●松尾駅の駐輪場、その19
殻は食べられるのだろうか。もちろん人間ではなく、鳥だが、落穂を全部拾った後に、穂から外れてこぼれ落ちた稲の実が、わずかに田んぼに残っていて、それを鳥がついばむのではないかと思うからだ。



そういうことは農家の人でなければなかなかわかりにくい。まず稲の穂から実がこぼれやすいのかどうかも知らない。稲刈りの際に機械がざっと刈り取って行くが、あの様子を見ていると、穂についたすべての実が収穫出来るとはとても思えない。品種改良を重ねて、穂から落ちにくい実のつき方となって来たとは思うが、あまり外れにくいとまた大変で、トラクターで刈り取る時には実が外れず、脱穀の際に外れやすいという、穂と実との接続部は微妙は力でくっついているべきなのだろう。先ほどネットで調べると、籾殻は堅く、土に混ぜても柔らかくならず、肥料にはならないようだ。それほど堅いのであれば鳥は落ちている稲の実を食べることは出来ないだろう。あるいは鳥によっては籾でも平気で食べるのがいるかもしれない。野鳥によって何を好んで食べるかは決まっていると思うが、去年白米を2キロほどか、長い間息子が食べなかったものを家に持って帰り、それを全部鳩にやった。雀も隙を見て食べていたから、鳩と雀は米を好むことがわかった。もっとも、稲刈りをした後の田には雀がたくさんいるから、雀の米好きは子どもでも知っている。だが、鶯や目白となればどうか。あるいはヒヨドリでもいい。彼らはもっぱら何を食べているのか。みかんは好きなようだが、そればかりでは体が黄色くなる。烏のように何でも食べる雑食かと思わないでもないが、それでは体毛のきれいな色の説明がつかないような気もする。わが家の裏庭の上には雀やそのほかの鳥も飛ぶが、不思議なことにみかんを見つけてやって来るのは目白と鶯とヒヨドリのみで、すぐ近くを飛んでいる雀が舞い降りない。セグロセキレイも数メートル近くまでやって来るのに、素知らぬ顔だ。みかんが好物ではないのだろう。それも不思議なことだが、いろいろな鳥がいることは好きな食べ物もいろいろだ。さて、今日はまた10キロの玄米を精米するために家内と自転車で上桂まで走る予定でいたが、筆者の仕事が熱中期にあって、パソコンにかじりついている。だが、今日は桂川の改修工事が気になってカメラを持って出かけた。写真を10枚近く撮ったが、先ほどブログ用に加工しようと思ったところ、今日はその写真を使わなくても、ちょうど1年前に撮った写真を載せる日であることを今知った。阪急松尾駅、正しくは改名されて松尾大社駅だが、その真横に駐輪場が5年ほど前に出来た。その工事の様子を撮影したことも、本カテゴリーを始める契機になった。5年前に駐輪場が完成したのであるから、もう観察して写真を撮る必要はないようなものだが、完成後もわずかだが変化し続けている。2、3週間前は、その駐輪場の真横の道路を掘り返し、ガスか水道の大工事をしていた。その様子を撮影したが、帰宅後に確認すると写っていなかった。それで諦めたが、数日後にまたそこを通る用事があって、また掘り返していた。年度末なので、道路をあちこちで掘り返す。本当に必要な工事なのかどうかと思ってしまう。それはともかく、工事は道路部分であるから、今日の題名にある「駐輪場」はふさわしくない。そう思ったこともあって、写っていなかったことは幸いと思うことにした。それで、ちょうど1年前と現在を比較してこの駐輪場に変化があるかと言えば、よく観察していないのでわからないが、ぱっと見はない。では今日載せる写真以降、同じ場所を撮影しなかったかと言えば、違う。というのは、今日の写真は駐輪場に離接していた土地を整地し、自動車を停めるのに貸す工事が完了したことを示すためのものだ。その駐車場は最初の写真の手前部分だ。まだ出来たばかりで車は契約しておらず、1台も停まっていない。この1年に撮影した同じ角度の写真は、その手前部分に車が停まっている様子を知らせるためのものだ。
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 そうそう、筆者も忘れていたが、この駐輪場が出来る前はカリンの木があって、遠目によくわかる鮮やかな黄色の大きな実を10数個毎年つけていた。地面に落ちた実を拾って帰り、それでカリン酒やジャムを作ったが、もう遠い昔のことのように思える。カリンはそのようにたまたま出会ってただで入手するものと思っているから、スーパーでごくたまに見かけてもあまり買う気がしない。去年末頃か、ムーギョの目立たない場所に置いてあったが、カリンを買う人はほとんどいない。どうして食べるものかまずわからない。果物のように簡単に皮を剥いて食べられるものと思っていると、買った人はきっと落胆し、激怒する。実は実でも、果物とは言えない。では何かと言えば、果実には変わりがないが、見て、香りを楽しむものと言えばよい。そうであるから、鳥も食べない。鳥が食べないものを人間が食べるとは、やはり人間は最も強欲な動物だ。ただし、本当に鳥が食べないかどうかは確信がない。地面に落ちて腐敗しかかっているものに烏が群がっているところを目撃したことがないのでそう考えるのだが、鳥が食べないなら、カリンの内部にある種子はどのようにして発芽するのか。まさか誰にも食べられずに地面に落下して腐敗するために結実するのではないだろう。鮮やかな黄色を見ても、それが鳥を意識していないとは思えない。だが、鳥にすれば、カリンと梨が並んで実っていると、迷わずに梨に向かうだろう。そのように厄介なカリンだが、その厄介さが持ち味と思えばよい。実は漬けたカリン酒の残りが100CCほど大きなウィスキー瓶に残っている。瓶が大きいので、深さは3センチほどか。その瓶を持ち上げると、底に溜まった澱がわっとかきまぜられて美しい透明な濃い臙脂色がすぐに濁る。そうなれば飲む気がしない。それで5年ほどもそのままにしているが、ゆっくり瓶を持ち上げ、上澄みを飲んでしまおうか。あるいは澱が混ざっても、それはカリンの果肉であるから、毒ではないどころか、かえっておいしいかもしれない。そうそう、どうでもいい話のついでに書くと、昨日は隣家の裏庭に入り、漬物石サイズの石を掘り起こしては移動し、石灯籠を据える場所を確保した。いつ買うかわからないが、イメージはもう固まっている。そしてわが家の裏庭は植木でいっぱいだが、どうにか高さ60センチほどの小さな灯籠なら置けないこともない。その話はさておき、隣家の庭を掃除していると、あちこちにフキノトウを見つけた。全部取ってしまうとかわいそうなので、7,8個にした。それを昨日も今日も食べたが、そのほろ苦さがよい。まず鳥は食べないもので、人間はやはり強欲だ。明日こそ今日の写真に写る駐輪場の脇を通って精米に走ろう。ただし、午後から天気が崩れるようで、正午までに帰宅しよう。ついでに松尾橋の上から上流を向いて河川敷の様子を撮影しようと思うが、今日撮った10枚ほどの写真を明日使うつもりで、写真がたまっては鮮度が落ちてまずい。ただし、今日は「嵐山中ノ島復旧工事」の投稿ではないので、1年前の写真を使う。もう少し書くと、筆者は毎日午後に家内にコーヒーをいれてもらうが、仕事に夢中であると、夕方になると、コーヒーを飲んだことがあまり記憶にない。数時間前に飲んだことが、何日も前のことのように感じる。そしてそのことを思いながら、認知症の始まりはきっとそういう感じが強くなって来るのだろうと想像する自分に気づくのだが、数日前は1年前、数年前とさして変わらないようにも感じる。過ぎたことはみな同じで、それが数日前でも数年前でもいいではないかと思うからだ。逆に言えば、数年前のことは昨日のことのようでもあり、今日載せる写真がちょうど1年前の撮影であっても、少しもつごうが悪いことがない。筆者にもわからないのであるから、読者はもっとだ。つまり、こうして載せる写真は投稿当日の撮影である必要が全くない。そしてその伝で言えば文章もそうだ。土に混ぜても腐蝕しにくい籾殻のような文章を書きたいものだ。
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by uuuzen | 2015-02-20 23:59 | ●駅前の変化 | Comments(0)


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