●雪また雪
酒でも2斗入りのものを開栓して飲んだのは今日が初めてのことだ。家内の実家に行くと床の間に薦被りが置いてあった。お歳暮の品だ。それを飲もうということになった。義兄も筆者も栓がどこにあるかわからない。



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それで義兄の指示どおり、筆者が細い縄、中太の縄、極太の縄と、3種類で縛ってあるものを全部解き、薦を脱がした。といっても全部脱がさず、半分ほど下げたところで、栓が背面にあることがわかった。横倒しにしてペンチでそれを抜き、付属していた蛇口とその先に取りつける新たな栓を差し込んで元の位置に戻してから、その新たな栓を抜くと、勢いよく出るのかと思っていると、案外ちょろちょろとしか出て来ない。もう一か所どこかに穴を開けるとそうではなくなるが、そのための栓か、天板の端にも太目の栓がしてあった。2斗入りは10万円近いらしい。酒好きの義兄は毎日3合飲んで2か月でなくなると言っていたが、とても飲みやすいので1か月ほどで飲み干すのではないか。今日は「風風の湯」に行くつもりであったのに、酒が進み、帰宅すると午後8時半で、それから準備をすると10時の閉店まで1時間少ししか入れない。それで諦めたが、帰宅してすぐに強風が吹き始め、吹雪になった。3階のベランダの多肉植物は雪まみれにで、昨夜もそうであったから、寒さで霜焼けし、枯れてしまうかもしれない。それで部屋の中にサボテンの2,3鉢を除いて全部入れたが、すぐに雪が融け、何となく喜んでいるように思える。人間が寒いのであれば植物も同じだろう。多肉植物は熱帯のもので、寒さにはあまり強くない。熱帯でも夜にとても冷え込む地域があり、そういうところが原産のものは寒さに強いというが、雪にすっぽり覆われてはたまらないだろう。元旦と今日、新年早々連日雪が降ることは珍しい。筆者の知る限り、ここ30数年はなかった。阪急電車で家内の実家のある高槻に向かうと、屋根の雪がどんどん少なくなって行くのがわかった。高槻は京都より寒さがましなのだ。そのことを義兄に言うと、茨木、大阪と順にさらに雪は少なくなるとのことで、京都の冬の底冷えが正しいことがわかる。高槻では道路に雪はほとんど見なかった。それが嵐山に戻って来ると、駅前広場が雪で覆われていて、今日の昼間にあった屋根の雪はそっくりそのままであった。帰宅してしばらくして急に冷え込み、暴風とともに雪が舞い始めた。昼間に陽射しで多少は雪が消えたのに、昨夜と同じ状態になってしまった。風風の湯に行っていると、そこを出るのは10時直前であったから、雪降る寒い中を足元を雪だらけにしながら帰って来なければならなかった。そのことを想像すると、断念したのはよかった。風が止むと寒さは少しましになったが、雪が降る直前が最も寒いということだ。ベランダから見える家々はみな窓灯りがなく、街灯だけが鮮やかに降り注ぐ雪を照らしている。豪雪地帯では雪景色は面白くないはずだが、京都では年に2,3日あるかないかで、正月早々雪また雪というのは稀なことで、先ほどベランダに出て写真を撮った。それを加工しながら、何の変哲もないどころか、全く退屈で、今日の投稿に載せないでおこうかと思ったが、ヤフーのマイ・ボックスに保存しているブログ用の画像を全部見返してもほかに書く話題が見つからない。それで今日は写真に合わせて退屈な、どうでもいいことでお茶を濁すことに決めた。正月なのでそれもいいかと考えるが、たっぷり酒をよばれて来て酔っているためではない。帰り道の寒さで酔いはすっかり醒めた。
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 高槻に向かう前、嵐山駅に着いた電車から大勢の人が出て来た。ひとつ向こうの松尾なら、松尾大社が目の前にあるので初詣客がたくさん下車するのはわかるが、なぜ嵐山がこんなに多いのかと家内に言うと、観光目的で来るのだと、わかったようなわからないような返事をした。発車した電車の中は予想どおり松尾で大勢乗って来て満員になった。筆者の左の女性は筆者の目の前の男性ふたりと一緒に松尾大社にお参りに来たことが話の様子からわかった。そして男性は住吉大社の話をした。「雪が降ってはあの太鼓橋は危ないだろうな」「毎年数人怪我をするみたい」「伏見稲荷大社が京都では初詣で最も有名やけれど、今年は雪でどうかな」「伏見稲荷大社と住吉大社では住吉の方が初詣客は多いけど、正式な数字は大社側は発表してへん。TVで言われる数値より実際はもっと多いらしいで」「それはそうやな。あの広い境内がいっぱいになるしな」「何で発表せえへんのか言うたら、ある一定の数値から上になると大阪府警が警備を担当せなあかんそうや。数値が低いと今の住吉署の管轄のままとなって、的屋との関係も含めて具合がええらしいで」。筆者はなるほどと聞いていたが、その話が本当かどうかわからない。それで高槻の義兄にその話をし、話題は住吉大社で義兄が子どもの頃によく遊んだ思い出話になった。阿倍野の松虫で育ったので、阪堺電車の軌道沿いに住吉大社まで歩いて遊びに行ったらしい。昔の太鼓橋は現在のように板が隙間なく敷き詰められず、隙間があって下の水の流れが見えたそうだ。今は隙間がないどころか、滑り止めの出っ張った板も挟まれていて、めったなことには太鼓橋のてっぺんから落下することはない。雪が積もれば話が別だが、大勢の初詣客では雪がたくさん降ってもそれが積もることはない。そう言えば昨日も今日も初詣には行っていない。筆者は神社の雰囲気は好きだが、賽銭を投げ入れて拝むことはあまり好まない。家内と一緒の場合は必ず家内にそれをさせる。そして家内は毎年正月になると、初詣にどこかへ行こうとせがむが、それを必ず聞き入れるとは限らない。今日は電車に乗って出かけたのに、高槻にある神社に足を延ばさなかった。早く義兄に会って新年の挨拶を交わし、あまり長居せずに帰るつもりであったが、座れば筆者は話が弾んで長いので、帰りにどこかの神社に参ることはまず無理であった。それに風風の湯も諦めた。明日も雪が降れば大阪方面に電車で行くならいいが、京都市内を動くのであれば市バスが渋滞するだろう。予報では明日の朝まで天気は荒れる。雪月花という美しい眺めの三代表を思えば、珍しい積雪は大いに味わうべきで、窓の雪を感じながらこれを投稿するのも楽しみとしよう。「樽酒を 雪降る夜に こんこんと」
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by uuuzen | 2015-01-02 23:59 | ●新・嵐山だより | Comments(0)


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