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●嵐山中ノ島復旧、その24(桂川左岸、松尾橋)
剌と阿呆を混ぜたような行動をするのが小さな男の子だ。自転車を鼻歌混じりに乗り回す小学1,2年生の男子が筆者の目の前で急に倒れ、体は地面にへばりついた。家内が入院中のことだ。



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自転車で筆者は病院から家に戻る途中で、午後4時15分頃だ。スーパーの手前200メートルほどのところで、後ろから小さな自転車が筆者の右側を追い抜いた。その道はほとんど自動車は走らないことをその子は知っているようで、筆者の5メートルほど前方をジグザグに走る。それだけでも危ないのに、歌いながらの機嫌よさだ。微笑ましい姿ではあるが、ジグザグ運転はよくない。筆者は追い抜こうにも邪魔になって仕方がない。その子が筆者を追い抜いて100メートルほど走った頃、筆者の目の前でこけた。筆者はブレーキをかけながらも自転車から下りなかった。その子はバツが悪そうな顔ですぐに起き上がったが、追い越しながら筆者はその子の顔を振り返り、「注意して走らなあかんよ」と言った。するとその子は殊勝にも「はい」と素直に返事した。なぜ倒れたのかわからない。そういうことがあるので注意して走らねばならない。その道は車が走るから、運が悪ければその子は轢かれていた。話は変わって、これは先週の話。家内が退院して数日経った頃、また以前のように自転車を連ねて松尾橋をわたり、ムーギョやトモイチに買い物に出かけた。その帰りのことだ。筆者は松尾橋の下流側の歩道を走った。前方100メートルにひとりの男性が同じ向きに歩いていた。自転車の筆者は追い着くのは早い。20メートルほどに接近すると、その男性は後ろを振り返って筆者が進んでいた右側に移動した。すると筆者は追い越そうと左側に移ったが、男性はまた筆者をちらりと見て左に移る。筆者は右に移動するとまた右というように、4,5回同じことが繰り返された。つまり、その男性は筆者を追い越させないのだ。そうこうしているうちに西詰めに筆者とその男性が到着した。そして男性は振り返って筆者に言った。「あのな。この歩道は自転車は走らってはあかんねん」「?」「この看板見てみ」「そんなん初めて見たわ」「前からあるわい。道路交通法が去年変わったんや」「そんなん、知らんがな」。その男性は道路を渡って今度は松尾橋の上流側の歩道を東に向かって歩き始めた。どうやら夕方の散歩らしい。筆者が看板に初めて気づいたのは本当だ。実際その看板は真新しい。それに筆者は松尾橋の歩道を自転車で走る時は必ず上流側を進む。その日はもう1軒のスーパーすなわち松尾橋の下流側の歩道の延長上にある、筆者はめったに行かないスーパーに家内が立ち寄ったため、下流側の歩道を走ったのだ。その男性は70歳くらいで、筆者は初めて見たが、松尾橋を毎夕散歩しながら、同じように歩道を自転車で走るのを見かけると相手をおちょくって追い越させないのだろう。確かにそれは法律的には正しいだろうが、松尾橋の歩道は自転車で走る人の方が多い。そして2台の自転車が擦れ違うことが出来るから、歩行者と自転車を乗る者の双方が注意すれば接触事故が起こらない。みんなそんなことのないように注意して走っている。前に書いたことがあるが、10年ほど前、筆者は松尾橋上流側歩道を自転車で走っていた時、目の前で老人男性が左から右へと急に移動した。筆者は急には左へと移動出来ず、老人との接触を避けるためのハンドルを右に切ったところ、案の定、車道上に倒れた。その時はちょうど車道は空いていて、車に轢かれることはなかったが、ジャケットの袖をコンクリートで強く擦り、また腕も多少傷を負った。それでも老人は背後で何が起こったのか知らない。何事もなかったかのように信号をわたって行った。そのように、松尾橋の歩道はきわめて狭く、自転車と歩行車の接触事故が起きかねない。それで自転車を自動車と同じとみなし、車道を走らせることになった。
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 ところが、松尾橋の車道を自転車で走るのは恐い、歩道際に20センチか30センチの隙間がある。そこを走れというのだが、ハンドルのちょっとした操作で白線を車道側に出てしまう。その理由としてはふたつある。ひとつは道に凹凸が少なくない。最近舗装し直されたのでましだが、以前はまったくひどい状態で、自転車で老人が走ると車道に割り込んでしまうことが多かったはずだ。それでも問題はないが、バスやトラックが走る。それに混じってよろよろと自転車で走るのは死と接触している気分だ。もうひとつの理由は雨水を流し込む排水口に泥がたまってそこに雑草が高さ50センチほどに密集し、しかも自転車が走る2,30センチの幅をふさいでいる。その雑草を押し分けながら自転車は走らねばならない。そんな馬鹿は話があるか。それでもし老人が車に轢かれて死ねば誰が責任を取るのか。松尾橋の歩道は筆者が見る限り、人や自転車が通っていない時間の方がはるかに長い。そんな状態であれば自転車が走ってもいいではないか。それでもそれが法律で禁止となり、橋の西詰めには立て看板が出ている。だが、誰も歩いて自転車を引いてはいない。さて、今日はなぜこんなことを書くかと言えば、ついに去年の台風18号で被害を受けた桂川の右岸側の修復が始まった。そのことを知ったのは昨日だ。残念ながらカメラを持っていなかったので、今日撮りに行った。松尾橋西詰めの上流側か下流側のどちらに重機の進入路を造るかということであったが、地元自治会との話し合いでついにそれが決まったらしく、そのための工事が昨日から始まった。上流側には公園があるが、その一部は使えなくなる。それよりもっと大きなことは、河川敷に重機が下りるための道は、これまで河川敷でバーベキューをするために押し寄せて来た若者たちが踏み固めた道で、重機がそこを整地して利用することは、来年3月まで、そしてそれ以降も当分はバーベキューが出来ない。それはそれでいいことだろう。バーベキューをいかにやめさせるかが、ここ5,6年のわが自治連合会の懸案となって来ている。それが一時的にせよ、出来なくなる。
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 今日は「その23」に載せた左岸の工事の様子を撮影し、そのまま自転車道路を走って松尾橋西詰めに至った。左岸の工事は少しだけ「その23」とは違っていて、2枚撮ったが、あまり差がないように見える。松尾橋西詰めの重機進入路は5,6枚撮り、満足行くものは松尾橋の上流側の歩道上から撮ったものだ。そこは定点撮影にはいいかもしれない。その写真を今日は4枚目に載せる。3枚目は橋に至る直前で撮った。黄緑色の柵の手前に滑り台が写っている。それは工事中も利用出来るが、すぐ際を10トン・トラックが頻繫に走るから、親子連れは気が気ではないだろう。とはいえ、柵の手前に母親が1,2歳の子を抱えて立ち、重機の動きを見せていた。走る電車に手を振らせるのと同じ格好だ。その親子の姿を写し込んだ写真は没にした。4枚目に写っているかと探すと、左右の写真のつなぎ目の少し右側、奥の深緑色の樹木の手前にしゃがみ込んでいるのが見える。筆者が3枚目を撮って4枚目の場所に移動する間に30メートルほど上流側に親子は移動したのだ。3枚目の写真はシャッター・チャンスを待った。どういうように写したかったかと言えば、トラックが橋を走って行く様子を収めたかった。先日書いたように、このトラックは松尾橋をわたらず、下流の上野橋かもうひとつ下流の五条通りに架かる橋をわたればいいと思うが、左岸の護岸工事のトラックも四条通りを東に向けて走っているので、それと合流するかのように、松尾橋をわたることになった。つまり、筆者が自転車でムーギョやトモイチに行く時、歩道ではなく、車道との間に挟まれた2,30センチのわずかな隙間を走る時、背後や前方にこの大型トラックが走ることがままあることになった。そうでなくても恐怖であったのに、もう自転車ではムーギョを往復しないのがいい。半年ほど前までは歩いていたから、またその頃に戻ると思えばよい。何でも癖のもので、自転車に乗り始めると、どこへ行くのもそれを使う。便利さに慣れると後戻りしにくい。溌剌と走る大型トラックの前で自転車は邪魔な存在だ。ザ・スミスの「THERE IS A LIGHT THAT NEVER GOES OUT」の歌詞とは違って、買い物の用事で自転車に乗っていて10トン・トラックに衝突されるのは、様にならない。ダンプに轢かれた後、運転手から、「注意して走らなあかんよ」と言われてももう遅い。かといって、松尾橋の歩道を歩きながら、後ろからやって来る自転車をおちょくって、道を塞いで通せんぼをすれば、「こらっ! おっさん、何やっとんねん! 前、邪魔したらあかんがな!」と怒鳴られる。まことに今日からは「恐怖の松尾橋」と形容するのがふさわしいようになった。
●嵐山中ノ島復旧、その24(桂川左岸、松尾橋)_d0053294_12313518.jpg

by uuuzen | 2014-11-12 23:59 | ●駅前の変化
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