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●嵐山中ノ島復旧、その27(桂川左岸、重機専用道路)
がどこまで伸びているのか気になって今日は嵐山から松尾橋まで自転車道路を自転車で走った。最初の2枚はいつものように左岸すなわち右京区にある嵯峨芸術大学前の護岸工事の様子で、次の2枚は自転車道路が一旦終わって高台の車道に入って撮ったものだ。



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3枚目は上流を振り返り、4枚目は下流の松尾橋方面を向いていて、同じ場所で撮った。3枚目の奥には対岸の工事の青いシートが見えている。4枚目からわかるように、河川敷に設けられつつある重機専用道路は白い砂が途中まで敷かれている。それが今日現在の梢で、それがどこまで伸びるかだ。今日は2週間ぶりに自治会の会計監査のFさん宅にお邪魔して1時間ほどあれこれ話し、その中でこの桂川修復工事の話題も出た。Fさんは毎朝地元小学校に児童たちを送って行った後、桂川沿いに出て松尾橋に至り、それを東へわたって左折し、罧原堤を北上して渡月橋に至り、それをわたって家に戻るという散歩をしているそうで、筆者が早起きならば一緒したいと言われた。Fさんが家に戻る頃まで布団の中で眠っている筆者で、とてもその散歩にはつき合えない。一周4キロほどで、1時間かかるそうだ。朝は空気がいいから、いい運動になるだろう。前に書いたように、松尾橋から渡月橋までを左岸側の罧原堤を歩くことはあまりにも殺風景で、筆者は歩き気になれない。それでこの「嵐山中ノ島復旧」と題するシリーズに載せる写真は右岸に立って撮ったものばかりとなるはずで、またその方が工事の様子がよくわかる。それは今日の4枚からもわかるだろう。左岸の工事は土嚢がたくさん並びつつある。それを水面と区切る浮きのフェンスの際に切れ目なしに置くようだ。川の増水に備えてのことで、下準備に相当するだろう。Fさんによれば、河川敷に堆積した土砂はかなり除去されるだろうが、見えない川底はほとんど放置されるのではないかとのことで、国や業者のやることをあまり信用していない。河川敷に積み上がった土砂を除去するのも大事だが、洪水の際に心配なのはむしろ川底の土砂で、流れの幅が広い場合、どのようにしてユンボが土砂を水中から掬い出せるのか。水深が1メートル程度ならば水の中に入って行くことは出来るだろうが、それ以上になると、思うような動きが出来にくいだろう。そして雨が降れば一気に川幅は広がり、また流れの速さが増し、ユンボで川底を浚うのは危険だ。Fさんはユンボの腕を目いっぱい伸ばせばかなり先の土砂をつかむことが出来るというが、それはせいぜい7,8メートルが限度ではないか。となれば、河川敷ぎりぎりに陣取って川中に腕を伸ばしても、流れの中央まで届かないのではないか。届いても底までは無理だろう。そこで河川敷から浅瀬に入り込むことになるが、結局は重機の能力から、川底深くまで浚渫はされない可能性が大きいとFさんは言う。それで、復旧工事が終わっても、川の断面積はさして増えず、豪雨のたびに去年の台風18号の時と同じような増水に見舞われるかもしれない。Fさんは工事の様子を注視すると言っているが、朝早くでは工事が始まっておらず、どのように川底の土砂を浚うかはわからない。筆者にしてもさっと自転車で走って、さっと写真を撮るだけで、川底深くまで浚渫するかどうかはまず確認出来ない。これは他の人でも同じではないか。自転車道路を走っていると、工事の様子を興味深く見ている人に何人も出会うが、カメラを持っているのは筆者くらいなものだ。ましてやこまめに撮った写真をこうしてブログに載せるのはまず筆者以外にいないだろう。それで責任重大かと思っていると、全くそんなことはない。Fさんは今回の修復工事ほど大規模なものは記憶にないと言うから、そんな珍しいものなら観察しておく価値は多少あるかと思うだけだ。
●嵐山中ノ島復旧、その27(桂川左岸、重機専用道路)_d0053294_05782.jpg

 堆積土砂を浚ったり、護岸を修復したりするのは、堤防の外側の住民の生活を守るためだ。それで河川敷はひとまずどうなっても仕方がない。今回の河川敷の重機専用道路は葛などの雑草が繁茂していた箇所をかなりの部分、更地状態にしている。3枚目の写真は、少しわかりにくいが、中央に1台のユンボが写っている。その動きを間近で見たところ、桂川に流れ込む細い支流とも言えないほどの流れを土で盛っていた。その付近は湿地であるようで、草や土を掘り起こすと、そこに水面が現われていた。そのままでは重機が通れないと思っているのだろう。そのため、土をまず盛って、その上に白い砂をさらに盛るのではないか。だが、4枚目の写真のように、白砂が盛られた部分はまだそのユンボまで到達していない。到達するまでに数日はかかるだろう。自転車道路は河川敷に沿って走っているので、重機専用道路が出来て重機が走るようになると、その様子をすぐ目の前で見ることが出来る。だが、重機はほぼ目線の高さであったり、2メートルほど下であったりする。自転車道路にかなりの起伏があるからだ。なぜそうなったのかはわからない。また今日改めて確認したが、河川敷の幅は50メートル以上もあるところと、重機専用道路幅もないような狭いところとがある。そして後者は雑草がまだ刈られていない。おそらくかなりの湿地帯で、その箇所を重機が通るには、他の場所より大量の土砂が必要で、また特別の工事もしなければならないだろう。それで、中ノ島に達する重機専用道路の完成が来月中旬までというのも納得出来る。Fさんとの話の中で、筆者はこの重機専用道路が修復工事の終了後にきれいに撤去されるのかどうかと言ったところ、Fさんはそれは当然と答えたが、何となく筆者はそのままにされるような気がする。ただし、松尾橋付近の重機が上り下りする坂は撤去されるはずで、そうでなければ車やバイクの暴走族が河川敷を遊び場にするだろう。また、元どおりの姿にされるとしても、雑草がすっかり河川敷を覆い尽くすのは、数年はかかるだろう。重機ですっかり踏み固められた箇所は地中に根があっても生え出て来るのは難儀する。刈られた雑草の下に筆者は葛の太い根が大量に埋まっている様子を想像する。それらは春になると新芽を出す準備をしているのに、土が固められ、頻繁にとてつもない重さの車が通過して、窒息状態になる。堤防の外側の住民の生活が大事であるというのに、葛の根の窮屈さを想像するとは、よほど筆者は変人かもしれないが、葛だけで話は済まず、小動物の生活もある。野鼠や野鳥その他も今回の工事により半分とは言わないまでもかなり死滅する。10年ほど前のことだが、今回の工事で土砂が浚えられる中ノ島付近の中洲には雉が住んでいた。今はもう見かけないところ、少しずつ環境は悪くなって来ている。そういう影響がやがて人間に及ぶが、そんな心配をすることは今では嘲笑の的だ。そう言えば先日蜜蜂の巣に蜜蜂がさっぱり戻って来ないというニュースをネットで読んだ。散布する農薬のせいであるようで、便利なものは予想のつかないところに被害を及ぼす。便利なものを絶賛しないことだ。便利を享受することは、どこかで同じだけツケを支払わされる。脱線ついでに書くと、3週間ほど前、わが家の裏庭に耳慣れない鳥の鳴き声を聞いた。早速ネットで検索すると、ホトトギスであることがわかった。今度は10日ほど前のこと、裏庭でまた珍しい小鳥の声が聞こえた。目を凝らすと何と筆者から2メートルもない軒下にいて、じっとこっちを見ながら相変わらず囀る。羽の色や鳴き声をしっかりと記憶し、またネットで調べたところ、ジョウビタキであった。彼ら野鳥は重機の唸り声は嫌いだろう。早く工事が終わってほしいものだが、わが家の近くでは4階建てのマンションの工事が始まろうとしている。その敷地には、以前は樹木の多い庭があって、野鳥の天国であった。それが樹木の梢を少し切り取るどころではなく、地中深い根までそっくり掘り返されてしまった。それでは虫も住めないが、マンション住民はみんな虫一匹で大騒ぎをするだろう。それでいて野鳥を見たいと言いかねない。
●嵐山中ノ島復旧、その27(桂川左岸、重機専用道路)_d0053294_045031.jpg

 これは前にも書いたが、自転車道路から河川敷に下りる坂道が中ノ島公園から南200メートルほどにある。その坂道を下りると、今は水辺まで100メートルほどある。その広い河川敷の中央辺りに立って上流側を見るのは楽しい。それに似た写真を「その25」の最初に載せたが、写真はかなり自転車道路寄りで、写真の右端をさらに右手に進んだ辺りだ。夏場では雑草が背丈ほどもあってとても踏み込む気になれないが、今は雑草すらも紅葉し、芒も混じって風情がある。それに嵐山も小倉山も紅葉だ。その景色の中には現代を伝えるものは何もない。つまり、平安時代やもっと昔と同じ風景が目の前に広がっている。そういう景色なら山に登ればいくらでも出会えるだろうが、そんな苦労をせずとも、わが家のすぐ近くで文明に汚染されない美しい景色が味わえる。都会で生まれ育った筆者は、ごくたまにそんな景色をひとり占めし、生きている実感を味わう。そうそう、思い出した。今日はその坂を上って自転車道路のすぐ際で、1本の流木を見かけた。手に取ると長さ50センチほどで、7,8本の細い枝がついている。ほとんどの枝は数センチしかないが、木肌が洗われてすべすべ、しかも白木色がきれいで、持って帰ることにした。ただし、そのままでは家内がうるさいので、隣家に持って行った。そして根元を鋸で切って平らにした。何か使い道がないかと考えたところ、いいアイデアが浮かんだ。それにはまず、その流木を固定する板が必要で、それも河川敷で調達出来ないかと思う。流木の形に釣り合う面白い形をした板でなければならない。丸い板でもよいが、壊れた木製の高椅子の天板がどこかに流れ着いていないか。ともかく、その基礎となる板の中央に丸い穴を開け、そこに流木をしっかりと差し込み、そして細くて短い枝の全部に、ある物をひとつずつぶら下げる。流木は珍しくないが、去年の台風18号の際に上流から流れて来たもので、また今までそのままあったことが珍しい。夏に繁茂した大量の雑草の陰に隠れていたものが、草が枯れ始めて露わになって来た。嵩張らず、また枝がたくさん出た面白い形をしたものに出会った。その流木は今回の復旧工事の記念になりそうだ。筆者の思いどおりに作ることが出来れば、いずれその写真を載せる。
●嵐山中ノ島復旧、その27(桂川左岸、重機専用道路)_d0053294_054982.jpg

by uuuzen | 2014-11-17 23:59 | ●駅前の変化
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