●温泉の満印スタンプ・カード
死も熱死も不可能なほどに今日の「風風の湯」は客が多かった。女湯も同様であったらしい。土曜日に行くのは初めてのことだ。「風風の湯」に初めて行ったのは去年3月27日のことで、「嵐山駅前の変化、その307」にそのことを書いた。



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最初の3回の利用はスタンプ・カードをもらえるのを知らなかった。帰りに脱衣箱の鍵を受付に返却する時、入って来た客がスタンプ・カードを手わたしているのを見た。それで自分たちも次回から作ってもらうことにした。自分たちというのは筆者と家内のことで、筆者は息子と、家内は従姉と一度だけ一緒に行った以外はすべてふたりで利用している。そのため、スタンプ・カードの押印は全く同じように増えて行く。今日は2枚目の最後すなわち20個目を捺してもらって無料で利用出来た。カードの10個目と20個目は無料で、何曜日でも利用出来るから、満60歳以上が半額になる金曜日には使わない。火曜日は露天風呂は入浴剤で色がついて楽しいのでなるべく無料回数目は火曜日に行くが、先週と今週はつごうが悪かった。昨日は松尾橋の気温計は30度を表示していて、もう真夏の暑さで、1日で汗まみれになる。そうなれば熱い風呂にはあまり入りたくないので、「風風の湯」を利用する頻度は春と夏は減る。だが、ゴールデン・ウィークであるのにどこへも連れて行ってくれないとむくれる家内をどうにかせねばならず、今日は20個目の無料入湯権利を使うことにした。ただし、ゴールデン・ウィークの土曜日であるから、客は多いかもしれない。予想どおりではなく、予想以上で、筆者がいた6時20分から8時20分までの2時間の間、脱衣場や休憩室は別にして、子どもから老人までの裸を数えると、常に20から30名はいた。これは町中の銭湯なら当然であろうが、「風風の湯」では筆者が知る限り初めてのことだ。半分はアジア人の客で、ぽつぽつと西洋人がいる。大半は駅前のホテルの宿泊客だろう。そういう人は二度とこの温泉にやって来ないかもしれない。3月中旬にサウナ室で話した建築家は、フランス人の友が帰国した後もこの温泉がよほどよかったらしく、数か月後にまたやって来たと言っていた。今日は20名ほど入っていてもさほど気にせずに済んだが、やはり空いているのがいい。だがそれも限度があるかもしれない。湯船でもサウナでも筆者ひとりというと時がままあるが、どちらに入っていてもうとうととする瞬間があり、前者では溺死、後者では熱死するかもしれない。そうなれば温泉に迷惑がかかるから、うとうととしないのに限るが、前回は30分ほども同じ姿で湯船の縁に腰を据えて目を閉じている70代がいた。眉間に皺を寄せてかなり疲れた様子で、まあ気分がよいのだろうが、その姿を見ながら、筆者は10年後の自分を思った。今日は60代の中東人と思うが、同じ場所で同じように座り、目をぎょろつかせていた。みんなを観察するというふうでもなく、目を開けたまま瞑想しているという雰囲気だ。先の70代と同じように気持ちがいいのだろう。温泉はそのようにつくろぐ場所だ。筆者らは2時間と決めているので、時計を見ながらそれなりに忙しい。筆者は半年ほど前からか、サウナに12分を4回入る。12分は12分で針が一周する時計が中にあるからで、それを見ながら我慢する。最後の3分が我慢の頂点になるが、それも慣れて来た。12分きっかり入ってから扉の横にある水風呂に2分ほど入る。水風呂の中からサウナ室の12分時計が見えるので、その針がちょうど12時の位置に来る直前に上がり、またサウナに入る。それを4回繰り返すと、ほぼ1時間だ。これで体重が1キロ減る。それから体を洗い、湯船に浸かるなどして1時間を費やす。
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 受付の女性は数名いるが、全員と顔馴染みになっている。数か月前にやって来た新人もいるが、全員女性だ。以前は20代の若い男性も見かけたが今はいないようだ。全員アルバイトのはずで、すぐに辞める者もいるか。また中年の男性がひとり奥にいて、主にややこしい事態が生じれば動くのだろう。今日の最初の写真は1枚目のスタンプ・カードで、有効期限が今年の4月17日になっている。これは去年の4月18日に最初のスタンプを捺してもらったことを示している。その日は金曜日だ。5回ごとに利用した日をボールペンで記入される。一番上の右端欄は5月29日となっているから、4月18日からその日までに5回利用した。7週のうち5回で、2週は訪れていない。それは気温が暑くなって来たので、家の風呂で済まそうという思いが強まったからだ。それはともかく、2枚目の写真では有効期限は12月15日となっている。26日の金曜日に最初のスタンプを捺してもらったのだが、4月18日から8か月間で20回訪れた計算だ。ざっと32週として、6割ほどの比率だ。そして、今日は3枚目のスタンプ・カードを発行してもらった。12月15日から4か月半つまり17週で20回訪れたから、やはり冬場は暖まるのが目的で利用価値が高いことがわかる。今日もらったカードは写真が変わっていた。1,2枚目は受付の女性がモデルになって駅前のホテル内で撮影した写真を使っていた。それが新デザインでは男湯の湯船から露天風呂のあるガラスの向こうの見た光景の写真だ。今日は2枚目のカードの最後に捺してもらい、そのカードを没収されたので、新カードは無印状態だ。それを帰りがけに受け取った。カードが20個満印となると、新カードとともに2枚の無料招待券をもらえる。それを使った時もカードにはスタンプを捺してもらえるので、サービスはよい。前にも書いたように、5個、15個目の押印の際は半額で入湯出来、10個、20個目は無料だ。毎週金曜のシルヴァー・デイを利用すれば、筆者らは半額の500円で利用出来るから、18回×500円の9000円で、20回足す無料招待券の2回すなわち22回となり、1回当たり409円だ。これは銭湯より安い。土曜と日曜は1200円であるから、無料招待券や半額利用が可能な10、20回目はなるべくそういう日を利用した方が得な感じだが、筆者らは温泉から徒歩ですぐのところにいて、わざわざ客が多い土日を利用することはない。それよりかは露天の湯の色が変わる火曜日がいい。その日は以前はヤクルトが1本もらえたのに、ここ3回の火曜日の利用では毎回品切れと言われ、前回はついにそのことも言わなくなったので、そのサービスはなくなったのだろう。それだけ火曜日でもたくさんの客が入るようになった。この1年は目に見えて外国人観光客が増えた。その恩恵を「風風の湯」も蒙り、かくて筆者は湯船で溺死する、あるいはサウナ室で熱さのあまりひとり死んでいる姿を発見される確率はほとんどなくなった。新緑の季節になってまた雑草がこの温泉の玄関前の植え込みに目立つようになっているが、去年のように筆者はまるで溺れた人のように必死でそれを抜く気がしない。雑草の手ごわさには絶対にかなわず、また炎天下で熱死するのは馬鹿らしい。
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by uuuzen | 2015-05-02 23:59 | ●新・嵐山だより | Comments(0)


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