●城南宮、その4
士服のはるやまから10年ほど前に息子のスーツを買ったが、それから毎年案内はがきが来る。顧客名簿に一度登録されると、何年ほど音沙汰がなかっても案内状を送るのだろう。そう言えば6,7年前に食事した高槻のある店からも案内が届く。



d0053294_1452084.jpgその店は大阪や京都にもあって、高槻店はその時利用したきりで、今後も使うことはまずないと思うが、そのことを告げることは面倒であるし、また相手の気分をそこねる。それでも黙ったままなら、今後も切手代を使わせ、手間をかけさせることになる。だが、店からすれば、たとえ来てもらわなくても、案内が定期的に届くことで店のていねいさを伝えることは出来るし、そのためにはがきや封書代は安いものという考えだろう。また、毎年案内が届くと、心の底でそれを覚えていて、いつかまた利用しようという気が起こらないとも限らない。とはいえ、顧客名簿に名前が載り続けるのはあまりいい気はしない。昨夜筆者はついに毎日7,8通も、いやもっとかもしれないが、あるコンビニからの案内メールを届かないように設定し直した。なぜその店から毎日癪に障るほどのメールが届くようになったかの理由がどうもわからない。筆者はめったにコンビニで買い物をしないし、メール・アドレスを教えたこともない。ともかく、わずかな設定で届かなくなるのであるから、もっと早くそうすべきであったのに、よほど筆者は呑気なのか、メールの消去があまり気にならないようで、届くままにしていた。それで今朝はぴたっとそのコンビニからは届かなくなって、今度は何となく物足りない気がした。2年ほどの間、毎日10通、いやもっとかもしれない、とにかくゴミ箱行きにしても次から次へと届いていた。コンビニをよく利用する人にはありがたい情報が含まれるだろうが、そうでない者にはストレスの原因になり、顧客名簿で案内を送りつけるというのもよしあしだ。それはさておき、「はるやま」を思い出したのは、今日は城南宮の「春の山」の写真を載せるからだ。この区域東西を走る参道を入って境内の西端の北側にある。前に書いたように、「その3」までは参道続きの東西を走る道の南側の庭の写真を載せた。そこを出た時、巫女さんに本殿はどこかと訊ねると、真っ直ぐ西へ50メートル進むと、右手に折れる道があって、そこまで行くとすぐにわかると言われた。その途中で見かけたのが、「その3」に載せたヤドリギだ。それの少し手前の右手すなわち北側に、道路に面して祠があり、そこに大きな鏡餅が2,3段重ねてあった。明日は元旦で、それまでもう10時間もないのであるから、正月用の飾りを済ませたということだ。だが、その鏡餅以外、正月気分につながるものは何もなかった。そこで思った。東北に少し行けば初詣でとても有名な伏見稲荷大社があるから、城南宮は近くの住民が訪れる程度ではないか。だが、普段とあまり変わらない人出の神宮というのもいいではないか。ではどのようにして経営が成り立つのかという疑問が湧く。巫女さんや事務室に勤務する人たち、また庭の手入れも大変で、参拝客が少なくてもかまわないということはないだろう。ま、そのあたりのことは地元住民の話でも聞かねばわからない。それはさておき、宿木の下をくぐって少し行くと、Y字路になっていて、右手を進んだ。そのまま直進すれば、西端の鳥居があるが、それは見ていない。それでも「春の山」の区域を巡っていると、国道1号線の音が聞こえたし、駐車場も少し見えたので、Y字の左手は歩く必要のない道と言ってよい。
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 Yの右手に入るとすぐに大きな鳥居が立ちはだかる。それをくぐれば左手にクジなどを売る社務所、正面に拝殿がある。拝殿の前まで行って撮ったのが今日の最初の写真で、狛犬だ。左側のも撮ったのに、写っていなかった。残り枚数がとても限られていたので、それもよかったかもしれない。かなり古く、赤っぽい石であるのがよい。鳥居から拝殿まではなだらかな上り坂で、中央に板が敷いてあった。車椅子の人でも前まで行って拝めるようにとの考えだろう。家内が拝み終わった後、神延に入ることにしたが、先ほど巫女に招待券を手わたして茶室券をもらっただけで、本殿を取り囲む神苑の券はもらわなかった。招待券で神苑も入ることが出来ると書いてあったので、首をひねったが、神苑を見るのにふたりで1200円かかるから、鳥居をまたくぐって帰途に着く前に、駄目元で社務所の南端、つまり神苑への入り口に陣取っていた巫女さんに家内が事情を説明した。美女だなと筆者は15メートルほど離れたところで巫女さんの顔に見惚れていたところ、意外にもすんなり事情をわかってもらえたようで、家内が手招きする。城南宮はまず本殿前で拝み、そしてその裏手の神苑を時計回りに歩き、東の方の出口から出た後、その真正面つまり南側に見えるチケット売り場でまた入苑券を買い、室町の庭や桃山の庭、そして現代的な城南離宮の庭を巡って、家路に着くというのが、正しい順路であることがわかった。筆者らはまず南側にある庭を見たのだが、それならば受付の巫女さんがそのことを言ってくれてもよさそうであった。ま、本殿際の巫女さんが事情を解してくれたので、手元に招待券がなくても、城南宮の本当の見物である神苑を訪れることが出来た。順路を辿って最初に行き着くのが「春の山」で、5メートルほどの高さがあるだろうか、順路は上下する。そのため、たくさんの枝垂れ梅の配置具合が歩くたびにかなり変化し、花が満開であればどれほど美しいだろうと思った。そこは想像で補うしかないが、城南宮のホームページを見ると、「春の山」の紅梅が満開の時の写真が紹介されている。梅の名所の北野天満宮ではどちらかと言えば枝垂れ梅は少ない。ところが、「春の山」はこだわりがあるらしく、枝垂れ梅ばかりに思えた。真冬で蕾がないので、梅かほかの木かわかりにくいし、また立ち止まらずにさっさと歩いたから、どれくらいの植物がどのように植えられているかもわからない。ただし、四季折々の花があるのは当然で、花のない真冬以外はいつ訪れても目は楽しいはずだ。「春の山」の写真は2枚目に載せるが、パノラマであるのに、どういうわけか作成した拡大画像が見つからない。そのため、小さな写真で雰囲気を伝えるしかないが、それでも道が曲がりくねり、枝垂れ梅が植わる場所がこんもりと小高いことがわかるだろう。中央付近の木はほんのり赤くなっている。紅梅の小さな蕾だろう。もう幹の内部に、春たけなわの頃を待つ梅の血が活発に巡っている。昨日今日と筆者はまた思った。鶯やメジロ相手にみかんを上下ふたつに切り分けてグミの木の枝に刺しながら、「2月中旬頃が一番好きだな」と内心頷いたのだ。今日のような陽気の昼頃に城南宮を訪れるとよい。そう言えば去年の今時分に、天龍寺の庭を無料で見せてもらえた。その時のことは写真つきでブログに書いたが、きれいな広い庭を歩くのは、年にそう何度もない経験で、昔ならさほど思わなかったのに、筆者も老いて来たのか、庭を眺めるのが楽しい。それで石燈籠をほしいなどとも思い初めているのだろう。そう言えば「春の山」でも燈籠は目立った。2枚目の写真の左手の道の奥にも高さ2.5メートルほどの自然石を積み上げた大きな燈籠が見えている。その写真も撮ったが、今日は載せない。ついでに書いておくと、写真のその燈籠の少し手前を歩くのは家内で、筆者らのみが「春の山」だけではなく、神苑全体で散策していた。つまりひとり占め出来た。それは言い代えれば、花のない季節に神苑を訪れる馬鹿はいないということだ。さて、3枚目の写真は「春の山」の北側の道を東に向かっている途中で、左手に竹がたくさん植わっていた。それは境内の外が見えないようにとの計らいでもあるだろう。嵯峨野の竹林ほどでは全くないが、それでもそれを想起させるほどの小径にはなっている。写真の右手が「春の山」の北端ということになる。さて、地味な写真ばかりであまり書くこともないが、城南宮についてはもう1回投稿する。
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by uuuzen | 2015-02-16 23:59 | ●新・嵐山だより | Comments(0)


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