●嵐山駅前の変化、その344(桜の林、温泉)
はなかなか直らない。筆者の悪い癖は夜更かしだ。一昨日は地蔵盆のテント張りのため、朝6時に起きた。目覚まし時計に頼った。年一度の早起きなので仕方ないが、夜更かしが身に沁みついているので早起きは大の苦手だ。



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朝6時は世間では早起きとは言わないようで、また老人になると睡眠時間が短くなり、早朝に目覚めてしまうらしい。その点では筆者はまだ老人ではないようだ。朝6時に起きることを数か月前から気にしながら、結局その前夜にいつこより2時間ほど早い午前0時に寝ただけで、昨日はまたいつものように夜更かしし、目覚めたのは朝9時前だ。いや、9時を過ぎていたかもしれない。悪い癖という自覚がありながら改められないのは、本当に悪いと思っていないからだ。それで年一回の地蔵盆当日の朝は筆者にとっては世間の常識を知るうえではいいことだろう。確か去年は地蔵盆の前の夜はいつもどおり眠るのが遅く、睡眠4時間でテント張りに行った。それでも疲れを感じなかったのは神経が張っていたからだ。芸能人は睡眠2,3時間の売れっ子状態で2,3年を過ごすことがあるということをよく聞くが、彼らは売れっ子になったという興奮のため、短い睡眠でも苦にならないのだろう。一種の覚醒剤を服用した時と同じ状態になるのではないか。つまり、嬉しいことが持続するのだが、筆者にとって地蔵盆の準備は嬉しくはなく、むしろ苦痛だ。その一番の理由は早起きせねばならないことだ。他の自治会ではもう少し遅く準備を始めるところもある。だがわが自治会は大きなテントをふたつと、小さなテントを張り、しかも大きなテントは根太を組んでその上に立てる。この根太は本格的なもので、木造住宅に使うものとほとんど変わらない太さだ。12畳の広さがあって、根太の上に厚い合板を敷き詰め、その上に御座を二重に敷く。そうした作業に組長と各種役員の30名ほどが参加するが、出て来れない人もあるし、また高齢者が多い。それで年々大変な作業になって来ているが、今年は若手が多少手伝ってくれたので1時間ほどで終えることが出来た。子どもたちの行事の開始は9時半からで、それまでに準備を終えればいいから、本当は8時半に集合して初めても間に合う。それが2時間も早いのは、これまでの習慣だ。こういった習慣はなかなか改められない。一旦始まったことはそのまま何年も続いて行く。悪く言えば惰性だ。それを止めることはかなりの勇気とエネルギーが必要だ。今年は筆者は6時半の集合を1時間ほど遅らせてはどうかと会議で提案した。中には5時頃に来て作業をぼつぼつ始める人もいて、そうした人の好意を退けることは出来ないので、6時半がいいという古老の意見が通った。彼らにすれば6時半でも遅い。「風風の湯」で知り合った嵯峨の住民は、地蔵盆の準備は確か7時台か8時頃であった。それはいいとして、わが自治会が6時半というのは、「年に一回のことであるし」という意見もあった。つまり、筆者のように夜更かしする人間に対してやんわりとたしなめているのだ。また筆者としてそう言われると「それもそうか」と反論しないから、結局何事もなかったかのように6時半に集合と決まった。今後もそれが続くだろう。それが改められるのは、自治会の役員に若手がもっと入って来た時だ。人が代われば考えも変わる。ただし、がらりと全員が新人に若返ることはあり得ないから、古老の意見は伝達されて行く。これが一旦決められたことが改まりにくいことの理由だ。
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 それを悪弊と言えば異論がある。早起きは三文の得と言われるように、6時半に集合し、早い目に準備を終えておくのは気持ちがよい。ぎりぎりまで慌ただしくするのは無様だ。何か事があった場合、それでは間に合わなくなる。それでも筆者は早起きはやはり苦手で、一昨日はかなり神経を張り詰めていたので目覚まし時計で目を覚ますことが出来たし、6時20分には現場に行くことが出来た。それが昨日のように早起きする必要がないとなると、また元の木阿弥だ。ところで、昨日は後片づけを午後4時にする予定が、大変な雨によってテントはそのままになった。それを今日の午後2時に畳んだが、天気予報とは違って午後は雨が降らなかった。ならば陽射しが強くなった頃までテントを干しておくべきであったが、雨が降らなかったからいいようなものの、昨日のようにいつ大雨が来るかわからない空模様で、ひやひやしながらそそくさと畳んだ。テントは法輪寺の境内に張っているから、地蔵盆の2日間を越えてそのままにするのは気が引ける。今日もし午後2時頃に雨が降れば、畳むのは明日になったし、明日も降れば明後日と、切りがない。テントは半乾きで畳んで倉庫に入れると黴が生えて劣化が激しくなる。それで炎天下に最低数時間は干すべきだが、昨夜は遅くにまた雨がたくさん降って、それから12時間ほど後に畳んだから、まだ半乾きであった。それでも仕方がない。また昨日なら30名近い人がいるので片づけは速かったが、今日は平日で、筆者を含めて6名しか集まらなかった。いちおう午後4時に集合と昨日は決めたが、朝10時頃に電話があり、午前中に片づけられるものは片づけようということになった。テントはより長く干す方がいいので、午後2時に再集合ということにしたが、筆者は今日は地元小学校で年1回開催される市民健康診断に行くつもりをしていたので、午後2時半に地蔵さんの前に駆けつけた。するともう作業は全部終わっていた。2時前にテントを畳んだのだが、それから空が晴れて陽射しが強くなった。4時に畳んだ方がよかったが、先に書いたように、雨がいつ降るかわからない心配があった。4時に女性が5名ほど手伝いにやって来た。昨日は午後4時に手伝える人は来てほしいと言っておいたからだ。だが彼女たちの仕事は何も残っていなかった。昨日は4時に集合と決めたのであるから、今日は4時に集って作業を開始するのが筋というものだろう。4時前に雨が降り、テントが乾かない可能性があったが、その時は仕方がなく、さらに翌日にすればよい。筆者はそう考えていた。みんなで決めて事を運ぶとはそういうことだ。4時に集った人たちは自分たちの出番がなくてきょとんとしていたが、それは仲間外れにされた思いも混じる。だが、早めに作業を済まそうとした人たちに悪気はない。法輪寺に迷惑をかけたくないという思いが最優先され、わずかな人手でもさっさと作業を終えてしまいたいとの思いがある。そこには自治会の古い住民と、筆者のように新参者との考えの相違がある。古い住民としては結果がよければいいのであって、決めた事を最優先する必要はないと考える。今年の地蔵盆はそういったことに対して多少は古い住民は反省した。6時半に集合というのに、自治会の倉庫前に行けばもうすでに数人が作業を始めていて、ほとんど終わっている場合もある。それで手伝うにも手伝いにくい雰囲気が生まれていたりする。古い住民にすれば慣れた準備ではあるが、手伝いがなければ不満顔になるし、その空気は6時半にやって来た新参者に伝わる。「6時半と決めておきながら、もうその時は大半の準備が終わっているか、あるいは手出しがしにくい雰囲気がある」という声が、今年はようやく古い住民の一部に届き、6時半以前に作業を開始しはするが、例年よりゆっくり目を心がけたと聞いた。全員が新しい住民であれば、6時半に集合し、点呼を取り、会長が挨拶をして一斉に作業に取りかかるが、毎年点呼も挨拶もなしで、また指示する人もいない状態だ。筆者が会長をしていた頃、その指示役に回ったところ、古老から怒鳴られたことがある。仕事をせずに話ばかりしているという非難だ。だが、何をしていいかわからない人が毎年半分はいるから、指示役が必要なのだ。それに筆者は会長で、いかに古老でも筆者の言うことを聞いてもらいたい。それが嫌ならその人が会長になればいいが、その気はさらさないのだ。古い住民は手伝わせない雰囲気を作っておきながら、手伝わないと罵る。これが京都人の陰険なところで、これは江戸時代よりもっと昔から変わらない。悪い癖だ。
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 ま、思い出せば腹立たしくなるので、話題を変えると、昨日は4時に後片づけを始め、4時半頃にはそれを手伝った人たちをねぎらう意味でちょっとした懇親会をその場で開く予定でいた。それは初めてのことだ。去年までは地蔵盆が終わって10日後くらいに嵐山の料亭で会食をしていた。ひとり1000円負担で、そうなったのは10数年前のようだが、それ以前は無料であった。経費は自治会世帯から集めた会費を充て、30名ほど参加していたらしい。やり繰りが難しくなったので1000円だけ負担するようにしたが、すると現金なもので、参加者は20名以下に減った。しかも全員が古い住民だ。そのことに2,3年前に意見を述べた人があった。筆者が実施した無記名アンケートの答えにあった。自治会の役員は全員ボランティアであるはずで、年2回の料亭を使っての会食は全額を自己負担すべしとの意見だ。これを筆者は親しい古い住民に伝えた。そして古い住民の懇親会となっているそうした会食は年度末の総会のみとし、地蔵盆の後の足洗いはテントを張るなど、力仕事をしてくれた人を中心にねぎらうべきとした。その第1回目の試みが今年であったのに、昨日は午後にひどい雨が降り続き、テントの下にいることもままならなかった。テントを片づけたその場で飲み食いすることは全く無理で、また代わりの案を考えていなかったので、懇親会は実施しないことになった。今からでも例年どおりに料亭で1000円負担の形で会食をすることは出来るが、筆者はそうしたくない。古い習慣をせっかく改めようとしたのに、それでは逆戻りだ。それで前向きに考えることにし、10月中旬の学区民体育祭の1,2週間前に自治会住民なら誰でも参加出来る青空懇親会を嵐山公園で開くつもりでいる。幸いにも地蔵盆の足洗いのための費用は昨日使わずに済んだ。それを回せばよいし、足りない分は自治会の蓄えから補填する。だが、その体育祭の予行演習を兼ねた集まりも2,3年前から計画しながら今年初めてのことで、言い出した筆者が裏に回っていろいろと作業をせねばならない。もちろん筆者ひとりでは無理で、指示役だ。そして指示された人はよけいな手間がかかるから、筆者の考えにあまり乗り気でない。そこをうまく口説くのが筆者の役割で、今年はぜひともそれを実行し、多くの人を集めたい。そのための配布文書は去年書いておいた。それを先ほど引っ張り出して今年用に改めたが、まずは自治会会員全員にアンケートを取る一方で筆者の考えを伝える。そのアンケートの結果があまり思わしいものでなくても、とにかく今年は実行するつもりでいる。最初から理想的な結果は得られないだろう。何年も続くことによってある程度成果が目に見えるようになる。だが、あまりの不評で今年限りになる可能性も大きい。そうなればなったで、来年はまた新たなことを計画すればよい。昔から続いていることを止めたり改めたりすることは難しい。初めてのことはなおさらで、また反感も買いかねない。
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 さて、今日の写真についてだ。5枚の写真はちょうど1年前、去年の今日撮った。「風風の湯」が完成し、去年8月25日は内覧会が行なわれた。2枚目の写真に家内が写っていて、もらったパンフレットを手にしている。今日は写真が1枚多いが、それは久しぶりに復活した定点観測の4枚目だ。同じ場所に立って撮ったのは「その285」以来だ。それからは工事現場周囲に塀が巡らされ、この4枚目の撮影場所に立つことが出来なかった。写真の両脇に立つ桜の木が工事中にどうなるかと案じていたが、さほど枝や幹は惨く切られないままであった。この4枚目は「風風の湯」の玄関脇で撮ったが、この写真を撮る日を心待ちにしていた。「風風の湯」の正式なオープンは去年9月1日で、今年は1周年記念として1日から5日まで、大人500円で利用出来るそうだ。そのことを昨日従姉の電話で知った。新聞に公告が出ていたそうだ。毎週金曜日は満60歳以上は500円で入れるが、来月1日から5日間は土、日曜日がうまく外れていて、「風風の湯」としてもさほど損にはならないだろう。夏は熱い湯に浸かる気がしないので、ここ1か月は「風風の湯」に行っていない。従姉夫婦は去年9月かかりに一度だけ入っただけで、今年は1年ぶりにまた入りたいそうだ。500円で温泉に入れるのは珍しい機会で、それを逃す手はないとのことだ。この1年、「風風の湯」は当初の思惑がそうとう外れたはずで、1周年記念の半額サービスによって少しでも利用客を増やしたいのが本音だろう。五山の送り火の16日に「風風の湯」の前を歩いたところ、背丈ほど伸びた雑草が目についた。玄関前の庭は雑草だらけと言ってよく、露店風呂の庭も同じだろう。庭師を雇う経費を節減するのはわかるが、パートで勤務している女性たちが毎日5分を雑草抜きに充てれば、見違えるほどに清潔感ただよう庭になる。何度も書くように、せっかくの嵐山の桜の林の中に出来た温泉が雑草だらけでは、見る人が見れば笑うか嘆く。目についた雑草を久しぶりに抜く筆者を家内は見て、そんなことはするなとうるさかった。実際そうで、不審者に見られるのが落ちだ。今日は郵便局の帰り、たぶん80歳近いと思うが、平安講社の役員Aさんに会った。2か月ほど前にAさんと「風風の湯」の前で会って挨拶をした。筆者は雑草を抜いている最中で、Aさんはてっきり「風風の湯」に勤務する人と思って玄関がどこなのかを訊ねたのだ。Aさんは筆者を知らないが、筆者は会長をしていた4年、毎年Aさんに平安講社への寄付金を持参した。いつも半ば下着姿の奥さんが出たが、その奥さんをAさんはつい最近失くしたと言った。そして筆者がAさんの名前を知っていることにAさんは感激し、「わたしのことを覚えてくれていてありがとう」と言った。今日会ったのはその時以来だ。そしてAさんは筆者のことをよく記憶したらしく、「風風の湯」で会ったことを口にした。筆者は従姉から聞いて知ったばかりの来月の1周年記念のサービス・デーのことを伝えた。それをAさんは知ってとても喜んだ。そして「風風の湯」に対する評価を口にした。「造りが今ひとつ高級感がないし、内部は設備が少し物足りないなあ」。それでも500円は安いから行くだろう。筆者は久しぶりに従姉夫婦と行くことにする。筆者と家内が「風風の湯」に行くようになってからは従姉夫婦は筆者らをスーパー銭湯に誘わなくなった。車に乗って遠方まで行かずとも、歩いて2分で「風風の湯」に着くからだ。筆者としては雑草が不満ではあるが、雑草抜きが癖にはならない。
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by uuuzen | 2014-08-25 23:59 | ●駅前の変化 | Comments(0)


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