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●嵐山中ノ島復旧、その36(浚渫、護岸工事)
纏と呼ぶそうだが、祭りの時に羽織るものも指すので、綿入れのものは「ちゃんちゃんこ」の方がわかりいい。昨夜から家にいる時はそれを着用するようになった。爆弾寒波という表現は耳慣れないが、北海道を中心に12月としては大荒れの天気で、京都でも2月の最も寒い頃に匹敵する気温だ。



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今日は雨でもあって、寒さに縮み上がった。14日の日曜日に心斎橋で開かれた郷土玩具の例会では、始まる前の談笑で寒さの話題が出た。京都の築80年の木造の町屋に住むという女性は、隙間風がひどいので、家の中で炬燵に入りながらダウンジャケットを羽織っていると言った。ダウンは外に出る時に着るものと筆者は思っているが、ちゃんちゃんこより軽くていいだろう。綿のように埃が出ないのもいい。だが、家の中でダウンを着ていると、外に出る時に困る。ダウン以上に温かいものがあるだろうか。それで外よりは寒くはない家の中ではなるべく重装備しない方がよい。だが、今日のように寒いと、外に出る気がまずしない。雨がひどく、さすがの嵐山の花灯路も閑散とするだろうと、正午頃は思っていたが、先ほど「風風の湯」へ行く時、駅に着いた電車から若いカップルがたくさん出て来て、筆者らと同じく中ノ島に向かって歩いた。今年は嵯峨野の竹林のライトアップを見に行こうと家内と先日話したが、これだけ寒ければその気が失せる。若いカップルは思い出作りに熱心で、また寒さを感じないだろうが、還暦過ぎのしかも地元に住む夫婦がわざわざ「花灯路」を楽しむために寒い中を渡月橋をわたって嵯峨野まで行くだろうか。それはさておき、前回に続いて今日も雨の日の撮影となり、また前回と同じ場所で同じように撮って加工した写真を載せる。工事の様子はさほど変わったようには見えないが、少しずつでも進んでいるのは確かで、今日は4枚目の写真からわかるように、去年の台風18号で被害を受けた中ノ島の護岸に据えられていた蛇籠の大きな袋がひとつずつパワー・ショヴェルで持ち上げられ、キャタピラーつきの運搬車の荷台に積み上げられていた。その様子を真横から撮ればわかりやすいが、それでは定点撮影にならない。そこまで頑固になる必要はないし、実際今日の4枚を撮った後、蛇籠を吊り上げて荷台に載せて行く様子を撮影したが、寒さのために電池の記号は半分しか点かず、シャッターが下りなかった。そういう場合、電池4本を取り出して懐で多少温めればまた能力は戻るが、手そのものが凍っているような冷たさでは電池は却って消耗するだろう。結局最初に撮った4枚、正確に言えば5枚しか撮影することが出来なかった。5枚というのは、4枚の連続写真を1枚のパノラマに合成し、それを3等分して3枚にしたからだ。実は昨日も同じ定点撮影場所に出かけた。ただし、カメラを持って出なかった。午後1時の少し前で、たぶん作業員たちは昼食に行っていたのだろう。中ノ島南端際に重機が2,3台停められ、休日の静けさであった。しかも工事は前回よりさほど進んでいるように見えず、カメラを持って来なくてもよかったと思い、それで今日はどうかと雨の中であるのに出かけた。4枚目は昨日は工事が着手されていなかったので、やはり今日出かけてよかった。ただし、先に書いたように蛇籠を吊り上げる迫力ある様子を真横から撮影出来なかった。なぜその写真を撮ろうとしたか。それは重機よりも作業員に注目したからだ。蛇籠は上部中央に重機で吊り下げるための太いワイヤーの輪がある。それを手で持って重機の先端に引っかけるのは人間でなければならない。重機を操る人が出来ないこともないだろうが、時間がかかるうえ、正しく引っかけられなければ吊り下げている途中で落下するかもしれない。中ノ島の護岸を含め、筆者がカメラをかまえる位置から前方には、その作業員のほかに人影はない。吹きすさぶ風の中の中で黙々と作業をする男性はどれほどの寒さを感じているだろう。フードを被って顔はあまり見えなかったが、若くはないようであった。カ傘を差しながらカメラを向ける筆者をキャタピラー重機の運転手がじっと見ている気がしたので、何度試してもシャッターが下りないことがわかってからはすぐに自宅に戻った。
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 さて、最初の写真は中ノ島橋の中央から下流を眺めた。白鷺が一羽見えるが、もう一羽と別の大きな鷺が写真右下からやや外れたところに川を挟んで向かい合っていた。重機は見えないので、もうこれで橋の下は浚渫が終わったのだろう。前回に比べると、土砂はかなり減って河川敷は平らになった。水の流れを右岸寄りにし、流量が少ない時はそこだけを流れるようにしているようだ。以前もそうであったが、梅雨時になると写真に見える左岸寄りの河川敷も全部水面になる。前回は全体に川底を均し、水面は渇水期でも川幅いっぱいに広がると書いたが、それよりも写真に見えるように普段は細い流れを確保する方が底が深く、流れの速度が上がって魚にとっても泳ぎやすい。それで早速この新たに確保された流れに白鷺が魚を求めてやって来ている。以前からもいたが、今日のように狭い場所で3羽も集まっているのは珍しい。またこの右岸寄りの川幅は写真の下流に見える仮設道路を敷設するために必要となった連管の幅と同じで、以前と同じということになるが、工事の目的は左岸寄りに堆積した土砂をほとんど処分することのようだ。2,3,4枚目は前回のように中ノ島南端に立って下流から上流へと順に連続撮影をした。2枚目を比べると、写真左端の土砂が大分減少しているほかは大差ない。またユンボなどの重機が見えず、もうこれで終わりかと思ってしまうが、そう言ってよい。写真のつなぎ目付近は少し土が盛り上がっているが、これは重機専用道路で、工事の最終段階ではこの土の山を崩してダンプに積みながら松尾橋に向かって交代して行くはずだ。3枚目は前回よりも鉄板が増えている。それは4枚目のキャタピラーつきの運搬車が往来するために必要なのだろう。蛇籠を全部撤去した後、護岸にどのような工事がなされるかはこの写真の位置からはよく見えないはずで、次回は50メートルほど上流に遡って写真左に見える松の木の近くに立つ必要があるかもしれない。松尾橋や自転車道路沿いのグラウンド付近がどうなっているかを確認したいが、冷たい雨が降る中ではそこまで歩く気が失せた。2,3,4枚目の立ち位置のすぐ際には立入厳禁を促す看板が目立ち、パイプの柵に接近することが憚られる。警備員はいないが、監視中であることを示す言葉が書かれている。仮設道路が中ノ島に到達したからには、後は河川敷の土砂が減って行くだけで、観察はおおむね退屈というもので、定点撮影の写真も地味なものに終始する。先ほど家内が久しぶりにこのブログを読んだ感想を言ったところによれば、工事のつまらない写真や満月の変わり映えしない写真で面白くないとのことだ。それに、書いてはまずいこともあちこち目についたとも意見されたが、ごくたまに読んだというのに鋭いことを言う。またそれほどに筆者の投稿はどうでもいい、湯船の中の屁のような内容ばかりということで、袢纏を着ながら寒さにかじかむ手指を使って書く値打ちはないが、今日はもう一段落書かねば布団にもぐることが出来ない。
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 さきほど「風風の湯」から戻って来て、体がとても暖まり、ぐっすりと眠ることが出来そうだ。火曜日は露天湯が毎週入浴剤が変わる。今日は和風シャンペン湯だったか、薄ピンク色で香りがよかった。火曜日は半額割引されないが、4月中旬にもらったスタンプ・カードを毎回利用していて、スタンプが9個たまると、次の10回目は無料になる。毎週金曜日が60歳以上は半額の500円で入湯出来るが、先週金曜日も家内と一緒に行った。スタンプ帖の有効期限は最初の利用から丸1年で、全部で20個捺印する箇所がある。先週金曜日に19個たまったので、次回は無料、そしてどうせ使うのであれば露店風呂に入浴剤が使われる火曜日がいいと考えた。今日は温泉に行く前にスタンプ・カードの内外側を撮影しておいた。それは20個目が捺されたカードはたぶん没収されるとの予想があったからで、そのとおりであった。このスタンプ・カードは5個×4段の捺印箇所があって、1,3段目は5個目は半額でどの日でも利用出来る。2,4段目は無料であるから、18個×500円の9000円で20回入ることが出来る。だが、今日は受付でこう言われた。「20個たまりましたから、記念品を差し上げます。化粧品か無料入湯券のどちらがいいですか」。化粧品は合う合わないがあるし、家内は毎日化粧をしない。それで文句なしに入湯券にしたが、ひとり当たり2枚もらえた。ということは、9000円で22回ということになり、一回当たり約400円だ。これは銭湯より安い。わが家から徒歩2分のところにあって、どんな寒い日でも湯冷めせずに帰宅出来る。それに今日は男湯は筆者が入っていた1時間45分の間、客は筆者以外に3名だ。筆者ひとりになった時間帯もあって、これほどの贅沢はないと感じ、その次には申し訳ない気がした。電気代をどんどん使いながら、客がひとりで、しかも無料で入っている。帰宅すると家内が女湯で見つけたチラシを取り出した。それは壬生に出来たスーパー銭湯で、食事も出来る。入湯料は700円から800円で、風風の湯の1000円から1200円よりかなり安い。その新しい温泉は6月に以前の温泉をリニューアルしたもので、以前の所有者からどうやら風風の湯の経営者が買い取ったようだ。たぶん同じ経営者のはずで、それは温泉のロゴマークの文字デザインからわかる。以前の経営は思わしくなかったのだろう。それがリニューアルされて客が増えるかどうかは賭けだ。その温泉は街中にあって、そのそばを通ったことがあるが、周囲にたくさんの家があるから、風呂好きは便利とばかりに出かけるだろう。それに比べて風風の湯は桜の林の中にあって、民家からは離れている。わが家は最も近い部類に入るが、家の数がもともと少ない。今日のような寒さでは500メートルほど離れたところからでは歩いては訪れる気になれないだろう。帰りにすっかり湯冷めしてしまう。車で来れば駐車場は1時間だけ無料のようだが、そこまでして来る客は少ない。家内がぽつりと言うには、ミストサウナや露店風呂に入っていてとても気分がよく、ありがたいとのことだ。高槻にいる家内の兄はよく安価なツアー企画を利用して仲間と地方の温泉で一泊するそうだが、風風の湯がわが家から近いことを知って、1万円以上を使ってわざわざ遠くまで温泉旅行せずとも、家の風呂のように身近に利用出来る風風の湯に入っている方がどれだけよいかと言った。ただし、豪華な食事はない。今日蛇籠を吊り下げるために護岸に立ち尽くしていた作業員など復旧工事に携わる人たちは、すっかり冷え切った体を風風の湯で温めてから家に帰ればよいと思うが、綿入り袢纏やダウン入りのコートがなければ帰りの寒さで風邪を引くか。暖冬との予想があったのに、この寒さは今年いっぱいは続きそうで、動きが鈍くなってやろうとすることがはかどらない。それで思いは風風の湯に浸かっていることに飛ぶ。
●嵐山中ノ島復旧、その36(浚渫、護岸工事)_d0053294_0131975.jpg

by uuuzen | 2014-12-16 23:59 | ●駅前の変化
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