。筆者は土手上にいるが、そこは地道で、自転車道路ではない。それは写真の男性が歩いている舗装道路で、河川敷より高く、土手よりは低い位置にある。最初のパノラマ写真で言えば、左端の青い筒状のビニール・シートの上端がある位置だ。4枚目は3枚目から100メートルほど下流で、何に目を留めたかと言えば、罧原堤を家内と歩いた時に見かけた新設の「水制」と同じものが7,8個並ぶことだ。これはいつからあるのだろう。めったにこの堤を歩いたり自転車で通ったりしないので気づかなかった。写真でわかるように、川の流れはここで左に曲がる。川の流れが抉られないようにとの配慮だが、この付近は土手がかなり高く、またその土手を水が越えても民家はさほど多くない。それでも2年前の台風18号の際には、桂川に流れ込む水路が溢れ、近隣の民家に床上浸水をもたらしたと聞いた。渡月橋の冠水ほどには話題性に乏しいので、そのことは全国ニュースにはならなかった。罧原堤から桂川を眺めた景色は殺風景だと何度か書いたが、松尾橋下流はさらにそうであることが3枚目の写真からわかるだろう。
●嵐山中ノ島復旧、その58(松尾橋付近)_d0053294_15336100.jpg

by uuuzen | 2015-05-07 23:59 | ●駅前の変化
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