●ムーンゴッタ・2014年10月
の徴に見えたような今夜の月蝕で、その写真を3枚目に載せる。月の一部が欠け、満月の光の強さは欠けた分だけ減るのかと思っていると、欠けは見えず、全体に暗いオレンジ色になった。右下が暗くなっているのでひょっとすれば少しは欠けているのかもしれない。



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3枚目の写真を撮ったのは8時過ぎだ。今日は午後5時15分にカメラを持って梅津に向かった。昨日の同時刻にムーギョに買い物に出かけてたくさん買ったので、今日はカメラだけを持った。昨夕は家を出て10分ほどのところにある畑で満月に出会った。不意のことで驚いた。それに空はまだ青く、めったにないシャッター・チャンスであったが、カメラを持っておらず、また満月に1日早かった。左端がほんの少し薄暗く、それはもう1日、つまり今夜になくなって真ん丸になるはずで、今日は昨日に続いて晴天は確実で、保険をかけるかのようにカメラを取りに引き返して撮影するまでもないと考えた。自転車に乗っていればまだしも、徒歩であれば往復20分はかかる。その間に日が暮れて青空は消えるかもしれない。それで今日は同じような時間に家を出て、また松尾橋手前の絶好の場所で満月を撮影しようとしたが、不思議なことに1日で月が同じ場所に昇る時間がかなり遅れる。松尾橋の手前で5分ほど立ち、またひょっとすれば橋向こうのビルが視界を遮っているのかと思って場所をあちこち移したが、やはり月が昇る時間はかなり遅れるようだ。西の空は夕焼けで、東の地平線もほんのりと桃色に染まっている。それにどうにかまだ青空が見えているから、そんな空に輝く見事な満月がぽっかりと浮かべば、珍しい満月の写真が撮影出来るのに、月の出は遅い。これならば昨日どうにかして撮っておけばよかったと多少悔いながら、松尾橋をわたってムーギョの前まで行くことにした。というのは、昨日ある場所を見つけた。そこからならばビルやアンテナなどに邪魔されず、青空を背景に昇ったばかりの満月のみを切り取って撮影することが出来る。これも不思議だが、松尾橋の手前の土手は標高がその辺りでは最も高いはずで、そこから満月が見えないのであれば、松尾橋東部はなおさらだろう。そう思って松尾橋の手前の土手で10数分粘った。ところが不思議なことに、松尾橋をわたり切る直前、ビルの陰に赤い満月の上半分が見えた。後はそれを見ながらムーギョへと歩いて行くだけだが、松尾橋付近の四条通りは蛇行しているから、月が見える方向は四条通りの北になったり南になったりする。しかもビルが多いので、その陰に入ることもある。時計を持って出なかったので時間がわからなかったが、ムーギョ前の絶好の撮影場所まで200メートルほどというところのとある店の内部に時計があって、5時40分を示していた。ムーギョの前、と言っても南側の工場の塀沿いが絶好の撮影場所で、そこに着くと予想どおりにまだ少しは青い空に見事な満月が水平線ぎりぎりに見えた。背伸びして1枚撮った。100メートル西のトモイチの前からもう1枚撮ろうとすると、電池切れで作動しない。それでムーギョの2階にあるダイソーに入って電池を買ったが、4本でいいのに6本入りが100円だ。たぶん品質がよくなく、すぐに寿命が尽きるのだろう。電池を入れ換えてムーギョの外に出ると、すでに夜で、トモイチ前まで行く気を失った。ムーギョの前は信号で、以前にも撮影したことがあるが、赤信号と青信号に挟まれた黄色い満月の写真を撮ることにした。そうして撮ったのが今日の最初だ。これを撮影している時、左側に突如「きれいですね」と60歳くらいの女性が筆者に声をかけてしばし立ち止まっていた。「ええ、今日は満月ですから」と答えながら、もう3,4枚撮ったが、帰宅して確認すると、1枚のみまともで、他はみな満月が大きくぶれていた。夜であるからシャッターの下りる速度が遅く、その間に筆者の手元がわずかに動く。
d0053294_22304586.jpg ムーギョの前からそのまま帰宅しようかと思ったが、久しぶりに従姉の家に行くことにした。電話ではたまに話しているが、家を訪れるのは3、4か月ぶりだ。家に向かうまでに梅の宮神社の塀際の道を歩く。その道は筆者が京都に出てひとり住まいを初めた時から毎日利用したし、また家内と所帯を持ってからも毎日歩いた。その道を歩きながら、家内と暮らした住宅前の道を右手に見るT字路に差しかかった。もうとっくの昔にその家はなくなったが、まだぽつぽつと昔を感じさせる家がある。歩きながら首をその道に向けた途端、空に満月が浮かんでいた。それで立ち止まって撮ったのが2枚目の写真だ。この写真と同じ光景を30数年前の筆者や家内は何度か見たはずだ。満月も夜の町角も昔と変わらないのに、筆者や家内は老けた。従姉の家へ着くと、幸い夫婦は在宅中で、いつものように2階へ上がって談笑し始めた。話題はまずは家内の病気だ。今日は家内が一泊した病院に朝10時半に着いた。9時少し過ぎに病室から電話があって迎えに来てほしいと言われた。昨日と同じように1階の広い待合室に座っていると、家内は11時頃にやって来た。それでふたりで迷路のような病棟を歩き、エレベーターに乗って目指す病室にたどり着いたが、筆者ひとりならば探し当てられないだろう。病室はとても広い個室で、一泊3万5000円だ。それに検査代を加えると8万円近い。健康保険があってこれであるから、保険がなく貧しい人は病気になっても病院に行くなということだ。検査の結果は1週間ほど後に出るが、手術と入院となると、どれほどかかるのか見当がつかない。結核でないのは確実とのことだが、ではどういう病名か。ともかく、病室に入って30分ほどして料金を支払い、玄関に行こうとしたが、途中で迷子になって見た記憶がない場所に出た。家内は昨日から3度は歩いているのに、覚えられないほどややこしく病棟が建て増しされている。家内と自転車を連ねて帰途に着いたが、とてもいい天気だ。雨でなくてよかった。雨が降っていれば自転車で帰ることは出来ず、タクシーに乗ったが、何より天気が鬱陶しいのがいやで、検査の結果が大凶に出る気がしてしまう。では検査結果に吉があるかと言えば、その可能性は100パーセントなく、確実に家内の片肺に異常が見られる。つまり、完全に現段階では黄信号状態であり、大凶ではなく、凶で留まってほしいと願うしかない。従姉宅で2時間ほどしゃべった。晩御飯を食べていないので、もうそろそろ帰ると言うと、従姉の旦那さんが車で送ると言う。その言葉に甘えることにして玄関を出ると、空に3枚目の暗黒の満月が見えた。古代では月蝕は吉か凶かいずれの兆しと思われたのだろう。暗い満月はどう見ても吉ではない。車がわが家の前に着いた途端、従姉の旦那さんは筆者の家内を連れてどこかに食べに行こうと言った。ひとまず家に3人とも入り、家内に着替えさせて4人で出かけることにした。年に何度かそういうことがあるが、前述したように筆者が従姉宅を訪問するのは久しぶりで、4人で車に乗って食べに行くのは半年かそれ以上ぶりだ。いつまでそのようなことが繰り返されるかわからないが、10年先はもう無理に決まっている。5年も怪しいかもしれない。そう思うと、今さらながらに仲よく話し合いながら食事出来ることの幸福を噛みしめる。そして、気になっている人に手紙を書いたり会っておくなりしなければと思う。そんなことを考えるのは縁起でもないと言われそうだが、吉も凶もあるのが人生で、凶に過剰に反応しないようにするには普段から心身をすっきりとしておくのがよい。そうそう、電池を入れ替える前に絶好の場所で撮った1枚は写っていなかった。電池の力が足りなかったようだ。それは凶だが、幸いポケットに小銭入れが入っていて、その中に折りたたんだ1000円札が1枚あった。それで電池を買った。電池をセットすればカメラが作動するかと思っていたのに、入れ替える前と同じようになかなか動かない。ということは電池を入れ替える必要がなかったかもしれない。面倒なのでその確認はしていない。カメラも体と同じように老化している。
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by uuuzen | 2014-10-08 22:25 | ●新・嵐山だより(特別編) | Comments(0)


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