●嵐山駅前の変化、その309(桜の林、温泉)
三」と変換されて笑ってしまった。「心臓発作」と書こうと思ったのに、「晋三発作」では公安から睨まれるではないか。心臓発作で去年夏にJ.J.ケイルが亡くなっていることを昨夜の投稿を終えてからネットで知った。



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ショックでこっちも発作が起きそうな気がした。一昨日レオン・ラッセルの曲を取り上げたが、1年ほど前か、J.J.ケイルの演奏にレオンがゲスト出演してハモンド・オルガンを弾いている1979年のスタジオ・ライヴを何度か楽しんだ。昨日は急にまたそれを思い出して、彼のほかの映像も含めて芋蔓式に聴き続けていると、英文のコメントに彼を偲ぶものがあった。早速WIKIPEDIAで調べると去年心臓発作で亡くなったことを知った。74か5で、平均的な寿命だろうが、死んだと知るとさびしい。聴けば聴くほど惚れるというのがケイルの演奏で、彼のような深い味わいを醸し出すミュージシャンをほかに知らない。話は変わるが、ケイルにどことなく似た顔をした知人がある。30数年のつき合いだ。筆者より一回り上の男性で、ここ数年は年賀状を交わす程度で、めったにわが家にも来られなくなった。それが先日京都市内で自作短歌を書にするグループ展があるとの案内が届いた。あいにく両日は松山行きで、作品を目にすることは出来なかった。そのことを詫びるはがきを出したところ、一昨日返事が届いた。また以前のようにわが家を訪れてほしいといったことを書いたが、リンパ腫瘍を発病し、抗癌剤投与のため、自宅を出られないとあった。ショックであった。枚方まで会いに行くべきかどうか。その気になればすぐだが、押しかけるのも具合が悪い気がする。「貴兄ハまだお若いですが何につけ健康が第一ですからどうか油断なくお過ごし下さい」と文中にあり、「健康に油断するな」とは本当に噛み締めねばならない言葉ではあるものの、油断していなくても病気になってしまうのが人間で、老いて来るとそれも自然かと思わないでもない。それでケイルが70半ばでさっと死んだのは、潔くてよかったような気もする。今ケイルの曲を取り上げたのはいつかと調べると、2年ほど前と思っていたのに、2006年5月であった。もうそんなに経ったのかと少々驚く。それに、てっきり「LEAN ON ME」という曲について書いたと思っていたのに違った。昨夜は「LEAN ON ME」のアルバム収録とは違う珍しい、5分ほどのヴァージョンをYOUTUBEでまた聴いたが、絶品とはこういう曲を言う。これほどに男の優しさが溢れた歌はない。それでまた枚方の知人を思い出すが、氏は筆者の作品を買ってくれるなど、いろいろと陰で応援してもらった。前にも書いたことがあるが、政治の話がお好きで、筆者では物足りない様子がよくわかり、それで話はもっぱら筆者の興味事が中心になる。そんなことなら筆者は毎日こうしてブログに書いているので、聞いてもらえる相手がいなくてもいいようなものだが、人との対話はそんな単純なものではない。先日ルース・アンダーウッドが40年前のザッパとの共演を思い出しながら、ザッパがいないさびしさを書いていることについて触れた。ザッパの音楽を聴くと、そこにザッパがいるようなものだが、それは実際の人物ではない。それで音楽を聴くとなおさら欠落感を覚える。会いたい人とは会える間に会っておくべきなのだ。
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 先ほどのTVによると今日京都の桜が満開になった。去年より3日遅いそうだ。ということは「その307」と「その308」で載せた去年3月30日の嵐山の桜は満開になったばかりであった。今日は渡月橋の近くまで行きながら、いわゆる名所嵐山の桜を見なかった。それでも桜は至るところにあるから、満開になったことはわかる。今日は前に書いたが、地元喫茶店で自治会住民が集まる日で、前回は欠席したので今日は行くことにした。ところが前回は誰も来ず、今日は筆者のみであった。5,6回目にしてもう飽きられたのかと思うと、何か方法を考える必要がある。だが、桜が満開の陽気で、みんなうきうきして散策するか、別の桜の名所に出かけるだろう。そのように喫茶店の主人に言っておいたが、桜の季節が終わっても人が集まらない可能性もなきにしもあらずだ。その喫茶店は普段は締めている。客がめったに入らないことと、メニューの材料を用意するのが大変であるかららしい。それで自治会住民が話し合えるように2週間に1日だけ開けてもらうことにした。今日は筆者だけが主人と四方山話をしていると、透明なドアから人が入って来た。お客さんが、中年夫婦だ。喫茶店の主人は「コーヒーしか出せませんけど」と言うと、それでもいいということで、筆者の近くにふたりは対面する格好で座った。話しかけると堺市の人で保津川下りを楽しんで来たと言う。それから小1時間ほど話に花が咲いた。どの会社に勤務しているかもわかり、そこからさらに話は筆者が得意とする美術の方面に進んだが、なかなか得難い内容が多かった。生々しい事柄と言えばよいか、本などには書かれていないことだ。相手も筆者がそれなりに詳しいことに意外であったかもしれない。その人は単身赴任の形で京都の錦市場のすぐ近くのマンションに10年ほど前から住んでいるので、京都は詳しいようだが、嵐山にはめったに来ないようで、おまけに嵐山の住民と話が出来たから、ちょっとしたよい思い出になったのではないか。お互い名乗らなかったので、二度と会うことはない。大人はそういう出会いはよくあるので、いちいちさびしがっているわけには行かない。そうそう、昨夜はJ.J.ケイルが死んだことに衝撃を受けたまま寝床に入った。最初に思ったのは、ビートルズの「ハロー・グッドバイ」だ。その曲を初めて聴いた時から筆者は子どもじみた題名であまり好きではなかった。それが昨夜は別の考え方もある気がした。人生は出会いと別れの連続であり、それは一言すれば「ハロー・グッドバイ」だ。当時のポール・マッカートニーがそこまで考えてその曲の歌詞を書いたかどうかはわからない。それはいいとして、「ハロー・グッドバイ」ではなく、「グッドバイ・ハロー」と行きたいものと昨夜は思った。
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 去って行く事や者を惜しむのではなく、新たにやって来る存在を期待し、歓迎すべきではないか。若い頃はそんなことをことさら気にしなくてもそうであり続けることが多い。ところが、還暦を過ぎると、身内や知り合い、あるいは好きな有名人が毎年世を去って行く。そのさびしさを筆者はすでに味わっている真っ最中だ。であるならば、若い頃と同じように「ハロー」と声をかけられる新しい事や者を招き入れるべきだ。ところがそれがなかなかうまく行かないというのもまた現実だろう。知らないうちに自分の孫世代の流行や文化に顔をしかめるようになる。そうでないと主張する人もあって、若者そっくりなファッションやヘア・スタイルをする老人もいるが、家内はそういう人物を見ると痛々しいと言う。年齢を重ねたのであればそれはそれでよく、若者と同じ格好をして若さを保っている気にならなくてもよいという考えだ。そこでまたJ.J.ケイルを思い出す。老いてからも、いやその方がかえって渋く見え、存在感がある。そういう大人になれるのは誰しもではない。また、なろうとしてなれるものでもないだろう。それはそうと、昨夜布団をかぶった時に「グッドバイ・ハロー」がいいと思いながらすぐに「グッドバイ・ハロー・グッドバイ」を思い浮かべた。若者のように過去をさっさと忘れ、新たな出会いを楽しむ「グッドバイ・ハロー」は何となく嘘っぽく思えたからで、そこに「グッドバイ」をつけ加えると、結局「ハロー・グッドバイ」と同じことになると思ったところで眠りに入った。それにしても「ハロー・グッドバイ」とは人生そのものを表現しているではないか。ハローと新しい出会いがあっても、死ぬ時はそれらすべてにグッドバイだ。グッドであればよいが、そうでない人も多く、「ハロー・バイバイ」がいい。これを「ハロー売買」と勘違いする人もいるだろうが、出会いが売り買い出来るなら人生は味気ない。買いたいと思っても出来ないのが、人との出会いだ。お金で女を買うことは出来るとしても、それは金で買える女を買うだけのことで、どの女でも金で自由にならない。そこを勘違いする成金がいる。今日筆者は二回続けて欠席するのは喫茶店の主人に悪いと思って出かけた。筆者ひとりであってもどうにか形がつく。義務感で出かけたが、意外にも客が入って来て話が弾んだ。それだけのことだが、筆者にすればネットや本では得られない情報が多々あって儲けものであった。そういうハローの経験は売買出来るものではない。もっとも、1時間後には別れたのでグッドバイの経験もあって、なるほど「ハロー・グッドバイ」かと感じ入る。さて、今日の写真はちょうど1年前の4月2日の撮影で、とっくにグッドバイした風景だが、こうして改めて写真を見ると、それなりに過去にハローを声をかけている気分になる。ところで、チリでの大地震による津波がもう2時間ほどすると日本に到達するらしく、「波浪グッドバイ」と大事にならねばいいが。
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by uuuzen | 2014-04-02 23:59 | ●駅前の変化 | Comments(0)


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