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●嵐山駅前の変化、その316(桜の林、温泉)
めの印となるのかどうか、鳩にも同類を憐れむ心はあるだろう。一昨日梅田の横断歩道で鳩が仰向けに一羽死んでいた。車に轢かれて半ばぺしゃんこになっていた。よたよたと歩いて逃げ切れなかったのだ。



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鳩は人によく馴れるが、餌ほしさのために警戒心を失い過ぎる。それで轢死した仲間を目の当たりにして同じような行動はしないでおこうとするかと言えば、たぶん人間と同じで、わかってはいてもやめられない。それはさておき、わが家は猫や鳩の糞害に憤慨しているので餌を与えない。息子が幼ない頃は桜の林に散歩に出かけて食パンの耳を細かく切ったものを鳩に毎日のようにやっていた。2,30羽はやって来るが、その飛来の様子が楽しい。何日かすると筆者らの姿を覚えて、餌を取り出す前から飛んで来る。先日書いたように、最近息子の住まいから古い米を持って帰って来た。それをペットボトルに詰めて桜の林に持って行き、雀に与えることにした。だが、鳩と違って警戒心が強く、筆者から3メートルより少なくは近寄らない。鳩が足元すぐのところにまでやって来るのとは大違いだ。だが、阪急嵐山駅前でタクシーの運転手が雀に菓子のくずをやっている姿を何年か前に見たが、雀は手を伸ばせば届くところまで来ていた。その運転手は毎日決まった場所で同じ時間に同じ行為をするので、雀は学習し、また懐いたのだ。それでも鳩より警戒するように思う。せっかく米を持って行きながら、雀が近寄って来ず、仕方なしに鳩にやることにした。鳩に向かって米を放り投げると、鳩に当たった音がボソボソと鳴る。それが張りぼてに当たったような音で、あまり気持ちいいものではない。その音は鳩の胴体というより、羽に当たって生じるもので、そう言えば鳩の羽はよく落ちていて、それを触った時の感触からして、その集合体がボソボソと変な音を立てることは充分にわかる。鳩は米粒を全身に浴びても平気で、猛烈に嘴を白い粒めがけて突っつき回る。その的確さは驚くべきで、よくぞ砂粒と間違わないものだ。今日は鳩が2,30羽群がる外周に4,5羽の雀がやって来て、米のおこぼれをついばんでいた。それでその方向に米粒をたくさんばら撒いてやるが、雀はかえって驚いてどこかへ飛んでしまう。雀だけに与えることは無理なようだ。鳩は雀の何倍も大きな体をしているから、餌の量もそれに比例するはずで、雀は鳩より少しの米を食べれば満足かもしれない。固い米粒は腹の中でふやけるだろうが、その様子を想像しながら、雀の胃袋の大きさもどれくらいかと思う。雀も人に慣れるとすれば、路上で轢死する鳩のような末路を迎えるものもあるだろう。雀が近寄って来ないのは、戒めをよく覚えているからで、人間は信用されていない。それほど今まで悪いことをして来たのかもしれない。鳩は日本では食べないが、雀は昔は人間が食用とした。伏見稲荷大社の参道には昔は雀の串焼きを売る店が何軒かあったが、今は鶉で代用していると聞いた。そう言えば先日のニュースに東北のどこかで烏を食べたところ、おいしかったというのがあった。烏は鳩より始末に悪いように思うが、捕獲してはならない鳥だろう。嵐山から松尾にかけてはおそらく1000羽ほどはいるはずで、食用にいいのであれば捕るのを許可してもいいではないか。烏がゴミを漁って路上をとんでもなくちらかす様子を見ると、数をもっと減らすべきと思う。
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 烏は昔はそんなに多くなかった。鳩が幾分少なくなり、烏は激増したはずだ。それに川鵜も出現し、桂川の鮎はその餌になっている。松尾橋には毎年細いロープが欄干から川岸のあちこちへと張り巡らされる。それが何のためかずっとわからなかった。白鷺が飛ぶのにそれではロープにぶつかって死んでしまうと思ったが、人間が戒めたいのは川鵜で、先日松尾橋を歩いていると、ロープのくくり箇所に「川鵜の飛来を妨げるためのものです』と書いた貼紙があった。もう何年になるか知らないが、初めて川鵜が鮎を食べ尽くしかねないことを知った。そうそう今日は鳩に米粒を与えていると、自治会のある夫婦と出会った。その夫が言うにはユリカモメを全く見かけなくなったとのことで、そう言えば鴨川には多少やって来るが、嵐山では見ない。その理由はユリカモメに訊いてみなければわからないが、ユリカモメにすれば人間に対して何らかの警告を発しているのかもしれない。だが人間はユリカモメがいなくなって川鵜が増えたことをさほどおかしいとは思わず、それより川鵜が鮎を食べ尽くしかねないことに苛立っている。つまり人間のつごうだ。鮎にすれば人間でも川鵜でも食べられることには変わりがない。それにしてもロープが張り巡らされて川鵜以外の鳥も迷惑だ。川鵜だけが視力が悪いというのでもないだろう。また川鵜にしてもロープにぶつかって羽を切るなどして墜落する姿を見るのはいやなものだ。轢死ではないが、同じような姿で死ぬ。ま、人間は残酷なことを考える。鳥が羽も持ったのは人間を信用しないからだろう。話が桂川のことになって来て、どうにか今日のカテゴリーにふさわしくなった。ここで断っておくと、今日の写真は本当は1週間前の15日に投稿すべきもので、そのことを昨夜知った。詳しく書くとややこしくなるので、簡単に済ますと、結局は筆者の迂闊、杜撰が原因で、写真を見落としていた。ちょうど1年前に撮った写真を載せることになってもう1年は経っているはずだが今日は例外だ。不細工なことで、今回を戒めとすればいいようなものだが、またいつか同じような失敗をするだろう。ともかく去年4月15日に撮影したもので、1年と1週間ぶりだ。桜はもう9割以上は花びらが見えない。
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 明日は本年度初めての渡月橋周辺の桂川流域の改修工事についての話し合いが天龍寺で開かれる。10ほど前にそのことを聞いた。わが自治会からはたぶん筆者ともう2,3人は参加すると思うが、その2,3人は自治会の住民ではあるが、別の所属団体として名を連ね、純粋に自治会からとなると筆者のみだ。国交省の役人がやって来るのかどうか知らないが、筆者がここ2,3週間でえらく気になるのは、せっかく浚渫した渡月橋下の土砂がまた上流から流れ来てすでに水面上に州浜を形成していることだ。1か月経たないのに水面から露出しているからには、1年経てば高さ数十センチにはなるはずで、全くイタチごっこが続く。それでもそうすればいいだけのことで、浚渫を放ったらかしにして、パラペットを建てるなど、何かを築くことに国交省は熱心だ。明日はきっとそのことが話題になるだろう。だが、4月に入って豪雨がなかったにもかかわらず、渡月橋下には流木も混じるから、よほど上流からいろんなものが流れてきやすくなっている。その原因のひとつとして、亀岡の保津川下りが始まる辺りの川幅をかなり広げたことが考えられる。その拡幅は京都市民はあまり関心がないだろうが、保津川下りに携わっている人たちは生活に直接関係する問題で、またわが自治会内に保津川下りの会社の事務所がある関係上、情報がもたらされる。川幅を広げたため、流れが早くなり、亀岡から嵐山まで船が運行する時間が20分ほど短くなったと聞いた。そうであるからには、小雨でも土砂は以前より多く下流に流れて行くだろう。そのために渡月橋の下に土砂が溜まりやすくなり、景観をぶち壊すとすれば、嵐山の景観問題は嵐山だけの問題ではなく、上流が大きな鍵を握っていることになる。それなのに国交省は亀岡は亀岡、嵐山は嵐山だけのことを思って会合で意見してくれればいいと言う。まるで国交省は川の流れを自然に逆らってどうにでも出来るかのような態度だ。それはどことなく原発と似ている。全く安心ですと言って日本各地に建設し、巨大地震でひとたまりもなかった。自然を侮るとどんな戒めがあるか、それをわかっているようでわかっていない。鳩と同じようなものだ。路上で轢死した仲間の死骸を鳩が見て、しばらくは恐いことだと思うだろうが、その死骸がすっかりなくなってしまうと、車の恐さを忘れる。人間はもっとひどいかもしれない。原発事故の悲惨さがまだ現前しているのに、経済が立ち回らないからと言いながら、また稼働させようとする。人間と言えば誤りで、日本と限るべきかもしれない。筆者のように60年以上も生きて来ると、人間の愚かさ、アホらしさがよく見える。それでも死ぬまでは人間であることをやめられないから、せいぜい他者の愚かさを自分への戒めと思うことにするが、60年も生きて来ると人間の愚かさが圧倒していやな味が唾液に混じって来る気がする。ペッペッ! で、明日は今日投稿しようと思っていた去年4月22日撮影の4枚の写真とともに、会合の様子を報告する。
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by uuuzen | 2014-04-22 22:59 | ●駅前の変化
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