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●嵐山駅前の変化、その332(桜の林、温泉)
蕉の時代でも天災で死ぬ人は多かったはずだが、江戸時代に比べてはるかに文明が発達したというのに、台風や地震などの自然災害で命を落とす人がいる。台風8号は近畿にはほとんど風を吹かせず、雨量もさほどでもないまま去った。



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台風の中心からかえって遠い長野や東北で豪雨が降り、土石流で人が死んだ。自然の仕組みは複雑に出来ていて、時として予想がつかない。芭蕉は悲しい出来事の句を詠まなかったと思うが、俳句はそういうものなのだろう。短歌は少し違って悲しみの色合いが濃いものがある。「慟哭の濁流速し人も呑み」と今先ほどのTVニュースを思い出しながら不謹慎な一句ひねったが、これを警句として人々はよく留意してほしいと思う。川の水位が上昇すると必ずそれを見に行く人があり、そして必ずその濁流に飲み込まれて死ぬ人がある。恐いもの見たさはわかるが、命を失ってはおしまいだ。そう言う筆者も去年の台風18号では桂川の氾濫ぶりを間近に眺めに行った。今回の台風でも桂川の水位がかなり上昇すると思っていたが、さほどでもなさそうだ。9月半ばを過ぎるまで安心は出来ないが、桂川が溢れればわが家は2、3メートルは浸水するらしく、そうなれば1階に置いている物は全滅だ。そう考えると大切にしている物はみな3階に置くべきだが、物が溢れて足の踏み場がない状態だ。ま、このことは何度も書いているのに改善する気が起こらないのでこれ以上話題にしても面白くない。さて今日は去年7月11日に撮影した「風風の湯」の建築現場の写真を載せる。丸1年より1日早く投稿するのは明日も同じ7月11日に撮った写真を載せるからだが、いつものように本カテゴリーは自治会のことをもっぱら書く。前回は自治会の掲示板に被せるビニール・シートのことを書いた。今日は先日下書きをした文書を読み直し、プリンターで1枚刷った後、近所のコンビニで10枚ほど複写し、それを会計監査Fまで届けた。Fは文書配布係だ。今日の文書は自治会の四役、世話役、そして子ども会の役員に届けるもので、8月下旬の地蔵盆に向けての役割分担を決める会合の告知だ。地蔵盆の世話は各組の長、これが11名と、四役や世話役、それに各種役員の計20名ほどが当たる。30名もいれば充分と言えるが、何分高齢化していて、また女性が3分の2を占め、テントを張ったりするなどの力仕事に向かない。それで今年は去年にも増して小学生の子どもがいる家庭のお父さんに出て来てもらおうと考えている。だが強制は出来ないし、また土日が仕事の人もある。それにこれは簡単なようで厄介な問題として、誰がいつどのような形でそうした父親に願い出るかだ。当然会長がふさわしいが、文書を書いているのは筆者で、結局筆者が引き受けねばならないだろう。それはいいのだが、どれほどの人から確約をもらえるかわからず、また予めもらっていても当日になるまで安心してはならない。数日前か前日になって用事が出来たと言って来る人が絶対にある。またそうした人がいなければ当日すっかり忘れて出て来なかったりする。1年に一度のことであるし、また子どもたちが楽しむお祭りであるので、その父親が30分ほど力仕事してくれて当然と筆者は思うが、前述のように強制は出来ない。それをするには自治会の規約を変える必要があり、また強制が多いと自治会を辞める人が出て来る。
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 地蔵盆をするには費用がかかる。それを自治会に所属する各世帯から均一2000円を徴収している。そうなったのは3年ほど前からで、それ以前は寄付に頼っていた。5000円してくれる人もあれば1000円という人もあって、それはそれで仕方ないとして来た。ところが寄付では集まりが次第に少なくなり、一定の資金を確保するには全世帯から徴収するしかなくなった。寄付にしろ、強制的に2000円徴収するにしろ、地蔵盆でおやつをもらう小学生以下の子どもがいる家庭は少ない。一時は自治会で3,4名という時期もあった。そうなると子どもひとり当たりに費やせる費用はかなり高額になって、数千円分のおやつを与えていた。今年は赤ちゃんも含めて30名ほどで、今までにない多数で、ひとり当たりのおやつ代は1500円ということに決めた。これは子どもがふたりいれば3000円分のおやつがもらえるから、2000円徴収されても得する。また子どもがいない家庭は2000円支払って何ももらえないでは不公平なので、2000円の代わりに500円相当の家庭用品を配ることにしている。となると、子どものいない家庭は1500円の寄付ということになる。また子どものいる家庭も500円分の品物はもらえるから、子どものいる若い世帯ほど得だ。筆者が嵐山に引っ越して来た頃は子どもがいる家庭はみな父親はテント張りをしたものだが、いつの間にか子どものいる父親が地蔵盆に出て来なくなった。母親は子どもの面倒を見る必要上、テント下にはやって来るが、それでも地蔵盆の準備などは手伝わない。これは今まで長年地蔵盆の準備や実施をして来た古い地元住民からすれば腑に落ちないことで、どうにか若い父親に出て来てもらって作業を手伝ってもらいたいという思いが年々強まっている。だが、古い地元住民はほとんど若い父親の顔も名前も知らない。つまり手伝ってもらうにもどうしていいかわからない。それで筆者は毎年2名選出される子ども会役員に声をかけた。この役員は当然小学生の子を抱えている。またその子が中学生になると子ども会役員を担当する義務がなくなり、一気に地蔵盆とは疎遠となる。そうなればもう自治会に所属していることもわからないほどで、年に一度も顔を合わさないことも珍しくない。子どもが中学、高校、大学、そして結婚という頃になってようやくその両親は気分的にも時間的にも余裕が出来、自治会の各種委員を引き受けてもらえることになる。それが今までのわが自治会であったが、筆者が会長になって新たな決まりを作った。前述したように会長以下四役や世話役、各種委員は全部で20数名必要で、2,3年前までは10年や20年同じ委員を務めて来た人がほとんどであった。つまり、古い地元住民がそうした役を引き受けていた。彼らにすれば自分たちが動かねば自治会が機能しないとの矜持があったろう。だが高齢化に伴って死ぬ人が当然増えて来るし、もう無理はことはしたくないと訴える人も出て来る。それで筆者が会長になった頃はほとんど誰も各種委員を引き受けてくれないことに直面した。だが、毎年必ず人を決めて自治連合会にその名前を報告し、登録してもらわねばならない。筆者が紆余曲折して決めたことは、各組の長は毎年順に各組内で決まる。1年交代であるのでめったなことには組長をしたくないと言う人はない。そこで、今年の組長全11名は来年度の何らかの各種委員を引き受けるという仕組みを作った。こうすると、組長の翌年は各種委員と、2年連続で自治会の行事に参加することになって、お互い顔を覚えるのにもよい。この仕組みはなかなか効果的と自負しているが、組長の翌年に各種委員を担当することがいやという人がいて、彼らは自治会から抜けた。そのほかにも事情があったが、結局10数軒が抜けた。
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 組長が翌年に各種委員を担当するだけならいいが、四役も空席が出れば組長の中から選ばねばならない。そういう仕組みとしたのだ。それで筆者は副会長をして2年目になっているが、来年は組長が回って来ることもあって、もう四役から抜けたいと思っている。会長も来年は新たに選ぶ年回りであるから、今年の組長には来年会長や副会長をせねばならない人がいることになる。そして今年の組長の顔ぶれはよく知っているから、筆者は漠然と誰が会長や副会長にふさわしいかを考えているが、ひょっとすると適当な人材がないかもしれない。規約で必ず今年の組長の中から来年の会長も選ぶということになってはいるが、規約が万能とは言えない。自治会がうまく機能するように臨機応変に考えた方がよい。規約は四役は自薦を認めているから、会長にふさわしい人を今のうちから筆者が目星をつけ、個人的に頼み込みに行くということも考えられるし、実際それが最も現実的だろう。だが、筆者が会長をしていた時のように、何から何まで会長が背負うではまず誰も引き受けない。それでまた筆者が副になって文書係をする羽目になりそうだが、そうなってはいつまで経っても会長に自覚が育たない。それはさておき、世話役を説明しておくと、これは古老が引き受けて来た。地蔵盆その他、自治会の行事で人手が必要な場合に進んで引き受けてくれる人たちだ。多い時は5,6人いたようだが、高齢化に伴って毎年ひとりずつ辞めて行き、そのたびに筆者は適当な人材を見つけて頼み込み、引き受けてもらっている。そして今年は4名確保したが、地蔵盆に参加出来るのはひとりのみで、他は用事があって手伝えないと言って来ている。このように、世話役は有名無実のものとなっていて、もう必要ないかと思っている。さて、地蔵盆が終わって2週間ほど後に、毎年足洗いとして組長、各種委員、四役、子ども会委員、世話役を対象に、嵐山の料亭で食事会を去年までして来た。それをついに今年は廃止し、別の行事をする予定でいる。料亭での食事会は1000円を自己負担するが、そのほかの金額は自治会から出していた。それは地蔵盆で集まった寄付金で、ちょうどうまい具合にその食事会の費用も出せるほどに毎年寄付金が集まった。それは一律2000円を徴収するようになってからも同じで、食事会の費用を予め考えて地蔵盆の諸経費を決めていたところもある。足洗いの食事会に参加する人は毎年20数名で、しかもほとんど同じ顔ぶれであった。そういう人たちがみな地蔵盆で積極的に仕事をしてくれるならいいが、そうでもなかった。力仕事を手伝ってくれる若い男性は組長や各種委員ではなく、せっかく大いに頑張ってくれたそういう人が食事会に招かれないでは不公平ではないかという意見が出て来た。それで今年は料亭で食事会をせず、地蔵盆の後片づけが終わったその場でビールやおつまみを提供して、後片づけをしてくれた人たちだけで楽しむことにした。それにはまだいろいろと決めることがある。アイデアの提供から何事も始まるが、それを実行に移すのが大変だ。それは人が動くことであり、その役目を負う者を決める必要がある。それはともかく、地蔵盆は2日間実施され、2日目の夕方4時過ぎからその飲み会を始め、1時間ほどで終えるつもりいて、その際、筆者は若い父親に積極的に話しかけ、秋の体育祭への参加を求める必要がある。若手と筆者のような世代がよく顔合わせをすることで、これからの自治会運営を円滑にして行きたいと考えているが、それにはまだ年月がかかるはずで、当分副会長をやめることは出来ない気がしている。それはほとんど仕方なしだが、いやいやながらという雰囲気を漂わせると逆効果になるから、ピエロになる必要もある。今日まとめてFに持参した文書は、地蔵盆に際してまだ決めていない役回りなどを相談するための会合の案内で、挙げた9項目それぞれに役割を決める。
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by uuuzen | 2014-07-10 23:59 | ●駅前の変化
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