●嵐山中ノ島復旧、その25(重機専用道路、桂川左岸)
がたくさんついていて、毛糸のセーターによくくっつく。子どもの頃、そんな植物の実を「ひっつき虫」と呼んだ。全国的にそうなのか気になって今ネットで調べると、そのようだ。筆者は大阪の市街地育ちだが、半世紀以上前はひっつき虫があった。



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空地がまだ多かったからであろう。その実はキク科のオナモミという雑草のものであることを知ったのは20代前半で、京都に住んでからは桂川の河川敷でたまに見かける。今年もそんな季節になって、その実をもぎ取って家に持ち帰ろうかと思いながら、家内の怒り顔が目に浮かび、見るだけにしている。最近の子どもはそういうひっつき虫を採取して遊ぶだろうか。昔はどんなものでも利用してよく遊んだが、今はTVゲームその他、遊びは無限にある。それはさておき、今日も昨日に続いて嵐山の自転車道路の起点から1キロほど南下しながら桂川左岸の護岸工事の写真を撮った。最初は河川敷に下りて渡月橋方面を向いて撮ったもので、左の山は小倉山だ。右手に左岸側の家並みが少し写っている。もう少し川の流れに近づけば、秋の雑草に囲まれて昔から変わらない景色となるが、この写真の目的は中央に広がる雑草が刈られた広い道だ。これが松尾橋から中ノ島南端まで続いている。雑草が刈られたのは、松尾橋近くに一昨日から造成が始まった河川敷に下りる道とつなぐためで、この河川敷内の臨時の道をもうしばらくすると大型トラックが頻繫に通るようになる。自転車道路が土手の上を並行しているが、そこは幅が狭いのでトラックは使えない。もっと外側の、桂川を流れる水量が数十年に一度級になった時にその水を溢れさせないための堤防の上は車道になっているが、一方通行区間があって、そこは車がどうにか1台通れるだけの幅しかない。それで仕方なく河川敷にトラックなどの重機が利用する臨時の道を造る必要があった。その下準備は今年1月に実施された河川敷に生えた樹木や雑草をすっかりなくしたことだ。どうせすぐに葛などの雑草が生えるから、無駄なことをしていると思ったが、樹木は半年かそこらで大きくならない。それで今回は河川敷全体の雑草を刈り取らず、重機が移動するだけの幅となった。走りやすいように土を盛って固めるなどするかと言えば、たぶんそれはしないはずで、写真に見える状態のまま利用するだろう。そして、来年になればまた雑草は元どおりに繁茂し、この最初の写真の光景は見られない。つまり、この写真はしばしの間の状態で、撮影しておく意味もあるだろう。松尾橋から中ノ島までの間、この1枚の写真で代用するつもりだが、重機が走り回るようになればまた作業の隙を見て、同じように雑草の中の臨時道路の真ん中に立って撮影するかもしれない。この写真は自転車道路から河川敷に下りて10数メートル入ったところで撮った。自転車道路のどこからでも河川敷の雑草の中に降り立つことが出来るかと言えばそうではない。そのためのそれなりに細い道は1本しかない。自転車道路の高さと河川敷の地面との差が高いところでは2メートルはある。そしてくぐり抜けるのは簡単でも、一応鉄パイプの柵がある。それをくぐって下に降り立つと、今度は上がるのが面倒だ。また、高低差がほとんどない区間もあって、そういうところからでは容易に河川敷内に立つことが出来るが、今はあまりの雑草の繁茂のため、衣服中がひっつき虫だらけになる覚悟をせねばならない。また、虫もいるし、ひょっとすれば蛇もいるかもしれない。先日のNHKのTV番組で紹介されていたが、この桂川の河川敷には野ねずみがたくさんいるらしい。雑草の背丈は高いものでは2メートル近く、河川敷内を歩くのは物好きだけだ。先に書いた1か所だけある河川敷へ通じる道は、いつ誰が造ったのか知らないが、人がひとりだけ利用出来る細い幅で、それも今は雑草に覆われているので目立たないが、水辺に行く人はそこを利用する場合が多いだろう。今は水辺まで100メートルほどある気がするほど、雑草天国が続いている。釣り人がこの坂道を利用すると思う。もう鮎の季節は終わり、何の魚を獲っているのか知らないが、毎日ひとりやふたりは水辺で釣り糸を垂れている。筆者は水辺までは行かない。雑草に囲まれて小倉山を眺めるのが好きで、毎年一度はそうする。また、必ずオナモミの実に気づく。
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 2,3,4枚目は連続している。順に下流となっていて、左岸の工事が進んでいるのがわかる。2枚目から200メートルほどか、上流でユンボが河川敷に入って工事を始めた。その写真も撮ったが、2,3,4枚目とは違ってまだ本格的な工事ではない。地均しの下準備をしているようだ。また、すぐ近くに支流の合流口があって、去年の台風18号の際はそこの暗渠の口から大量の水が桂川に流れ込んだはずだ。だが、その様子は水位がその流入口の上端より上がったはずで、対岸からは見えなかったであろう。その合流点付近にはテトラポットがたくさん並べられている。その一部が流されたと聞いたので、今日はカメラの望遠レンズを最大にして観察すると、確かにそのコンクリート・ブロックは整然と並んでいなかった。おそらくそのブロックを元どおりにする工事も今日辺りから始まったことになって、松尾橋から中ノ島に至るまでの左岸では3か所の工事ということになる。2,3,4枚目はその3箇所のうち、最上流を除いた2か所で、しかも2,3枚目は現場の距離が長いので2分割した。4枚目と比べて実際にどれほど長いかは知らない。対岸の自転車道路からはこの工事現場がどこでも同じ距離感で見られるかと言えばそうではない。自転車道路から最も現場が近く見える位置に立って2,3,4枚目を最大ズームにして撮影した。そして、筆者の位置からは4枚目の現場は2,3枚目より遠くなるので、小さく写り、工事現場の長さも縮んで見える。4枚目の現場の近くで上流を見つめながら撮ると、2,3枚目が今日の4枚目のように小さく見える。それを昨日確認したところ、どうも写真が面白くない。そのため、この対岸工事については定点撮影の場所が決まったと言ってよいが、今日撮影しながら思った。それは、現場がとても広範囲に及び、定点にこだわらず、むしろどういう工事がどのように行なわれているかがよくわかるように、撮影場所を変える方がいいのではということだ。対岸すなわち左岸の工事は、以前の予告では渡月橋より200メートルほど上流の船着き場付近も実施される。そこは紅葉のシーズンでは大勢の人が毎日歩くので、今は工事は出来ないはずで、紅葉が終わってからだろう。右岸は最初の写真のように、ようやく重機用の道が出来たばかりだ。今日は松尾橋まで行かなかったが、昨日でももう河川敷に下りる道はローラーで固められていたから、すっかり完成しているに違いない。昨日の写真に見える松尾橋を走る大型トラックは、堆積土砂を河川敷から運び出さず、逆に土を運んで来た。その土で法面を造ったのだ。同じことを2,3,4枚目の左岸の工事でも行なっている。上流から大量の土砂が運ばれて来たのであるから、それを使えばいいようなものなのに、それをするには瓦礫と土を篩分けする必要がある。それが不可能ではないが、分けた瓦礫をどこかに積み上げておく場所はないであろうし、また順次それを河川区域から運び出すのは、一方で護岸工事をする必要上、現場がかなり煩雑になるだろう。それで、ともかく護岸をよそから持って来た土砂で復旧し、それに合わせて中ノ島の護岸工事をし、その後に堆積土砂を運び出す。そのための工事概要を図で説明する回覧文書が一昨日わが家に回って来た。両面カラー印刷が1枚で、それを早速スキャンした。その画像を昨日載せようと思いながら、その場がなく、今日も写真を4枚載せるためにまた出来なくなった。その文書をこのブログにそのまま載せても国交省から文句は出ないと思うので、いずれ紹介したい。工事告知の文書が地元の各家庭に目下回っている最中で、ようやく復旧工事が本格的に動き始めた。このカテゴリーは、一昨日は駅前マンション建設現場の写真を久しぶりに載せた。その時書いたように、その土地は現在も表向きはそのままで、またこの1年間に撮ったその土地の写真を発表するのは向こう1年かかるとして、その最初は来年1月からとなる。それまでの間、このカテゴリーへの投稿がないと思っていたのが、「嵐山中ノ島復旧」と題する投稿が来年3月末まで多くなりうそうだ。あまり現場に変化が見られないようであれば撮影回数を減らすが、このたびの工事は50年ぶりの大規模なもので、記録しておく値打ちはあるだろう。ただし、あまりにも広範囲の工事で、捉えどころがなさそうで、面白い写真が撮れるかどうか。その面白いは筆者の感覚で、またそれは定点観測と言ってよい。だが、その場所の定め様に困る。
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 2,3,4枚目は前述のようにほんの少しのだぶりでつながる。2枚目からは大量の土が運ばれているがわかる。それを大型トラックが次から次へと運んで来る。その土は川の流れと混じらないように、オレンジ色のブイの鎖によって仕切られている。その浮き鎖まで新たに河川敷を造成すると見える。何度も書いて来たように、2,3,4枚目の現場は川の流れが内側に湾曲していて、洪水によって河川敷や護岸がえぐられた。その土砂がどこへ行ったかと言えば、松尾橋付近やもっと下流に流された。これも前述したように、流されたものを元の場所に運べばいいと思うが、それにはいろいろと厄介なのだろう。土は別の場所から運んで来ている。畑に使えるようなきれいなものかどうかは知らないが、2枚目の写真を見る限り、黒くて養分が豊富に思える。3枚目の写真ではベージュ色の袋がたくさん見える。そこには土砂が入っているのか、あるいは大きな石が混じっているのだろうか。同じ大きさの袋は今年3月に渡月橋の下を工事した時にも用意された。水を堰き止めるための大型の土嚢と思うが、そうであれば2枚目の写真の区間にも出現するだろう。前述の回覧文書の図によれば、2,3,4枚目の区間は「別途他工事」と図では色分けされ、どういう護岸になるかの説明がない。土をたくさん入れ、それらを強く固めただけで終わりということになるのかどうかだが、それは2,3,4枚目の区間の対岸と同じようになると考えればいいかもしれない。とすれば、土を入れるだけで、大きな石をコンクリートで固めた護岸にはならない。そして、土を入れるだけなら、すぐに工事は終わるだろう。図によれば、工事は渡月橋付近の上下流が中心で、2,3,4枚目の写真の区間以外は松尾橋下流の左岸も行なわれる。そこはムーギョに行く時に松尾橋上から丸見えの場所で、筆者が見るところ、被害はほとんどなさそうで、どういう工事がなされるのか見物だ。松尾橋から下流は上野橋まで別の自治連合会の地域で、嵐山とはひとまず無関係であるため、一昨日の回覧文書では詳しく説明がないのだろう。次回はその回覧文書の裏表を載せる。工事区域と工期について詳しく書かれているので、筆者がいつどこで撮影すべきかは、その文書を吟味すればいい。鉤のようになってあちこちの工事現場にしがみついている暇はないが、どうせ撮影するなら、ひっつき虫のようにしっかりと現場を見つめたい。
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by uuuzen | 2014-11-13 23:59 | ●駅前の変化 | Comments(0)


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